【2023年最新】日経小説大賞受賞作品のおすすめランキング5選

日経小説大賞,おすすめ 小説
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日経小説大賞受賞作品のおすすめ人気比較ランキングトップ5です。各日経小説大賞受賞作品のあらすじや価格情報からクチコミやレビューまでを徹底的にランキング形式でご紹介!みんなが選んだおすすめの日経小説大賞受賞作品をあなたにお届けします。

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おすすめの作品がいっぱい!日経小説大賞とは!? 

日経小説大賞,おすすめ

日経小説大賞とは日本経済新聞の創刊130年を記念して2006年に設けられた、日本経済新聞社と日経BPによって主催されている文学賞です。現在まで12回行われており、長編小説を対象とします。

2023年最新の日経小説大賞受賞作品

『利生の人 尊氏と正成』


~内容~

第12回日経小説大賞(選考委員:辻原登氏・高樹のぶ子氏・伊集院静氏)受賞!
鎌倉末期から南北朝時代へ移る混沌とした世の人間ドラマを、最新の研究成果を取り込みながら描き、まったく新しい足利尊氏、楠木正成、そして後醍醐天皇を造形。選考会では確かな歴史考察と文章の安定感、潔い作柄のまっすぐさが評価された期待の歴史小説の新鋭の登場だ。

「利生」とは衆生に神仏の利益をもたらすこと。上下の別なく、民が国を想う志を持ち寄って各々の本分を為せば、きっと日本は悟りの国になれる――幾度も苦難にあいながら、北条得宗の悪政から世を立て直すため鎌倉幕府を倒した後醍醐天皇。帝と志を同じくした楠木正成と、鎌倉幕府の重鎮でありながらその志に共鳴し倒幕へと寝返った足利尊氏。三人は同じ禅宗の同門だった。そして彼らが共有した志とは、仏や菩薩が人々に利益を与えることを意味する「利生」という言葉が表す世を実現すること。理想の世をかかげた建武の新政が始まったが、公家もそして武家も私利私欲がうごめく政治の腐敗は止めようがなく、尊氏と正成の運命は引き裂かれていく。

(Amazonより)

価格 1760円
ジャンル 時代小説
著者 天津 佳之
ページ数 328ページ

日経小説大賞受賞作品のおすすめランキング

5位:スコールの夜


~内容~

組織はきれいごとでは動かない。女性の出世は逆差別か? そして、仕事は自己実現たりえるか――日本社会「中枢」のダイナミズムを、第一線で活躍する女性を通して、懐深く細やかにからめ取るまったく新しい経済小説。

日本のエリート社会の典型であるメガバンク。女性総合職第一期生が、本店初の女性管理職に抜擢された。この「出世」が意味するところは? 日本のエリート社会で女性は男性と真に対等に闘っていけるのか――。昨今の「女性の時代」の闇にまで斬り込んだ特筆すべき作品。

(「BOOK」データベースより)

価格 980円
ジャンル 文芸作品
出版社 日本経済新聞出版
著者 芦崎 笙
ページ数 300ページ
口コミ
口コミ

“組織における人間関係と仕事の非情についてエリート女性銀行員のレンズを通してスリリングに描いている。無駄のない物語の運び方、リズムとテンポのある展開、飽きさせないプロット。論理的で客観的な表現でつづられた文章はとても気持ちがよい。久しぶりに面白い小説に出会うことができた。そして筆者は男性であるから、男性が考えるところの働く女性の心理と葛藤が器用に描けていると思う”amazon.co.jpより

4位:公方様のお通り抜け


~内容~

寛政四年夏。日本橋から二里西にある戸塚村の外村甚平は、近くの尾張徳川家・戸山下屋敷に御用聞きとして出入りする大百姓。屋敷は敷地面積十三万坪のうちほとんどが庭園。荒れているが、巨大な池に「箱根山」と呼ばれる山、神社仏閣まである。半年後に将軍・徳川家斉が御成になり、この庭を通り抜けるため、屋敷奉行は甚平に、将軍を喜ばせる仕掛けを考えてくれと持ちかける。不思議な滝、怪しい洞窟、お化け屋敷のような町屋。村人を束ね、悪戦苦闘の末、飄逸味あるアトラクションが次々とできあがり、さて、将軍の御成当日―第7回日経小説大賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

価格 1650円
ジャンル 時代小説
出版社 日本経済新聞出版
著者 西山 ガラシャ
ページ数 242ページ
口コミ
口コミ

“将軍を迎えるために、尾張徳川家が戸山にある屋敷を改造するストーリーなのですが、面白く一気に読んでしまいました。始めはお金目当てで仕事を引き受けた職人が将軍をおもてなししようと、のめり込んでいくところは引き込まれてしまいます。
以前、戸山には近くにある国際医療センターには何度も行ったのですが、箱根山のことは知りませんでした。気になってヤフーの航空写真を見たのですが、今では想像できませんでした。
将軍は市井で買い物をしたことが無いため、おもてなしのために、小田原宿を再現して買い物ごっこをして貰うのですが、それは、北京にある世界遺産の頤和園にある商店街を再現したことと同じ発想だと思いました。頤和園は清朝の夏の離宮です。そこも皇帝か西太后か忘れましたが、市井で買い物をしたことが無い人に買い物ごっこさせ楽しませるための商店街で、一般人向けではありません(今は誰でも入れますが)。西太后のころと比べると、100年も前にそんな発想があったことが新鮮でした。
amazon.co.jpより

3位:松林図屏風


~内容~

安土桃山の世、絢爛豪華な画風で信長に重用された永徳率いる狩野派全盛の時代に、独自の静かな画風で対抗し、遂に脅かすまでになった絵師・長谷川等伯と一門の盛衰を重厚な筆致で描く。謎多き巨匠の生涯に迫る第2回日経小説大賞受賞の傑作歴史長編。

(「BOOK」データベースより)

価格 1650円
ジャンル 時代小説
出版社 日本経済新聞出版
著者 萩 耿介
ページ数 365ページ
口コミ
口コミ

“ 飛ぶ鳥を落とす勢いと形容された狩野派に比べれば、まだ無名であった絵師が主人公である。絵師は堺の町で隠れキリシタンの商人から「この世ならざる」絵を書くことを求められた。「この世ならざる」情景を構想できずにいたところ、隠れキリシタンの男は零落し、飯屋の親父になっていた。絵師は彼と再会した際、西洋画を託される。それはキリストの死を描いた宗教画であった。
本作は、この奇妙な事件を通奏低音とし、絵師・長谷川等伯を中心とする幾人もの人物が交錯し、響き合い、あるいはときに弾き合いながら、結末に向かって突き進む。作中の人物たちが吐露する人間観や、世界観、宗教観の多くは共感できるものだし、登場人物の数だけ立体的な世界が形成されている。
個人的に感心したのは、権力と芸術をめぐる作家の眼差しである。かみ砕いていえば、この世にあらざる「高み」に達した絵が、秀吉たちのような俗物の飾り物となっていく不条理。萩はこの不条理を、等伯たちの気魄によってみごとに超越させた。この小説の隠されたテーマは、世俗の権力との闘いのように思えた。
amazon.co.jpより

2位:野いばら


~内容~

生麦事件直後の横浜で幕府の軍事情報探索の命を受けた英国軍人の手記。吹き荒れる攘夷の嵐の中、自らの本分を貫くしかない多くの名も無き人たちが生きていた。そして、軍人が秘かに想いを寄せた日本人女性と清楚な白い花。英国の田園地帯で、この手記を手にした男は…。第3回日経小説大賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

価格 1914円
ジャンル 時代小説
出版社 日本経済新聞出版
著者 梶村 啓二
ページ数 288ページ
口コミ
口コミ

“ 作者は新人でサラリーマンとのことですが、これほどの完璧な文体は久しぶりでした。読んでいて心が浄化される表現がところ狭しと散りばめられていて
眩しいほどの輝きあふれる文章でした。内容も「あぁいいなぁ」とため息をつく大人の恋愛小説でしばし時間を忘れるほどにのめり込んでしまいました。
amazon.co.jpより

1位:KAMIKAKUSHI 神隠し


~内容~

テロ対策を強化する空港の保安検査場。厳重管理の“密室”で、子供が消えた。誘拐か、超自然現象か。捜査当局は手詰まり、親は空港を訴える。そして、事件を追う記者が辿りついたのは…。米国特有の法制度を背景として、日米を舞台に、家族の喪失と再生を描くヒューマンミステリー。第4回日経小説大賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

価格 1650円
ジャンル ミステリー小説
出版社 日本経済新聞出版
著者 長野 慶太
ページ数 317ページ
口コミ
口コミ

“長野慶太氏は日経大賞に過去何回か最終選考に残っていたので、ずっと気になっていた。
昨年、三田文学新人賞を授賞されたと知り、勝手に今回の日経大賞は授賞されると確信していたら、本当だった。
氏は、ビジネス書から経済小説、HOW TO本と様々な分野での執筆活動を行っているが、
元銀行員の経歴を生かしてビジネス書等はお手のものだろうと思うが、小説もなかなか素晴らしい。
米国の作家による翻訳小説だと、訳に無理があり説明がくどくなる箇所が必ずあるので気楽に読み進むことが
できないが、【神隠し】は語り口のように言葉がすぅーっと頭に入ってくるので、読み始めたら飽くことなく
一気に読み終えてしまった。
選考委員の辻原登氏も空港内での描写は秀逸と評していたが、自分が登場人物になったと錯覚させられるほど
臨場感があって、私は好きだ。
【神隠し】はミステリーらしからぬ新しいミステリー小説であり、今までミステリーを好まなかった層にも
受け入れられる作品だ。
amazon.co.jpより

日経小説大賞以外のおすすめの作品賞は?

直木賞

直木賞は、大衆文学に贈られる賞で日本で有名な賞の一つと言えるでしょう。娯楽性の高い面白い本が受賞される傾向があります。娯楽性の高い小説や本当に面白い小説を読みたい方はこの賞の受賞作を手に取ってみると良いでしょう。

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芥川賞 

芥川賞は純文学を対象にした文学賞で、直木賞と並び日本で最も有名な賞といえるでしょう。

芸術性や文章の美しさなどが審査の対象になります。純文学が好きな方や小説に芸術性を求める方は芥川賞受賞作品を読むのをおすすめします。

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江戸川乱歩賞 

江戸川乱歩賞はミステリー小説や推理小説などを対象とした賞です。ミステリー好きな方や意外性を求める方におすすめです。また、受賞後のサポートがしっかりしているのもこの賞の特徴と言えるので、気に入った作品があったら、その作家さんの他の作品を取って見るのもいいでしょう。

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本屋大賞 

本屋さんの書店員だけが投票して選ばれる賞です。本屋さんが選ぶ作品ですので有名無名にかかわらず、本当に面白い小説が選ばれることが多いです。作品選びに失敗したくない方や作品世界に引き込まれたい方におすすめです。

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星新一賞 

SFなどの「理系文学」を対象にした賞です。星新一さんがショートショートの名手だったこともあり、短編やショートショートが対象になります。SF小説が好きな方はもちろんですが、短編で読みやすいので読書慣れしていない方や読書の時間があまり取れない方におすすめです。

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日本SF大賞

日本SF大賞は、1980年に日本SF作家クラブが設立した文学賞です。SFジャンルの中で、プロの作家がプロの作品を選ぶ形式の賞では初めてで、小説以外にも漫画やノンフィクションなども受賞しているのが特徴です。

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すばる文学賞

「すばる文学賞」とは集英社主催の純文学の公募新人文学賞で、エンターテメイト性を兼ね備えた作品が選ばれることが多いのが特徴です。芥川賞の候補にも挙がる文学賞でもあり、注目度の高い文学賞の一つと言えるでしょう。ストーリー重視の純文学を読みたい方におすすめの賞です。

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山本周五郎賞

「山本周五郎賞」は三島由紀夫賞と同時に1988年に創設されました。昭和期に大衆文学や時代歴史小説で有名な山本周五郎にちなんで、目を見張るような物語性を有する小説に贈られる文学賞です。一般には「山本賞」や「山周賞」などと呼ばれています。

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日本ファンタジーノベル大賞

日本ファンタジーノベル大賞は1989年に創設された、未発表の創作ファンタジー小説を対象とした、プロ・アマを問わない公募型の文学賞です。 日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品は、新潮社から刊行されるのが特徴で、受賞作の中にはアニメ化された作品もあります。

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日本ホラー小説大賞

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日本ホラー小説大賞とは、株式会社KADOKAWAと一般財団法人角川文化振興財団が主催していた日本の公募新人文学賞です。1994年から2018年まで続いた文学賞で、『同じ時代を生きている全ての読者と、恐怖を通して人間の闇と光を描こうとする才能豊かな書き手のために』をコンセプトとしているのが特徴です。

日経小説大賞のおすすめまとめ

日経小説大賞,おすすめ,まとめ

ここまでおすすめの日経小説大賞受賞作品やその他の文学賞を紹介してきましたがいかがでしたか。この記事がみなさんの小説選びの一助になっていれば幸いです。みなさんの読書生活がよりよいものになることを切に願っております。

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