佐伯泰英さんは時代小説作家として多くの読書家から注目を集めている有名作家です。
大人気シリーズ「居眠り磐音 江戸双紙」や、人気長編の「密命」シリーズなどを生み出しており、約20日程度というスピードで1冊を作り出すため「月間佐伯」とも呼ばれたほどです。
ここでは、そんな人気作品を多く手掛ける佐伯泰英さんのおすすめ作品やその選び方までをご紹介します。
おすすめの小説家佐伯泰英とは
今では時代小説作家として知られている佐伯泰英さんですが、1971年から1974年までスペインに滞在していたこともあり、スペインと闘牛を題材にしたノンフィクション作品や冒険作品、ミステリー作品を手掛けていました。
しかし、日本では馴染みのない異国の文化の作品であることなどから、なかなか部数が伸びず仕事が減った時期がありました。後に出版した『瑠璃の寺』が、発売1週間で重版がかかるほどの人気作品となります。以降は数々の時代小説を中心に発表していき、今では時代小説家としての名が浸透しています。
2023年最新の佐伯泰英の小説
『初詣で』
~内容~
文政11年暮れ。日本橋のほど近く、傘屋や下駄問屋が多く集まる町・照降町に「鼻緒屋」の娘・佳乃が出戻ってきた。佳乃は3年前、男と駆け落ちしていたのだ。
父は病に伏し、見習いとして浪人の八頭司周五郎を受け入れていた。
町の人びとの人情に触れ、佳乃は女職人として鼻緒挿げの腕を磨く決意をするが、そこへあの男が追ってくる――。(Amazonより)
価格 | 825円 |
ジャンル | 時代小説 |
著者 | 佐伯泰英 |
ページ数 | 325ページ |
佐伯泰英小説のおすすめ人気比較ランキング
20位:神君狩り: 夏目影二郎始末旅
~内容~
「最後の始末旅」から七年。穏やかな日常に戻った夏目影二郎の元へ、国定忠治の子分・蝮の幸助が現われた。久しぶりに上州の縄張りに戻った忠治が中気で倒れたという報せに、影二郎は幸助とともに再び上州へ向かう。もはや捕縛寸前ながら逃げまどう忠治、それを追う八州廻りや捕り方たち―。そして、最期の時が訪れる!感動を超えた最終巻。「狩り」シリーズ堂々完結。長編時代小説。文庫書下ろし。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 704円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 光文社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 350ページ |

“待っていた最終巻が出た!嬉しいような、これで終わるのかという寂しさが入り混じった複雑な心境です。今回は国定忠治の最後を影二郎がどう始末していくかが主題であり、お互いに分かり合った男と男の心情を見事に描き出している。
忠治の処刑シーンのラストで影二郎の緋色の合羽が宙を舞うシーンは圧巻であり、是非とも映画で見てみたいという欲望が湧いてきた。最近は時代劇のテレビや映画にしても、ホームドラマっぽいものとか、やけに暗いものが多くなっている。
黒澤映画のように気分が爽快になり、後味のいい映画が少なくなっている現状は時代劇ファンとしては何とも物足りない。この作品を映像化してくれる監督を待っている!本当に頼みますよ!
“amazon.co.jpより
19位:異郷のぞみし-空也十番勝負 青春編
~内容~
五島列島の野崎島を後にした坂崎空也は、帆船肥後丸で対馬に辿り着く。岬で高麗の国を望みながら、渋谷眉月に想いを馳せていた空也は、対馬藩の重臣に声をかけられる。島での武者修行を許された空也だったが、領内に停泊している高麗船への同行を求められ―。累計2000万部を突破した「居眠り磐音 江戸双紙」に続く新たな物語。激闘の四番勝負が始まる。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 713円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 双葉社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 336ページ |

“磐音のストーリーからの惰性読みです。初巻から通して磐音に比べて本当に数え18の少年が、ここまで自己を律して剣術修行に没頭出来るのか、もう少し周りに惑わされる部分があっても良いのではないかなぁと思います。余りに何につけてもスーパーマンでは人間的に面白味に欠けてしまうように読んでいくうちに段々と感じてきました。”amazon.co.jpより
18位:橘花の仇―鎌倉河岸捕物控
~内容~
江戸鎌倉河岸にある酒問屋の看板娘・しほ。ある日、武州浪人であり唯一の肉親である父が斬殺されるという事件が起きる。相手の御家人は特にお咎めなしとなった上、事件の原因となった橘の鉢を売り物に商売を始めると聞いたしほは、無念の思いを募らせるのだった…。しほを慕う政次、亮吉、彦四郎や、金座裏の岡っ引き宗五郎親分との人情味あふれる交流を通じて、江戸の町に繰り広げられる事件の数々を描く連作時代長篇。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 755円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 角川春樹事務所 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 437ページ |

“読み応えのある江戸市井物のシリーズを探していました。武士が主人公じゃないのを。居眠り磐音が好きだったので、同じ作者の江戸の町人の話という惹句に期待を込めて買い求めました。期待通り、江戸の町の風情をそこここに感じる事が出来ました。鎌倉河岸で町人として生きていこうと決めたしほの意地、金流しの十手を預かる宗五郎親分の命を懸けても不正を暴く誇り、むしろ武家よりも毅然とした在り様です。しほの幼なじみの三人もそれぞれの個性で光っています。シリーズを読み進める楽しみが出来ました。”amazon.co.jpより
17位:流離 吉原裏同心
~内容~
安永五年、豊後岡藩の馬廻役神守幹次郎は、納戸頭の妻汀女と逐電した。幼馴染みの二人は追っ手を避け、当てのない流浪の旅を続ける。やがて江戸に出た幹次郎は、吉原遊廓・四郎兵衛会所の名主に剣の腕を買われ、用心棒となった。ある日、彼は遊女が読んだ俳句から吉原炎上を企む無頼集団を突き止める。その裏には、心中事件に纏わる悲劇が!?長編時代小説の力作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 586円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 光文社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 310ページ |

“公儀隠密でなく、影の実力者の私的隠密という設定は時々登場する。隠密なので無名であってもそれなりに実力のある剣客である。
とにかく退屈させない。結末は、読者の予想どおりであっても、予想がはずれても、期待以上の読後感を味わえる。
他の主人公の作品にも共通しているのは、主人公がある意味で寡欲だから、読者も応援したくなるのかもしれない。
“amazon.co.jpより
16位:ピカソ青の時代の殺人
~内容~
東京競馬場の駐車場で一台のロールスロイスが炎上、その中から死に化粧を施された異様な男の死体が発見される。男は西洋骨董店「四匹の猫」のオーナー・阿澄林成。事件を追う府中署刑事・夏苅真左の前に現れたのは、若き日のピカソが描いたと思しき一枚の絵だった!スペインへ飛んだ夏苅は、ピカソの“青の時代”の秘話に触れ、事件の核心へと迫るのだが…。国際色豊かに描く、壮大なサスペンス・ミステリー長篇。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 3505円 |
ジャンル | ミステリー小説 |
出版社 | 角川春樹事務所 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 378ページ |

“ピカソとスペインの光と影を満喫する一編。スペインで、闘牛コミュニティに入ることを許された著者ならではのスパニッシュ・ソウルあふれる作品。これにくらべると某直木賞作家のスペインものは観光記のようにおもえる。なんでこの方のこういう作品が世に受け入れられないのかなぁ。”amazon.co.jpより
15位:剣と十字架-空也十番勝負 青春編
~内容~
人吉城下のタイ捨流丸目道場での修行を終えた坂崎空也は、仇討ちを企む薩摩の東郷示現流・酒匂兵衛入道一派の刺客から逃れるため、五島列島の福江島へと向かった。平和な島で剣術稽古に励んでいたが、そこにも刺客は忍び寄り、空也はさらに北へ、隠れ切支丹と異人剣士が潜む野崎島へと辿り着く。累計2000万部突破「居眠り磐音 江戸双紙」に続く新たな物語。試練の三番勝負が始まる!
(「BOOK」データベースより)
価格 | 713円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 双葉社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 336ページ |

“思わず購入しました。懐かしい地名がたくさん出てきます。内容も読み応えがあって面白い。
表紙の絵柄からまずふざけている返り血を浴びた宣教師が侍と戦っているというもの もうこれだけでツッコミが止まらないカバンから見えた表紙に、ママ友が食いついて爆笑していたので、彼女にもおすすめしておきました。
“amazon.co.jpより
14位:鉄砲狩り 決定版:夏目影二郎始末旅
~内容~
幕府の練兵場から演習の最中、鉄砲十挺と設計図が盗まれた。大目付の父・常磐秀信から命を受けた夏目影二郎が探索に乗り出すと、事件の背後には西洋嫌いの目付・鳥居耀蔵、はたまた盟友・国定忠治の影がちらつく。ようやく真相をつかみかけた影二郎に、悲劇が襲いかかる。ますます絶好調の「狩りシリーズ」決定版、意表を突く第八弾。巻末に佐伯泰英外伝を特別収録。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 704円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 光文社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 371ページ |

“このたびは、じんそくなご対応頂き、ありがとうございます。また、新作がでれば購入させていただきます。”amazon.co.jpより
13位:飛躍 交代寄合伊那衆異聞
~内容~
改修を終えたベンガル号を得て、東方交易は順風満帆に見えた。だが、新拠点横浜から悲報が。黄大人たちが襲撃されたという。攘夷派かそれとも幕閣の差し金か。横浜へ急ぐ座光寺藤之助は、一統を率いる者として、重大な決断を迫られる。幕末前夜を駆ける大スケールの冒険譚、ついに完結!
(「BOOK」データベースより)
価格 | 693円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 352ページ |

“佐伯泰英さんのファンになってから、次の巻が出るのを楽しみにしてきましたが、一つのシリーズが終るのはある意味悲しい。これからも元気に新しいシリーズを作っていってほしいと思います。”amazon.co.jpより
12位:密命―弦月三十二人斬り
~内容~
御家騒動から七年後。相良藩の江戸留守居役となった金杉惣三郎は、財政の建て直しに忙しく、我が子とゆっくり向き合う暇もない。そんな折り、藩の下屋敷が黒装束の一団に襲撃された!普請奉行・大岡忠相らとともに探索に乗り出した惣三郎は、やがて将軍家をおびやかす遠大な陰謀を突き止める。将軍宣下を控えた徳川吉宗にかかわる、驚愕の秘密とは…!?
(「BOOK」データベースより)
価格 | 3466円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 祥伝社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 456ページ |

“下町の人々の人情味あふれる様子が描かれています!”amazon.co.jpより
11位:密命 宣告 雪中行
~内容~
上覧剣術大試合開催を知るや、佐渡を出立して越後に修行の場を移した清之助は、長岡へ向かう途次、討手に追われる姉弟と出会う。彼女らは村上藩の内紛を報せる密書を父に託され、江戸に向かう道中だという。次々に押し寄せる刺客を迎え撃った清之助は、姉弟を江戸に送り届けるべく、策を巡らす。その春、江戸では惣三郎の驚くべき宣言が、一同を当惑させていた!
(「BOOK」データベースより)
価格 | 700円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 祥伝社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 338ページ |

“正統派の時代物です!困難を切り開く賢さと、潔い武士の生き様を感じられます。”amazon.co.jpより
10位:仇討-吉原裏同心
~内容~
年が明けた「御免色里」吉原で、客の懐中物や花魁の櫛笄が次々に盗まれた。悪童たちの仕業と、さっそく捕縛にあたった吉原裏同心・神守幹次郎だったが、その背後にさらに大きな勢力の影がちらつく。吉原に触手を伸ばす勢力に、幹次郎の剛剣がうなり、新必殺武器の小出刃が飛ぶ。そしてまた新たに、吉原を大藩との騒動に巻き込む問題が―。会心のシリーズ第十六弾。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 649円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 光文社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 311ページ |

“江戸の時代のきらびやかな吉原の表と裏と、訳あり剣豪のチャンバラが面白い、勧善懲悪の爽快ストーリーが楽しいです。別の世界にすぐ飛んでいけるので、気分転換にもってこいです。
“amazon.co.jpより
9位:惜櫟荘だより
~内容~
岩波茂雄が熱海に建てた近代数寄屋の名建築、惜櫟荘。縁あってその「番人」となった著者は、これを後世に残すべく完全修復を志す。作業が進むにつれその趣向に満ちた創造性が明らかに。解体・復元過程を興味深いエピソードを交えて綴る著者初のエッセイ。2014年「日本建築学会文化賞」受賞。現代文庫版には新たに「惜櫟荘だより番外編 芳名録余滴」を収める。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 1012円 |
ジャンル | エッセイ |
出版社 | 岩波書店 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 272ページ |

“著者は時代小説書きの超売れっ子で、月2回文庫本のベストセラーを出している。この佐伯泰英が熱海に仕事場を設けて書き物をしていると、下隣の立派な建物が壊されかけるというところから話が始まる。壊されたら見られないので「ちょっと見せていただけないか」と頼んで見せていただき、その建物の凄さに驚く。惜檪というわけだから檪の木があるのだろうが、その数寄屋建築の配置、相模湾や小島の風景の取り込み方など、吉田五十八と岩波茂雄の建築に対する情熱がうかがわれた。
そのことの証人がアンジェイ・ワイダのスケッチである。この本の91ページにあるが、スケッチの域を超えている。広重の「驟雨」の浮世絵を見るようだ。つまり彼は浮世絵を見ていたということの証でもあろう。ワイダが一泊してこの絵を残していったということが、「惜檪荘」を物語っている。我々世代の「灰とダイヤモンド」や「地下水道」に感激したものにとっては、この上ない傍証だ。
これは超主観的ドキュメンタリーだ。
この本を読んでいて特に感じることは、この著者の立ち位置が、建物の内と外、この建物に対する気持ちの立場=これを見つけて解体し再建築に取り掛かった自分と、元の主体であった岩波茂雄や吉田五十八の間を往復することである。さらにこの解体・再建をサポートしてくれる職人さんなどとの行き来も面白い。さらに、彼の今に至る以前の仕事・体験であるイタリアでの写真家としての仕事も語られていて、それもなんとなく惜檪荘の再建の仕事にかかわっているように思う。
とにかくこの本は、惜楽荘を出たり入ったり、ひとにたづねたり、昔の話をほじくったり、材質を見たり、縦横に立ちまわりながら「主観的」に書いている。ドキュメンタリーは客観的なものという勘違いをした本を見かけることがあるが、主観的でなくて本質に近づくことができるはずがない。久しぶりに主観的な気分で「思い込みの激しい」客観的な表現力のある本を読むことができて楽しかった。もうひと余録があった。というのは、60年餘前、私の郷里のかやぶきの家を、瓦屋根の家の改造した時の思い出だ。まだ二十歳にもなっていなかったので、棟木を載せるあたりに上って元気に手伝っていた。丁度そのとき、棟木が東西を間違えて上がってきた。
その時「それを担いで振り回せ」と言われてしまった。まだ棟木が載せられていないので、ぐらぐらするような合掌梁の上で、松丸太の棟木を担いで振り回す勇気がなかった。誰でも無理だろうと思って、下におろして振り返るものと思っていたら、30歳前ぐらいのあにきさんが上がってきて、少しサポートを受けながら見事に振り回して棟木に治めた。「さすがだ」と思った。昔の思い出だ。
“amazon.co.jpより
8位:暗殺 交代寄合伊那衆異聞
~内容~
雪の桜田門外。大老井伊直弼の駕篭が浪士団に急襲された。一部始終を目撃した藤之助の一の家臣光忠は、現場に気になる男を見つける。幕政を独裁した大老の死は、東方交易の行く手にどう関わるのか。藤之助と玲奈はインド洋で決戦に臨む。相手は英国も手を焼く海賊団!時代が動く第二十一巻。文庫書下ろし。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 316円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 352ページ |

“紛れもなく前半は光忠が主役で、いつもとは違い新鮮な感じでスイスイ読めた。改めて思ったのは、主に負けず劣らず光忠がスッゴくかっこよかった。光忠さん、かなりイケてますねー。それに加えて、後半で思いもよらぬ展開がきて、久しぶりに一日で一巻読み終えることができた。次の巻が早く読みたいと思わせてくれる内容だった。このシリーズ最低でも30巻ぐらいまでは続いて欲しいものです。”amazon.co.jpより
7位:御鑓拝借 酔いどれ小籐次
~内容~
豊後国森藩から奉公を解かれ、浪々の身となった赤目小籐次、四十九歳。彼には胸に秘する決意があった。旧主・久留島通嘉の受けた恥辱をすすぐこと。相手は大名四藩。備中次直二尺一寸三分を手に、小籐次独りの闘いが今、幕を開ける。時代小説ファンを驚喜させた小籐次シリーズが一層の鋭さを増し、“決定版”として帰ってきた!
(「BOOK」データベースより)
価格 | 792円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 文藝春秋 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 364ページ |

“文庫版は、字が余りにも小さくて、最後まで読むには、ビタミン剤を補給した眼との戦いでした❗文庫版は、すべて持っています。電子書籍版が出たなら全て買い換えます。この後は文庫版でお楽しみくださいなどと、たわけたことを言わないで、速やかに電子書籍版をお出しください。御願い申し上げますm(。≧Д≦。)m ちなみに小藤次は、わくわくする傑作です。”amazon.co.jpより
6位:沽券-吉原裏同心
~内容~
天明八年の正月早々、吉原の引手茶屋で沽券状を狙った事件が頻発した。廓の危難に奔走する吉原会所と神守幹次郎の前に、権利を売り姿を消した茶屋夫婦の刺殺体が!残る二人の娘の行方を追う幹次郎たちは、巨漢の武芸者を引き連れ、沽券状を買い集める黒幕の年寄りに辿り着く。吉原乗っ取りを策する真の狙いは何か?背後に田沼派の残党と老中首座の争いが…。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 628円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 光文社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 332ページ |

“吉原炎上で仮宅住まいをつづける見世に異変が生じた。吉原における営業権利書といえる沽券を手放す事が相次いだのだ。しかも、金を得たはずの売主は死体となって発見された。吉原乗っ取りを画策する今度の敵はなかなか姿を現さない。ご存知、痛快活劇「吉原裏同心シリーズ」の第10弾!
“amazon.co.jpより
5位:悲愁の剣
~内容~
長崎代官の季次家が抜け荷の罪を着せられ、とり潰しとなった。季次家を主家と仰ぎ、今は海外放浪の身にある南蛮絵師・通吏辰次郎は、報せを受けて帰国するが、当主・茂智、茂之父子や、茂之の妻であり辰次郎の初恋の人でもあった瑠璃は、何者かによって惨殺されていた。お家再興のため、そして季次家が陥れられた真相を探るため、茂之の遺児・茂嘉を伴って江戸へ向かう辰次郎。だが、江戸で待ち受けていたのは、迫りくる刺客と、さらなる試練だった―。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 540円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 角川春樹事務所 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 302ページ |

“いつも安心して買える作者の本だと思います。全シリーズ読破を目指しています。
“amazon.co.jpより
4位:異風者
~内容~
異風者―九州人吉では、妥協を許さぬ反骨の士をこう呼ぶ。人吉藩の下級武士・彦根源二郎は“異風”を貫き、剣ひとつで藩内に地位を築いていく。折しも藩は、守旧派と改革派の間に政争が生じていた。守旧派一掃のため江戸へ向かう御側用人・実吉作左ヱ門警護の任についた源二郎だったが、それは長い苦難の始まりでもあった…。幕末から維新を生き抜いた一人の武士の、執念に彩られた人生を描く書き下ろし時代長篇。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 2500円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 角川春樹事務所 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 301ページ |

“佐伯氏では珍しい(?)単発ものです。主人公、数馬源二郎は肥後(現熊本)人吉の下士にして愛州陰流という(国許ではお家芸だが田舎剣法)の達人。剣の技だけでなんとか封建社会の中で浮上しようというところ。物語は藩中のもめ事に端を発し、江戸藩邸まで重役の護衛の旅をするのだが、いざ国に戻ってみると一家斬殺、そのまま仇討ちの旅に出る。幕末から明治までの話しだが、なぜ源次郎が捨て駒にされなければならなかったのか。そこには「所詮身分の低い者」という封建社会の暗い身分差が、何百年も人の心に横たわっているという事情があるからだ。実際、敵討ちなんて面倒臭い事の筆頭だろう。どんなに高潔な志を持っていたとしても、下郎と呼ばれ、人生を他人に掻き回される不条理。当時の雰囲気は伝わってくる。しかし佐伯氏の真骨頂はやっぱりシリーズ物にあると思うのだ。ここしばらく御無沙汰の「鎌倉河岸シリーズ」がめちゃくちゃ読みたい!”amazon.co.jpより
3位:寒雷ノ坂─ 居眠り磐音江戸双紙2
~内容~
江戸深川六間堀、金兵衛長屋で浪々の日々を送る坂崎磐音。直心影流の達人だが、相も変わらぬ貧乏暮らし。仕事の口を求めて奔走する磐音に、暇乞いした豊後関前藩との予期せぬ関わりが生じて…。些事にこだわらず、春風駘蕩の如き好漢・磐音が江戸を覆う暗雲を斬り払う、著者渾身の痛快時代小説第二弾。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 713円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 双葉社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 365ページ |

“やっと購入出来ました。書店では新刊を見つけるのが難しいので、良かったです。
このシリーズは、欲しいものリストにまだ残っていますので、少しづつ購入していきます。
“amazon.co.jpより
2位:陽炎ノ辻 ─ 居眠り磐音江戸双紙
~内容~
直心影流の達人、坂崎磐音。藩内騒動がもとで自藩を離れ、江戸深川六間堀で浪々の日々を送る。ある日、磐音はふとした縁で両替商の用心棒を引き受けるが、幕府の屋台骨を揺るがす大陰謀に巻き込まれてしまう。些事にこだわらず春風のように穏やかな磐音が颯爽と悪を斬る、著者渾身の痛快時代小説。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 618円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 双葉社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 356ページ |

“現在32巻まで読みました。途中10巻代で中だるみした印象ですが、盛り返し、32巻までするする読めました。各巻ものすごく名作というわけではありませんが、よくぞ30冊以上も楽しめる本を書いたという感じです。
時代小説が好きで数多く読んでいますが、主人公の居眠り磐根は今までで最強の剣士です。決して負けません。かすり傷を負う事もほとんどありません。関前藩騒動にからむ磐根の悲運については江戸中、もしかしたら日本中の人が知ってるんじゃないか、というぐらい磐根が方々で話まくります。・・・・・・大衆小説っぽさ丸出しですがこれがおもしろい。現在40巻以上刊行されている為、読み始めたらしばらく本探ししなくても困りません。 おすすめです。あと、アマゾンで購入する時はまとめ買いで安くなるとこで買うとお得ですよ
“amazon.co.jpより
1位:声なき蝉-空也十番勝負
~内容~
直心影流の達人坂崎磐音の嫡子空也は十六歳で武者修行の旅に出た。向かったのは他国者を受け入れない“異国”薩摩。そこに待ち受けるのは精霊棲まう山嶺と、国境を支配する無法集団の外城衆徒。空也は名を捨て、己に無言の行を課して薩摩国境を目指す。出会い、試練、宿敵との戦い…若武者の成長を描いた著者渾身の青春時代小説が登場。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 713円 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
出版社 | 双葉社 |
著者 | 佐伯 泰英 |
ページ数 | 352ページ |

“今回のストーリーも息もつかせぬ展開、たとえ地図やイラストがなくても、構成、進捗に応じた風景や決闘シーンを想像して読み進むことができる。その時何故か同じ光景を頭の中で描いてる。落語を聞くときも、内容に応じて自然に情景が浮かんでくるのと同じですね。ところでこの上下巻、すでに3回目を読み進んでるが、そのたびに新鮮な味わい?感動が湧き上がる。歳重ね、目が見えなくなり活字が見えなくなるまで読み続けたいシリーズだ。ユーチュブで朗読が投稿されれば、文句なく病床でも聴き続けるだろう。最近は剣客商売が投稿されており時折拝聴してる。なおこの旧シリーズは全て、すでに3回読破しており、間もなく4回めに入る。50巻としても2年目にして150冊分読んだことになるか・・・ 単純な結末でも、何回読んでもその過程にワクワクドキドキ、展開を楽しませてくれる筆者の筆運びに、読み応えを何度も感じ相変わらずため息が出る。”amazon.co.jpより
佐伯泰英小説のおすすめの選び方
映像化されている作品を選ぶ
ドラマ化
佐伯泰英さんの小説で人気の作品はテレビドラマ化されています。「吉原裏同心」シリーズは、12回シリーズで2014年6月26日から9月18日までNHKの木曜時代劇で放送され、さらにNHKの2016年の正月時代劇枠で放送された作品です。
「密命」シリーズは、2008年にテレビ東京金曜時代劇枠で「密命 寒月霞斬り」としてドラマ化されました。映画作品にもなった「居眠り磐音」シリーズは、「陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜」として2007年~2017年にシリーズ化されたことでも有名です。

映画化
佐伯泰英さんの作品はその人気さと、時代小説の魅せる躍動感を活かすためにドラマ化されたものもあります。2019年に映像化された「居眠り磐音」は原作がシリーズだけでも本編51冊。
さらに外伝的作品も数冊あるという超人気作品です。また、松坂桃李さんと木村文乃さんが出演したことで話題を呼びました。
特に松坂桃李さんの演じる正統派時代劇ヒーローは時代小説に馴染みのない層まで取り込み、一気に作家としての認知を広げました。

ジャンルで選ぶ
歴史・時代小説
佐伯泰英さんの小説はほとんどが時代物とされており、ハイペースで執筆しさらにはシリーズものを多く手掛ける作家のため、時代小説の作品数はとても多いです。そんな作品数の多さが故に、作品のストーリーも多種多様で面白いものもたくさんあります。
歴史小説や時代小説を読んだことが無いという人でも、入り込みやすい作品も多いので、時代小説に興味がある人は佐伯泰英さんの作品をぜひ一度手に取ってみてください。

随筆
作家の多くが手掛ける、心に浮かんだ事や、見聞きした事などを筆にまかせて書いた随筆作品。佐伯泰英さんも作品として手掛けています。小説作品として世に出ている作品も世界観が形成されて面白いですが、随筆はより作家と近い目線で物語のストーリーを味わうことができるので作家のバックグラウンドを知るためにもおすすめです。
シリーズで選ぶ
居眠り磐音シリーズ
佐伯泰英さんは時代小説でもシリーズ作品を多く出されています。ほとんどが人気作品となっていますが、一番の売り上げを誇っているのが「居眠り磐音」シリーズです。「居眠り剣法」と呼ばれる剣法を使って主人公の佐々木磐音が大活躍していく作品です。
一作目は2002年4月に発売された「陽炎の辻」。それ以降、2016年1月に発売された「旅立ちの朝」まで、トータル51作品が発売されています。全部を読もうとすると時間を要しますが、時代小説が好きだという人は読み進めて欲しいシリーズです。
密命シリーズ
佐伯泰英さんの原点ともいわれているのが、この「密命」シリーズ。このシリーズから、佐伯泰英さんの作家人生が始まったと言っても過言ではありません。密命シリーズの前にも「瑠璃の寺」という時代小説を書いてはいたものの、初めての人気シリーズとなったのがこの密命シリーズです。
2018年に第66回菊池寛賞を受賞した当シリーズ作品は、「文庫書き下ろし時代小説」という新たなジャンルを確立させたと、出版界を沸かせた作品でもあります。そんな話題の密命シリーズは、佐伯泰英さんの作品を知る手始めにはとてもいいでしょう。
交代寄合伊那衆異聞シリーズ
講談社文庫より発行されている、交代寄合伊那衆異聞シリーズは全部で23巻にもなる長尺のシリーズ作品です。このシリーズが終わりを迎えるにあたり、多くの佐伯泰英ファンが悲しみに明け暮れたことでしょう…。
副題の「交代寄合」とは参勤交代を強いられる旗本三十四家を意味しています。(舞台となるのは、直参旗本座光寺家です)時代小説を壮大に描き、読む人を飽きさせないシリーズ作品で、佐伯泰英さんの世界にどっぷり浸かるもの楽しいです。
小説の長さで選ぶ
長編小説
長編小説は物語を長くじっくり楽しみたい人にはおすすめです。佐伯泰英さんの世界にどっぷりとハマりたい人は、じっくりと時間をかけて奥深くまで小説の世界に入り込める長編小説を手に取ってみましょう。
短編小説
まだ時代小説や読書事態に馴染みのない方は、短編小説がおすすめです。ちょっとした移動時間や休憩時間などの隙間時間で物語の世界を楽しめます。
短編ながらも、きちんとオチもついており起承転結が短編小説内でも完結しています。好きな時間に好きなだけ楽しめる短編小説は、読書初心者には特におすすめです。

佐伯泰英のおすすめまとめ
時代小説や歴史小説を中心に手掛ける佐伯泰英さんの作品ですが、それ以外のジャンルでも楽しめる作品はあります。ミステリー小説なども、佐伯泰英さんの世界観が如実に現れています。
時代小説を読み始めるには敷居が高い…という人は、ミステリー小説や随筆などから読み始めるといいかもしれません。おすすめの作品の選び方を参考に、お気に入りの作品を見つけてみてくださいね。
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