『日本ホラー小説大賞』受賞作品のおすすめ人気比較ランキングトップ10です。各日本ホラー小説大賞受賞作品のあらすじから特徴、価格までを徹底的にご紹介!みんなが選んだおすすめの『日本ホラー小説大賞』受賞作品をあなたにお届けします。
おすすめの作品がいっぱい!日本ホラー小説大賞とは!?
『日本ホラー小説大賞』とは、株式会社KADOKAWAと一般財団法人角川文化振興財団が主催していた日本の公募新人文学賞です。1994年から2018年まで続いた文学賞で、『同じ時代を生きている全ての読者と、恐怖を通して人間の闇と光を描こうとする才能豊かな書き手のために』をコンセプトとしているのが特徴です。
2022年最新の日本ホラー小説大賞受賞作品
日本ホラー小説大賞:『祭火小夜の後悔』
~内容~
毎晩夢に現れ、少しずつ近づいてくる巨大な虫。この虫に憑かれ眠れなくなっていた男子高校生の浅井は、見知らぬ女子生徒の祭火から解決法を教えられる。幼い頃に「しげとら」と取引し、その取り立てに怯える糸川葵もまた、同級生の祭火に、ある言葉をかけられて――怪異に直面した人の前に現れ、そっと助言をくれる少女・祭火小夜。彼女の抱える誰にも言えない秘密とは? 新しい「怖さ」が鮮烈な、第25回日本ホラー小説大賞&読者賞ダブル受賞作。
(Amazonより)
価格 | 704円 |
受賞年度 | 2018年 |
著者 | 秋竹 サラダ |
ページ数 | 304ページ |
日本ホラー小説大賞のおすすめ人気比較ランキング
10位:死呪の島
~内容~
伊豆諸島の東端の須栄島。高校生の打保椰々子は島民たちからなぜか“呪われた美少女”として避けられていた。彼女はある日、「災いが来る」という不穏な預言を聞く。それを皮切りに島では謎の怪異が続発することに。客船の沈没、頭部の欠けた死体、老婦夫刺殺事件、人喰い鮫、海から這い出してくる大量の死者…。次々と死人が出る事態に恐れ慄く島民たち。そんななか、椰々子に好意を寄せる同級生の杜弥は、被害者すべてが彼女の関係者だと気づき…。立ちはだかる苛烈な運命を椰々子と杜弥は乗り越えることができるのか!?第21回日本ホラー小説大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 235円 |
ジャンル | ホラー小説 |
出版社 | KADOKAWA |
著者 | 雪富 千晶紀 |
ページ数 | 344ページ |

“一連の事件は呪いなのか?それとも人間による単なるトリックなのか?そう考えて読み進めていたらまさかの展開に嬉しくなりました。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、強いて言うならば異種格闘技戦と例えられるかな?とにかくとても楽しく恐い気持ちにひたれました!!私は読み進める手が止まらなくて、一日で読んでしまいました!!
“amazon.co.jpより
9位:姉飼
~内容~
さぞ、いい声で鳴くんだろうねぇ、君の姉は―。蚊吸豚による、村の繁栄を祝う脂祭りの夜。小学生の僕は縁日で、からだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら凶暴にうめき叫ぶ「姉」を見る。どうにかして、「姉」を手に入れたい…。僕は烈しい執着にとりつかれてゆく。「選考委員への挑戦か!?」と、選考会で物議を醸した日本ホラー小説大賞受賞作「姉飼」はじめ四篇を収録した、カルトホラーの怪作短篇集。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 1430円 |
ジャンル | ホラー小説 |
出版社 | 角川書店 |
著者 | 遠藤 徹 |
ページ数 | 172ページ |

“第10回日本ホラー小説大賞の大賞受賞作。完成度の高い不気味な小説だ。いきなり見せつけらる猥雑で不気味な世界は、不快であると同時に耽美的でもある。加虐的な物事への快楽と言う、潜在的な嫌な部分を綺麗な形で小説としてまとめあげている。
読了後の後味の悪さこそが、この小説の価値だと思う。映像でも画でも表現できない、言葉で紡ぎ上げられた不気味な空気はホラー小説としても小説としてもかなり高いレベルにある。2003年の短編小説ベスト10に確実に入る凄い作品だ。スプラッターや幽霊・霊、超常現象だけがホラーではない。こういう不気味さに触れる事がホラー小説の愉しみの一つである事を感じさせてくれる。
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8位:お初の繭
~内容~
家計を助けるため12歳で製糸工場に働きに出ることになった少女・お初。被傭期間は3年。期間中は会社の命令に逆らうことはできない。身体検査や全裸になっての虫干しから始まった奇妙な工女生活は、予想に反し快適だったが、それもつかの間、次第に逃れられない恐怖の惨劇に変貌してゆく…。煮繭の臭いでむせ返る製糸工場にうごめく淫靡な恐怖を描く、とてつもなく怖いお伽噺。選考委員をうならせたホラー小説大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 635円 |
ジャンル | ホラー小説 |
出版社 | 角川書店 |
著者 | 一路 晃司 |
ページ数 | 312ページ |

“素晴らしい作品。この作品には「現実感のある怖さ」を感じる。
ホラーとは何だろうか?人によっては幽霊や残虐な殺人かも知れないが、本当のホラーとは、人間の心や生の人間が暮らす現実社会にあるのではないだろうかと考えさせられた。
独特の世界観の構築と演出も素晴らしい。ミステリー小説的なドンデン返しを作品に期待するベタなホラーの愛好家は、ストーリーや文体がシンプルだと言うかも知れない。しかしこの作品は、蚕を煮る匂い、滴る汗、工場の湿気までも読者に想像させ、読者を「物語の世界」に引き込む従来のホラー小説にはない文学的要素も感じる。ストーリーを予期できたらいけないのか。逆にストーリーを予期できていても、物語の世界から読者を離さない何かが、この作品にはあるように思う。
ジャンルとして昔話の残酷物語的ホラーとでも言えるのかも知れないが、それを嫌味に出さない文体とストーリー構成には好感を持った。方言や工場の描写などを見ると、筆者の綿密な調査と緻密な作業を感じる。軽いノリのようで実は重厚、薄いようで実はソリッドな印象。これらが分かるリテラシーを持った読者は非常に楽しめる作品だと思う。この作品は『安藤三兄弟の、、、』や『紗央里ちゃんの、、、』といった猟奇的殺人や死体描写、幽霊物の「書き殴り的小説」で溢れる近年のホラーとは対極的な存在で、日本のホラーの新たなジャンルの誕生を感じさせる。
“amazon.co.jpより
7位:化身
~内容~
まさかこんなことになるとは思わなかった―。日常に厭き果てた男が南の島へと旅に出た。ジャングルで彼は池に落ち、出られなくなってしまう。耐え難い空腹感と闘いながら生き延びようとあがく彼の姿はやがて、少しずつ変化し始め…。孤独はここまで人を蝕むのか。圧倒的筆力で極限状態に陥った男の恐怖を描ききる。緻密な構成と端正な文章が高く評価された、第16回日本ホラー小説大賞大賞受賞作「化身」ほか2編を収録。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 649円 |
ジャンル | ホラー小説 |
出版社 | 角川書店 |
著者 | 宮ノ川 顕 |
ページ数 | 275ページ |

“第16回日本ホラー小説大賞受賞作品。
素晴らしいの一言に尽きる。一人の男が人ならざる者に変化していく過程を、こんなにも無理なく自然に表現できるなんて。同じ環境に置かれたら私も変化できるんじゃないかと思ってしまいそうになるほどだ。だからこそなんともいえない恐怖感が、読んでいる最中ずっと頭の中に留まっていた。主人公の男がおかれている状況にそんなに絶望しないで恐怖しないで順応していく。だからこその恐怖。よくある小説なら、主人公の男の絶望に読者を共感させる形で恐怖を与えるのに、この小説は全く逆だ。
“amazon.co.jpより
6位:パラサイト・イヴ
~内容~
事故で亡くなった愛妻の肝細胞を密かに培養する生化学者・利明。Eve 1と名付けられたその細胞は、恐るべき未知の生命体へと変貌し、利明を求めて暴走をはじめる―。空前絶後の着想と圧倒的迫力に満ちた描写で、読書界を席巻したバイオ・ホラー小説の傑作。新装版刊行に際して、発表時に研究者でもあった著者から、科学者あるいは小説家を志す人達に贈る、熱いロングメッセージを収録。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 880円 |
ジャンル | ホラー小説 |
出版社 | 新潮文庫 |
著者 | 瀬名 秀明 |
ページ数 | 560ページ |

“「利己的な遺伝子による細胞内戦争」を、その道の研究者が書き下ろした良質のサイエンス・フィクション。前半部に稚拙な文章が散見され、筋も『Xファイル』的な既視感が、なくもない。しかし、クライマックスへの加速感が些細な欠点を凌駕し、専門分野をベースにした独自の着眼点とアイディアが光っている。
機器などの専門用語も、分からないなりに「多分、こんな感じだろう」と適当に読み進めば、大きな邪魔にならなかった。むしろ冗長な説明がなかった分、テンポ良く読むことができた。
疑問に感じたのは、「億年単位で進化を経験してきたミトコンドリアが、その形での自己崩壊を予見できないだろうか?」という点。多少、都合の良い展開のように感じたが、まあ、これは重箱の隅をつつくようなものであろう。独自の発想を見事に小説まで昇華させた、瀬名氏の手腕と労力は、賞賛に値する。
“amazon.co.jpより
5位:庵堂三兄弟の聖職
~内容~
死者の弔いのため、遺体を解体し様々な製品を創り出す「遺工」を家業とする庵堂家。父の七回忌を機に、当代の遺工師である長男・正太郎のもと久々に三兄弟が集まる。再会を喜ぶ正太郎だが、次男の久就は都会生活に倦み、三男の毅巳も自分の中の暴力的な衝動を持て余していた。さらに彼らに、かつてなく難しい「依頼」が舞い込んで―。ホラー小説の最前線がここに!第15回日本ホラー小説大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 704円 |
ジャンル | ホラー小説 |
出版社 | KADOKAWA |
著者 | 真藤 順丈 |
ページ数 | 320ページ |

“おどろおどろしい設定でありながらヒューマンドラマ。こう言うのには個人的に弱い。「絶対泣ける!」とか、「全米が泣いた!」って文言があると身構えてしまって、どんな映画や小説でも泣けないけど、予想しない方向から良い話持って来られるとコロッとやられてしまう。
これはホラーでは無い、と言う声が多いが、ホラーとは恐怖を扱う物語であり、「子供や親しい人を失う事」とは誰にでも起こる人生の恐怖であり、そんな普遍的な恐怖と真正面から向き合っている庵堂三兄弟の物語は広義の意味でホラーと言って良いと思う。文章は何だかラッパーみたいに汚い言葉と韻を踏みたがるなあと思ってフラップの著者の写真みたら、実際ラッパーみたいな容姿だった。バカヤロウ=俺はお前と繋がってる、とかマジでラップでありそうなセリフ。(馬鹿にしてる訳ではありません)ホラーはこうでなくてはいけない、という思い込みが無くとにかに変わった本が読みたい人にはうってつけ。
“amazon.co.jpより
4位:ぼぎわんが、来る
~内容~
“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。それ以降、秀樹の周囲で起こる部下の原因不明の怪我や不気味な電話などの怪異。一連の事象は亡き祖父が恐れた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか。愛する家族を守るため、秀樹は比嘉真琴という女性霊能者を頼るが…!?全選考委員が大絶賛!第22回日本ホラー小説大賞“大賞”受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 748円 |
ジャンル | ホラー小説 |
出版社 | KADOKAWA |
著者 | 澤村 伊智 |
ページ数 | 384ページ |

“これは面白い。正に一気読み。本格的なホラー小説は、かなり久しぶりだったが、上質のミステリー要素がたっぷりと含まれており、全く飽きることなく読み進めることが出来た。三部構成で、それぞれメインのキャラクターが異なる形式。登場人物が同じなのに視点が違うことでそれぞれの関係性が大きく変わってきて、これもまたこの本を輝かせている要素である。主要なテーマは、強大な敵である“ぼぎわん”をどうやって封じ込めるかということだが、そこに至るまでの謎解きや人間関係の描写が秀逸である。もちろん主体である“ぼぎわん”と呼ばれる化け物が、じわじわと、だが確実に迫ってくる怖さも全編を通じて伝わってくる。
また、各キャラクターの造形も良く出来ているが、特に主人公である比嘉姉妹については、読者に続編を読んでみたいと思わせるような強い興味を抱かせる。体の芯から冷え冷えとさせるような気味の悪さは、名作リングや黒い家には劣るかもしれないが、それ以外の要素で補って余りある作りとなっている。何故、俺は、私はこんな目に合わなければならないのかといった、ホラー小説特有の理不尽さも十分に感じさせられるし、それは最後の最後まで続いていく。だが、今後どんな展開になろうと、最後は必ず比嘉姉妹が救ってくれるといった淡い期待感があるため、悲壮感は適度に薄められる。とは言っても、これ、夜に読んだら相当怖いかもしれない。
“amazon.co.jpより
3位:夜市
~内容~
大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市に迷い込んだ裕司は、自分の幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買ったのだという。野球部のヒーローとして成長し、甲子園にも出場した裕司だが、弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが―。第12回日本ホラー小説大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 572円 |
ジャンル | ホラー小説 |
出版社 | 角川ホラー文庫 |
著者 | 恒川 光太郎 |
ページ数 | 218ページ |

“どこかで読んだことのあるような懐かしい感じ、それでいて新しさのある作品です。ホラーに分類されていますが、物の怪が出ること以外にホラー要素はあまりなくホラー系が苦手な方でも安心して読める作品です。童話作家の安房直子さんのお話しや今市子さんの百鬼夜行抄、千と千尋の神隠しなどと似た雰囲気を持っているところが懐かしい感じがするのかも知れません。
色々なお話の良い部分を残し更に新しい作品になっているところが大変評価すべきところだと思います。特に「風の古道」は物語で終わるところにミステリー要素を加え、最後に驚くべき事実が!というトリックがあり大人が十分楽しめる作品になっています。斬新な世界観で他の作品も読んでみたいと思いました。”amazon.co.jpより
2位:黒い家
~内容~
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 748円 |
ジャンル | ホラー小説 |
出版社 | 角川書店 |
著者 | 貴志 祐介 |
ページ数 | 392ページ |

“なんとなくリングの映画を久しぶりに見たんだが、感想は「怖いには怖いが昔ほどでは…」って所だった。恐怖が薄らいだように感じた原因は結局の所、フィクションだから。呪いなんて現実には起こりえない。ホラー劇を安全地帯から眺めているからだ。(リングを叩く意図はないですよ、本当にw)
で、その流れで黒い家の小説を読んでみたわけだが、怖い怖い!なんとなく大したことないんだろうなと高をくくっていたが、中盤から嫌な空気が漂い始め、真犯人が判明して以降は、もう死屍累々。連続殺人と書くとホラーや推理小説では定番のネタだが、以前の作品がここまで恐怖を前面に出せていたかというと否と言えるのではなかろうか?
なぜここまで怖かったかと言うと、現実に起こっても不思議ではない気がしてしまうからだ。生命保険という制度は日本に定着しているし、保険金目当ての殺人も現実として起こっている。保険金絡みでなくても、国内でも1日1人位は殺人にあう。連続殺人なんて、近年では尼崎や座間の事件など、他山の石と言いにくい時代になってきた。包丁なんて、10分位もあれば誰でも手に入る(はず)。カッターなら最寄りのコンビニでも売っている。これらのことを考えると、いつ事件に巻き込まれても不思議ではない気もしてくるのだ。
「黒い家」の出来事は言わずもがなフィクションではある。実際、作中の犯人の手口など、もっと早く捕まっても不思議ではないというツッコミは入れられる。だが今の御時世を考えると、「ノンフィクションにもなりかねないな…」と嫌な妄想を掻き立てられてしまうのだ。この小説の最後に他の保険金殺人者が現れる描写があるが、こういう人間は我々の知らぬところで普遍的に存在しているのではという疑念を抱かざるを得なくなった。「はたして自分は安全地帯からこの小説を眺めているのだろうか?」一抹の不安を感じざるをえなかった。
「ホラーは幽霊・超常現象もの!」「ただの人から人への殺人でしょ?」という人にはおすすめできない。ノンフィクションが好きな人はおすすめ。20年前の古い作品だが、今の時代にも通じる内容だ。ぜひともおすすめしたい。
“amazon.co.jpより
1位:祭火小夜の後悔
~内容~
毎晩夢に現れ、少しずつ近づいてくる巨大な虫。この虫に憑かれ眠れなくなっていた男子高校生の浅井は、見知らぬ女子生徒の祭火から解決法を教えられる。幼い頃に「しげとら」と取引し、取り立てに怯える糸川葵も、同級生の祭火に、ある言葉をかけられて―怪異に直面した人の前に現れ、助言をくれる少女・祭火小夜。彼女の抱える誰にも言えない秘密とは?新しい「怖さ」が鮮烈な、第25回日本ホラー小説大賞&読者賞W受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 704円 |
ジャンル | ホラー小説 |
出版社 | KADOKAWA |
著者 | 秋竹 サラダ |
ページ数 | 304ページ |

“毎晩夢に出てくる怪しい巨大な虫に悩まされる男子高校生、子供のころにしげとらと取引してしまい、悩み続ける女子高生、廊下の床板下から現れた枯れ木のような細い腕…
祭火小夜はなぜかそれらの怪しいものたちに詳しく、怖がらず、でも控えめに悩まされる人たちに対処方法を教えてくれるのだが…。最後の一篇は少しそれまでとは違い、小夜自身にも関わる話。それまで謎だった小夜の事についても明らかになっていきます。
買ってからこれまで読まずにいた事がもったいなかった!と思うほど面白かったです。2巻も楽しみです。ホラー文庫ですが、怖さは控えめでした。
“amazon.co.jpより
日本ホラー小説大賞以外のおすすめの作品賞は?

直木賞
直木賞は、大衆文学に贈られる賞で日本で有名な賞の一つと言えるでしょう。娯楽性の高い面白い本が受賞される傾向があります。娯楽性の高い小説や本当に面白い小説を読みたい方はこの賞の受賞作を手に取ってみると良いでしょう。

芥川賞
芥川賞は純文学を対象にした文学賞で、直木賞と並び日本で最も有名な賞といえるでしょう。
芸術性や文章の美しさなどが審査の対象になります。純文学が好きな方や小説に芸術性を求める方は芥川賞受賞作品を読むのをおすすめします。

江戸川乱歩賞
江戸川乱歩賞はミステリー小説や推理小説などを対象とした賞です。ミステリー好きな方や意外性を求める方におすすめです。また、受賞後のサポートがしっかりしているのもこの賞の特徴と言えるので、気に入った作品があったら、その作家さんの他の作品を取って見るのもいいでしょう。

本屋大賞
本屋さんの書店員だけが投票して選ばれる賞です。本屋さんが選ぶ作品ですので有名無名にかかわらず、本当に面白い小説が選ばれることが多いです。作品選びに失敗したくない方や作品世界に引き込まれたい方におすすめです。

星新一賞
SFなどの「理系文学」を対象にした賞です。星新一さんがショートショートの名手だったこともあり、短編やショートショートが対象になります。SF小説が好きな方はもちろんですが、短編で読みやすいので読書慣れしていない方や読書の時間があまり取れない方におすすめです。
日本SF大賞
日本SF大賞は、1980年に日本SF作家クラブが設立した文学賞です。SFジャンルの中で、プロの作家がプロの作品を選ぶ形式の賞では初めてで、小説以外にも漫画やノンフィクションなども受賞しているのが特徴です。

すばる文学賞
「すばる文学賞」とは集英社主催の純文学の公募新人文学賞で、エンターテメイト性を兼ね備えた作品が選ばれることが多いのが特徴です。芥川賞の候補にも挙がる文学賞でもあり、注目度の高い文学賞の一つと言えるでしょう。ストーリー重視の純文学を読みたい方におすすめの賞です。

山本周五郎賞
「山本周五郎賞」は三島由紀夫賞と同時に1988年に創設されました。昭和期に大衆文学や時代歴史小説で有名な山本周五郎にちなんで、目を見張るような物語性を有する小説に贈られる文学賞です。一般には「山本賞」や「山周賞」などと呼ばれています。

日本ファンタジーノベル大賞
日本ファンタジーノベル大賞は1989年に創設された、未発表の創作ファンタジー小説を対象とした、プロ・アマを問わない公募型の文学賞です。 日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品は、新潮社から刊行されるのが特徴で、受賞作の中にはアニメ化された作品もあります。

日本ホラー小説大賞受賞作品のおすすめまとめ
ここまでおすすめの日本ホラー小説大賞受賞作品やその他の文学賞を紹介してきましたがいかがでしたか。この記事がみなさんの小説選びの一助になっていれば幸いです。みなさんの読書生活がよりよいものになることを切に願っております。
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