早稲田文学新人賞受賞作品のおすすめ人気比較ランキングトップ3です。各早稲田文学新人賞受賞作品のあらすじから特徴、価格までを徹底的にご紹介!みんなが選んだおすすめの早稲田文学新人賞受賞作品をあなたにお届けします。
おすすめの作品がいっぱい!早稲田文学新人賞とは!?
早稲田文学新人賞とは、1984年に創設された文学賞のことで、当時早稲田大学文芸科の教授であった平岡篤頼さんの尽力によって設立されました。早稲田文学会によって主催されています。
早稲田文学新人賞のおすすめ人気比較ランキング
3位:abさんご
~内容~
二つの書庫と巻き貝状の小べやのある「昭和」の家庭で育ったひとり児の運命。記憶の断片で織りなされた、夢のように美しい世界。第148回芥川賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 1320円 |
ジャンル | 文芸作品 |
出版社 | 文藝春秋 |
著者 | 黒田 夏子 |
ページ数 | 128ページ |

“一語一語からにおい立つ香気が一行一行に漂い、その連なりが各ページを魔的な美空間に仕上げて、ふと源氏物語が、ふと細雪が、雨月物語がモデラートカンタービレが去年マリエンバードが、浮かんでは隠れ、久しぶりに読書という美的快感にひたっています。これはかつて広隆寺の弥勒菩薩に向き合ったときの衝撃に匹敵する美的体験です。まさにアートとはこういうものであるはずです。
それは死と生をつなぐ精神生活の維持にとって欠くことのできない空気と水のようなもの。アートとは添加物てんこ盛りのスナック菓子ではないのです。味わいながら、読み終わってしまいたくない、このまま永遠にこの世界に留まることが出来るなら長生きするのも悪くない。
そろそろ70歳になる日本人ですが、物心ついてからこのかた日本人であることに幸せを感じたことは一度もありませんでした。人生の大半を外国暮らしに費やし、そこそこの英語とわずかながらのフランス語を解しますが、今この物語に出会い日本語を身につけていた幸運をしみじみとかみしめています。この‘abさんご’は日本美の襞の深さと曲線美を備えた日本語作品の稀有な傑作です。この作品を世に出していただいてありがとうございます。蓮見重彦氏の言葉通りです、人生をひとつ豊かにしてもらいました。
“amazon.co.jpより
2位:カサンペの母(ハポ)
~内容~
アイヌに育てられた和人の殺し屋・玄造は、残酷に、執拗にアイヌを虐げ、追い詰める。その真意は…?歴史は事実を伝えるが、心情は伝えない。消えてゆく村、死んでゆく人々、対峙するアイヌ、そして和人…。江戸時代の蝦夷地でその数を減らしていったアイヌの悲しみと怒りを緻密な設定で描いた長編小説。1991年、第7回早稲田文学新人賞に輝いた名作がついに単行本化!
(「BOOK」データベースより)
価格 | 1320円 |
ジャンル | 文芸作品 |
出版社 | 文芸社 |
著者 | 林 和太 |
ページ数 | 248ページ |

第7回早稲田文学新人賞受賞作品。表現力が恐ろしい。読み終えるまでゾクゾクし続けていた。
1位:贄のとき
~内容~
早稲田文学新人賞受賞作「贄のとき」ほか全八篇を収載。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 3080円 |
ジャンル | 短編集 |
出版社 | シングルカット社 |
著者 | 中野 睦夫 |
ページ数 | 528ページ |

“早稲田文学新人賞受賞作品です!予想を裏切る展開に度肝を抜かれました!あっという間に読み終えてしまいました。”amazon.co.jpより
早稲田文学新人賞以外のおすすめの作品賞は?
直木賞
直木賞は、大衆文学に贈られる賞で日本で有名な賞の一つと言えるでしょう。娯楽性の高い面白い本が受賞される傾向があります。娯楽性の高い小説や本当に面白い小説を読みたい方はこの賞の受賞作を手に取ってみると良いでしょう。

芥川賞
芥川賞は純文学を対象にした文学賞で、直木賞と並び日本で最も有名な賞といえるでしょう。
芸術性や文章の美しさなどが審査の対象になります。純文学が好きな方や小説に芸術性を求める方は芥川賞受賞作品を読むのをおすすめします。

江戸川乱歩賞
江戸川乱歩賞はミステリー小説や推理小説などを対象とした賞です。ミステリー好きな方や意外性を求める方におすすめです。また、受賞後のサポートがしっかりしているのもこの賞の特徴と言えるので、気に入った作品があったら、その作家さんの他の作品を取って見るのもいいでしょう。

本屋大賞
本屋さんの書店員だけが投票して選ばれる賞です。本屋さんが選ぶ作品ですので有名無名にかかわらず、本当に面白い小説が選ばれることが多いです。作品選びに失敗したくない方や作品世界に引き込まれたい方におすすめです。

星新一賞
SFなどの「理系文学」を対象にした賞です。星新一さんがショートショートの名手だったこともあり、短編やショートショートが対象になります。SF小説が好きな方はもちろんですが、短編で読みやすいので読書慣れしていない方や読書の時間があまり取れない方におすすめです。
日本SF大賞
日本SF大賞は、1980年に日本SF作家クラブが設立した文学賞です。SFジャンルの中で、プロの作家がプロの作品を選ぶ形式の賞では初めてで、小説以外にも漫画やノンフィクションなども受賞しているのが特徴です。

すばる文学賞
「すばる文学賞」とは集英社主催の純文学の公募新人文学賞で、エンターテメイト性を兼ね備えた作品が選ばれることが多いのが特徴です。芥川賞の候補にも挙がる文学賞でもあり、注目度の高い文学賞の一つと言えるでしょう。ストーリー重視の純文学を読みたい方におすすめの賞です。

山本周五郎賞
「山本周五郎賞」は三島由紀夫賞と同時に1988年に創設されました。昭和期に大衆文学や時代歴史小説で有名な山本周五郎にちなんで、目を見張るような物語性を有する小説に贈られる文学賞です。一般には「山本賞」や「山周賞」などと呼ばれています。

日本ファンタジーノベル大賞
日本ファンタジーノベル大賞は1989年に創設された、未発表の創作ファンタジー小説を対象とした、プロ・アマを問わない公募型の文学賞です。 日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品は、新潮社から刊行されるのが特徴で、受賞作の中にはアニメ化された作品もあります。

日本ホラー小説大賞
日本ホラー小説大賞とは、株式会社KADOKAWAと一般財団法人角川文化振興財団が主催していた日本の公募新人文学賞です。1994年から2018年まで続いた文学賞で、『同じ時代を生きている全ての読者と、恐怖を通して人間の闇と光を描こうとする才能豊かな書き手のために』をコンセプトとしているのが特徴です。

早稲田文学新人賞受賞作品のおすすめまとめ
ここまでおすすめの早稲田文学新人賞受賞作品やその他の文学賞を紹介してきましたがいかがでしたか。この記事がみなさんの小説選びの一助になっていれば幸いです。みなさんの読書生活がよりよいものになることを切に願っております。
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