小学館文庫小説賞受賞作品のおすすめ人気比較ランキングトップ10です。各小学館文庫小説賞受賞作品のあらすじや価格情報からクチコミやレビューまでを徹底的にランキング形式でご紹介!みんなが選んだおすすめの小学館文庫小説賞受賞作品をあなたにお届けします。
おすすめの作品がいっぱい!小学館文庫小説賞とは!?
小学館文庫小説賞とは2002年に小学館が設立した、長編小説を対象とする公募型の文学賞です。ジャンルは問わず、「ストーリー性豊かなエンタテイメント小説」に賞が贈られます。またプロもアマチュアも応募できるのも特徴です。
小学館文庫小説賞受賞作品のおすすめランキング
10位:秋の金魚
~内容~
激動の幕末から明治、日本の夜明けを切り開いた〈咸臨丸〉使節団に選ばれた二人の青年士官。時節に明と暗を分かつ二人のはざまに揺れる女心。 韮山代官江川太郎左衛門配下の俊鋭たちが、海に陸に日本の近代化をおしすすめる。そのエネルギーに翻弄されながらも、男たちの碇となる時代の女を描く。第2回小学館文庫小説賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 483円 |
ジャンル | 時代小説 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 河治 和香 |
ページ数 | 318ページ |

“時代が明治に変わる頃のお話です。男女の愛の形は様々なんだなと考えさせられる一冊でした。今の日本があるために努力をした人々のこと、残酷で悲しい戦争のことをなどを背景に三人の男女の織り成す愛の形が描かれています。いろいろ考えさせられながらも涙した一冊です。本を読むときに私は心の中で自分が脚本家のようになって、それぞれの「役者」を考えながら読むのが好きです。今回の主人公は私の中では、「仲間 由紀恵さん」なのですが。”amazon.co.jpより
9位:薔薇とビスケット
~内容~
若い介護士・徹が体験するお盆の夜の奇跡
竜崎徹は25才の介護福祉士。都内にある特別養護老人ホーム『安養ホーム』に就職して5年目だ。恒例のお盆祭りの夜、危篤となった入所者の部屋で遺影用の写真を捜しているうちに時空を越えてしまう。昭和13年の新橋の芸者置屋『桜屋』に出現した徹。そこでは寝たきりの主人が喉を詰まらせて死にかけていたが徹は救命措置を施し、命を救う。右も左も分からぬ時代で、主人のお抱え世話人として住み込むことになった徹は美しい芸者など、さまざまな人々と出会うことになる。しかし徹はその中に、どこか見覚えのある人物がいることに気付いた・・・。平成と昭和、2つの時代を舞台に、波乱な人生が交差する。第13回小学館文庫小説賞授賞作品。発売前から各紙誌に取り上げられた61歳の新人作家が描く、読後感爽やかな作品。
(Amazonより)
価格 | 482円 |
ジャンル | 時代小説 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 桐衣 朝子 |
ページ数 | 224ページ |

“笑えて泣けて考えさせられて・・・
難しく考えず、エンタテインメントとして読めばいい本だと思います。
ありがちな設定だろうと、人物の描き方がステロタイプだろうと、
少なくとも私は素直に楽しんで読めました。
実は図書館で借りたのですが、手元に置きたいので改めて購入する予定です。
“amazon.co.jpより
8位:あなたへ
~内容~
富山の刑務所で作業技官として働く倉島英二。ある日、亡き妻から一通の手紙が届く。そこには遺骨を故郷の海に撤いてほしいと書かれており、長崎の郵便局留めでもう一通手紙があることを知る。手紙の受け取り期限は十二日間。妻の気持ちを知るため、自家製キャンピングカーで旅に出た倉島を待っていたのは。夫婦の愛と絆を綴った感涙の長編小説。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 439円 |
ジャンル | 文芸作品 |
出版社 | 幻冬舎 |
著者 | 森沢 明夫 |
ページ数 | 333ページ |

“ 正直、表紙を見たとき、読みたいとは思えなかった。あやうく積んどくだけの本の仲間入りになるとことだった。
読み始めてからも、登場人物紹介に、かなりのページ数がさかれており、読むのやめよかな。それでも我慢して読み進めてゆくうちに、おもしろくなり、最後まで一気に読み通していた。
亡き妻、洋子からの手紙が、じつに心に響く。 あなたと巡り会えて、穏やかに寄り添って暮らすことのできたこの人生を、心から喜ばしく思っています。
妻は俺みたいなつまらない男と結婚して、幸せだったのだろうか。そんな風に思っていた夫にとって、何よりもうれしい言葉だったはずだ。
表紙に騙されず、読んでよかった。虹の岬の喫茶店 以上の傑作だと思う。
“amazon.co.jpより
7位:ドランク チェンジ
~内容~
歌舞伎町の中心に「クリーンな歓楽街のニューシンボル」という触れ込みのタワーがそびえ、カジノリゾートの噂が立った。タワーのオーナーはパチンコが稼ぎ頭の在日コリアン企業。建設は着々と進み、警察は防犯カメラを街筋に張り巡らせた。その狭間で不正な管理社会を憂うカオスが産声を上げていた。最初に姿を消したのは、風俗を生業とする美女だった。失踪が相次ぎ、「ビッチ狩り」と巷で囁かれた。
キャバ嬢の頃に培った黒い人脈を活かし、新宿で解決屋をする冠木果子が愛犬パト・ラッシュと修羅場を駆けずり回る第一弾。ホストにはめられたナースのありがちな依頼に始まり、濃密な三角関係にある暴力団――コリアン企業――警視庁の思惑が渦巻くテロ事件に巻き込まれていく。誰が美女をさらい、ドランク・チェンジしたのか。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 777円 |
ジャンル | ミステリー小説 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 八坂 堂蓮 |
ページ数 | 179ページ |

“前に小学館文庫本大賞をお取りになった本がAmazonで読めると伺い購入しました。一気に読みたくなる臨場感とまるで自分が歌舞伎町の住人になった様な緻密な描写の中にいちいち入るネタと登場人物のあだ名に爆笑してしまいました。独特な文章を流れる様に読み進める事が出来たのは作者の経験が入っているからでしょうか?映画化されても楽しい作品だと思いました。”amazon.co.jpより
6位:テロリストが夢見た桜
~内容~
「博多発東京行きのぞみ16号を乗っ取りました」新幹線運行本部にかかってきた一本の電話。犯人は日本に勾留中のイラク人大物テロリストと来日中のパウエル米国務長官とのテレビ生討論を要求してきた。さらに大勢の人質の身代金としては少額の一〇〇万ドルを用意せよと。次々と講じてくる犯人の奇策に翻弄される警察。姿の見えない犯人に怯える乗員乗客。厳重警戒のなか、のぞみは刻一刻と“終着点”へと向かっていく。果たして犯人の目的は反米テロか金か、それとも…。テロリストが描いていた意外な「夢」とは―。第三回小学館文庫小説賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 126円 |
ジャンル | ミステリー小説 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 大石 直紀 |
ページ数 | 395ページ |

“この本を手にして、「新幹線を乗っ取ってどうなるの」との疑問が最初に湧いた。博多からでて、東京に着いたら折り返すのだろうか。犯人はどうやって降りるのだろうか。
それらは本書を読み進むうち、警察(および読者である私)の裏をかく数々の手段に拍手しながら、吹き飛んでいった。新幹線という馴染みのある舞台というのもわかりやすかった。次はどうなるのかと一気に読み進んだ秀作です。結末も皆、満ち足りたものとなっています。
“amazon.co.jpより
5位:パークチルドレン
~内容~
ひとりぼっちだった15歳の水香は、閉鎖された遊園地で仲間に出会い、初めての恋をした。そして突然、親友の千夏が事故死し、水香は千夏が妊娠していたことを知る。お腹の赤ちゃんを代わりに産んでほしい…!?水香は、千夏の最後の願いを叶える約束をするが―。大切な人を守るために、何ができるだろう?全編に「愛しさ」が満ちあふれる、期待の新人によるみずみずしい感動作。第八回小学館文庫小説賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 316円 |
ジャンル | 恋愛小説 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 石野 文香 |
ページ数 | 240ページ |

“引っ越した先に居場所のなさを感じていた主人公は入り込んだ閉鎖された遊園地で仲間と呼べる人たちと出会う。好きになった男の子が友人の彼かもしれないと悩んでいる時に悲劇が起こりー・・・
読みやすい文章でファンタジックな話が展開していき一気に読まされる。ライトノベルじゃものたりないけど文芸小説は敷居がたかいという人におすすめです。
“amazon.co.jpより
4位:ハガキ職人タカギ!
~内容~
広島県在住の高校二年生、高木正広は、筋金入りのラジオ番組のハガキ投稿オタク。今日もネタ帳とにらめっこ。クラスの女子は気味悪がって近寄ってこないが、そんなことは全く(全くでもないが)気にならない。厳選したネタを、深夜のラジオ番組に投稿することが高木の使命だから。学校では地味だが、ラジオの世界では名の知れたハガキ職人。全国のリスナーにその名を轟かす。ある日東京のハガキ職人ライブに出演することになった高木に人生の転機が訪れる。高木の運命は?社会学者・古市憲寿さんの解説も必見。第15回小学館文庫賞小説賞を受賞した青春小説。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 550円 |
ジャンル | 青春小説 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 風 カオル |
ページ数 | 202ページ |

“主人公が「あ〜、ラジオ聞いてそう」って感じで何ともリアル。青春時代に深夜ラジオ好きだった身としては何とも言えず共感してしまう作品でした。
ひたすらハガキ職人としての物語という軸にブレがなく、ゴリ押しの恋愛要素もなく(ほんのりありますが違和感が無い)、クスリとくる小ネタも多い。
青春小説ではありますがとにかく嫌味もクサみもなく、どんどん読んでしまう小説でした。
クライマックスの爽快感、読後のしみじみとした充実感、とても好きな作品です。
次作も出ている様なので、読みます。
“amazon.co.jpより
3位:恋の手本となりにけり
~内容~
江戸の花街・吉原の外に広がる田んぼで、ひとりの女が斬られて殺されていた。見つけたのは、昨夜その花魁・雛菊と話を交わしていた若き遠山金四郎だった。大田南畝、歌川国貞とともにその死の真相を探り始めた金四郎は、彼女がかねてから会う男たちに心中を持ちかけていたことを知る。社会派女性作家が、花魁の心の深奥に迫った時代ミステリー。「小学館文庫小説賞」第11回受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 3036円 |
ジャンル | 時代小説 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 永井 紗耶子 |
ページ数 | 206ページ |

“華やかな江戸を舞台にしたミステリー小説。実らぬ男女の心中までを描いた重たい恋愛譚、ではないです(笑)
若き遠山の金さんが粛々と一本のレールにのって犯人に迫っていく。・・・と思わせて、終盤、含蓄のある結末にもっていくあたりがこの作品の素晴らしいところ。
個人的には、「この町の絡繰り」という表現がいいな、と思った。文章が上手で読みやすいので、一気読みでした。おすすめです。
“amazon.co.jpより
2位:神様のカルテ
~内容~
この病院では、奇蹟が起きる。
栗原一止(いちと)は信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く、29歳の内科医である。ここでは常に医師が不足している。専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ。妻・ハルに献身的に支えられ、経験豊富な看護師と、変わり者だが優秀な外科医の友人と助け合いながら、日々の診療をなんとかこなしている。
そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。最先端の医療を学ぶこともできる。だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。悩む一止の背中を押してくれたのは、死を目前に控えた高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった。
第十回小学館文庫小説賞受賞作。2010年本屋大賞第2位。(Amazonより)
価格 | 682円 |
ジャンル | 文芸作品 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 夏川 草介 |
ページ数 | 256ページ |

“夏川草介先生が自分より17歳下の医師であり作家であることに驚愕を覚えた美しい小説。
私は二人の息子の母ですが息子にサンタさんからのプレゼントは本で小学生時代は通しました。
勿論、高学年は私の自己満足と無言で読んでは貰えませんでしたm(__)m
低学年は絵本で読み聞かせだった…しかし今成人した息子達に読ませたい!読んでこの当たり前の
尊い幸せな世界に浸り、迷った時の一に止まる思い出の本にして欲しい。何より、確かに
真冬に春の温かさを感じさせてくれる名作に間違い無い、全シリーズ丁寧に読み、宝物に致します。
映画も良いですが、原作は遥かに素晴らしい!!!感謝☆
“amazon.co.jpより
1位:ヒトリコ
~内容~
深作日都子は小学五年生の時、理不尽なことから熾烈ないじめの対象となった。その時から日都子は、誰にも心を閉ざし、「みんな」には加わらない「ヒトリコ」として生きていく決心をする。そんなヒトリコの心の支えは、ピアノとピアノを教えてくれる偏屈なキューばあちゃんだけだった。地元の高校の入学式。小五で転校した冬希の姿がそこにあった。毒親の母を棄て、父とともに戻ってきたのだった。冬希はまったく変わってしまった日都子の姿に驚く。そしてその原因が、自分が飼い、置いてきた金魚と知り…。大人気の青春小説、待望の文庫化。巻末に特別短編収録。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 715円 |
ジャンル | 青春小説 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 額賀 澪 |
ページ数 | 349ページ |

“小学校以来ずっと孤立した主人公がその状況をやり過ごしながら成長していく過程を、孤立させた側の友人達の視点を切り替えながら描いた作品です。読書後はどこか爽やかで、心地良い余韻が残りました。
自分が孤立した場合でも、周りに孤立した人がいても適切に対応出来るようにと、中学生になった息子へ買った本なんですが、職場の村社会に苦しんでいる私自身もこの本を読んで大変勇気づけられました。
“amazon.co.jpより
小学館文庫小説賞以外のおすすめの作品賞は?
直木賞
直木賞は、大衆文学に贈られる賞で日本で有名な賞の一つと言えるでしょう。娯楽性の高い面白い本が受賞される傾向があります。娯楽性の高い小説や本当に面白い小説を読みたい方はこの賞の受賞作を手に取ってみると良いでしょう。

芥川賞
芥川賞は純文学を対象にした文学賞で、直木賞と並び日本で最も有名な賞といえるでしょう。
芸術性や文章の美しさなどが審査の対象になります。純文学が好きな方や小説に芸術性を求める方は芥川賞受賞作品を読むのをおすすめします。

江戸川乱歩賞
江戸川乱歩賞はミステリー小説や推理小説などを対象とした賞です。ミステリー好きな方や意外性を求める方におすすめです。また、受賞後のサポートがしっかりしているのもこの賞の特徴と言えるので、気に入った作品があったら、その作家さんの他の作品を取って見るのもいいでしょう。

本屋大賞
本屋さんの書店員だけが投票して選ばれる賞です。本屋さんが選ぶ作品ですので有名無名にかかわらず、本当に面白い小説が選ばれることが多いです。作品選びに失敗したくない方や作品世界に引き込まれたい方におすすめです。

星新一賞
SFなどの「理系文学」を対象にした賞です。星新一さんがショートショートの名手だったこともあり、短編やショートショートが対象になります。SF小説が好きな方はもちろんですが、短編で読みやすいので読書慣れしていない方や読書の時間があまり取れない方におすすめです。

日本SF大賞
日本SF大賞は、1980年に日本SF作家クラブが設立した文学賞です。SFジャンルの中で、プロの作家がプロの作品を選ぶ形式の賞では初めてで、小説以外にも漫画やノンフィクションなども受賞しているのが特徴です。

すばる文学賞
「すばる文学賞」とは集英社主催の純文学の公募新人文学賞で、エンターテメイト性を兼ね備えた作品が選ばれることが多いのが特徴です。芥川賞の候補にも挙がる文学賞でもあり、注目度の高い文学賞の一つと言えるでしょう。ストーリー重視の純文学を読みたい方におすすめの賞です。

山本周五郎賞
「山本周五郎賞」は三島由紀夫賞と同時に1988年に創設されました。昭和期に大衆文学や時代歴史小説で有名な山本周五郎にちなんで、目を見張るような物語性を有する小説に贈られる文学賞です。一般には「山本賞」や「山周賞」などと呼ばれています。

日本ファンタジーノベル大賞
日本ファンタジーノベル大賞は1989年に創設された、未発表の創作ファンタジー小説を対象とした、プロ・アマを問わない公募型の文学賞です。 日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品は、新潮社から刊行されるのが特徴で、受賞作の中にはアニメ化された作品もあります。

日本ホラー小説大賞
日本ホラー小説大賞とは、株式会社KADOKAWAと一般財団法人角川文化振興財団が主催していた日本の公募新人文学賞です。1994年から2018年まで続いた文学賞で、『同じ時代を生きている全ての読者と、恐怖を通して人間の闇と光を描こうとする才能豊かな書き手のために』をコンセプトとしているのが特徴です。

小学館文庫小説賞のおすすめまとめ
ここまでおすすめの小学館文庫小説賞受賞作品やその他の文学賞を紹介してきましたがいかがでしたか。この記事がみなさんの小説選びの一助になっていれば幸いです。みなさんの読書生活がよりよいものになることを切に願っております。
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