【2023年最新】中村文則の小説のおすすめ人気ランキング20選

中村文則,おすすめ 小説
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中村文則さんは「土の中の子供」で芥川賞を受賞し文学界に名を広めました。本屋大賞に何度もランクインしており人気も兼ね備えている作家さんと言えます。また、英訳された作品も多く日本だけでなく海外にもファンが多い作家さんです。中村文則さんと言えばノワール小説呼ばれる暗めの雰囲気が漂う作風が特徴です。今回は中村文則さんのおすすめ作品と作品の選び方について紹介していきます。

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おすすめの小説家中村文則とは 

中村文則,おすすめ

中村文則さんはドストエフスキーに影響を受けておりミステリーやファンタジー小説の中に純文学の要素をみる事ができる作品が多く見受けられます。人間の闇や思索を丁寧に描いており話の内容は暗めの作品が多いのが特徴です。海外の雑誌で人気小説のベスト10に選ばれるほど、国内だけでなく海外でも人気のある作家さんです。人間社会の闇を描いたノワール小説を得意としており、陰惨な作品が多いものの一度はまると抜け出せない魅力を持っています。

2023年最新の中村文則の小説

『逃亡者』

~内容~

「一週間後、君が生きている確率は4%だ」
突如始まった逃亡の日々。
男は、潜伏キリシタンの末裔に育てられた。

第二次大戦下、”熱狂””悪魔の楽器”と呼ばれ、ある作戦を不穏な成功に導いたとされる美しきトランペット。あらゆる理不尽が交錯する中、それを隠し持ち逃亡する男にはしかし、ある女性と交わした「約束」があったーー。
キリシタン迫害から第二次世界大戦、そして現代を貫く大いなる「意志」。中村文学の到達点。

信仰、戦争、愛ーー。
この小説には、
その全てが書かれている。

(Amazonより)

価格 1870円
ジャンル 文芸作品
著者 中村文則
ページ数 501ページ

中村文則の小説のおすすめ人気比較ランキング

20位:自由思考


~内容~

ベストセラー作家・17年の「思考回路」がこの一冊に!ユーモア溢れる日常のものからシリアスなもの、物語の誕生秘話から文学論、政治思想まで。「生きにくいこの時代を生きる、そのための無数の言葉たち」今に響く、エッセイ111本。

(「BOOK」データベースより)

価格 1540円
ジャンル エッセイ
出版社 河出書房新社
著者 中村 文則
ページ数 296ページ
口コミ
口コミ

“待ちに待ったエッセイ集出版、おめでとうございます!とても長い年月をかけて、やっと出版にこぎつけたんですよね?私がこのエッセイ集の話題を耳にしたのは、R帝国のサイン会でのこと。あれから二年は経ちました。小説とは違う、物語ではない、中村文則さんの「声」。この声は、小説とはまた違う形で、私の「救い」となりました。同じ感覚や感性を持って生きている作家さんがここにいる。同じ時代の不穏な空気に恐怖を感じ、違和感を持っていることを恐れなくてもいい。そういう支えとして、私にとってこの「自由思考」は生きる力になる。ほぼ同じ年代だから、ほぼ同じ事件や現象に心を動かされている。私はそのことに怯えていていたけれど、時に「声」を発する行為を怖がらなくていいんだと教えてくれた。
中村さんのエッセイは、くだらない(でも笑える)エピソードも含め、こういう感覚をもって生きていることに怯えなくていいと励ましてくれた。ありがとう、中村さん。これからも、エッセイも含め、小説、そして執筆活動、ずっとずっと続けていてください。そうすれば、これからも私、生きていけます(^^)
amazon.co.jpより

19位:逃亡者


~内容~

「君が最もなりたくない人間に、なってもらう」第二次大戦下、“熱狂”“悪魔の楽器”と呼ばれ、ある作戦を不穏な成功に導いたとされる美しきトランペット。あらゆる理不尽が交錯する中、それを隠し持ち逃亡する男にはしかし、ある女性と交わした一つの「約束」があった―。キリシタン迫害から第二次世界大戦、そして現代を貫く大いなる「意志」。中村文学の到達点。

(「BOOK」データベースより)

価格 1870円
ジャンル 文芸作品
出版社 幻冬舎
著者 中村 文則
ページ数 501ページ
口コミ
口コミ

“新聞連載の途中から読んだため出版されるのを待っていました。「いつか書くと決めていた」と帯に書かれていたとおり、深い内容の本でした。一気に読むのではなく、じっくりと味わいながら読み進めたいと思います。また何度でも読み返したくなると感じさせられるような本に出会えたのも久しぶりです。
amazon.co.jpより

18位:惑いの森 ~50ストーリーズ~


~内容~

植物になりたいと願う青年。毎夜、午前一時に現れる男。言葉を探し続ける郵便局員―どこか奇妙で、愛おしい人々。切なく、温かいショート・ストーリー集。ゆるやかに連鎖していく、それぞれの人生の、50の物語。

(「BOOK」データベースより)

価格 1650円
ジャンル 短編集
出版社 イースト・プレス
著者 中村 文則
ページ数 248ページ
口コミ
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“ショートストーリーって、結局寄せ集めで一つ一つの話が小粒と思って嫌っていたけど、なんのなんの、さすがの面白さでした。やっぱ好きだなあ中村文則さん。”amazon.co.jpより

17位:その先の道に消える


~内容~

僕は今、正常だろうか?僕が求めているものは、何だろう?アパートの一室で発見されたある“緊縛師”の死体。重要な参考人として名前があがる桐田麻衣子は、刑事・富樫が惹かれていた女性だった。疑惑を逸らすため、麻衣子の指紋を偽装する富樫。全てを見破ろうとする同僚の葉山。だが事態は、思わぬ方向へと突き落とされていく。犯人は誰か。事件の背後にあるものとは、一体何なのか。やがて、ある“存在告白”が綴られた驚愕の手記が見つかり―。

(「BOOK」データベースより)

価格 1540円
ジャンル ミステリー小説
出版社 朝日新聞出版
著者 中村 文則
ページ数 256ページ
口コミ
口コミ

“本書はミステリー小説としても読めるし、性倒錯を主題にした純文学作品としても読める。後者として楽しむのが適しているだろう。SM世界に緊縛師として生きた男の殺害事件の捜査を担当する刑事もまた殺害された男と関わった女を通して事件に巻き込まれる。二転三転するストーリーを追いかけるのは、もちろん本書を読む楽しみであるが、本書の面白さは、性倒錯を主題にした文学が、マルキド・サドのような西洋由来のものではなく、神道由来のものであることを述べていることにある。『古事記』では、天の岩戸に隠れたアマテラスを外に出すべく、神々が恥ずかしい躍りや乱痴気騒ぎをしてアマテラスの関心を惹き付け、アマテラスを外に出すことに成功することが面白く描かれている。神道では、縄(ロープ)で結ばれた内なる世界は神が住まう「神域」を意味する。SM世界において、SがMを緊縛する行為によってMの内面に生ずる「恍惚」体験は、「神域」に入り込むことによって生じるものだ。縄による緊縛の強度が限界に達し、「恍惚」が絶頂に達した瞬間が「神域」の結界であり、その先は死の世界である。そしてこの作品の素晴しさは、この内的体験を性倒錯による「狂気」(狂気のみでは単なる変態小説)ではなく、ジョルジュ・バタイユが『内的体験』で究明したような自身の内的エネルギーの「越出(エグゼ)」を意味する「恍惚」体験として大変美しく描写していることである。この点こそこの作品が性倒錯を主題として書かれた純文学作品として成功している理由ではないだろうか?
もちろん殺人というものは、いかなる殺し方であろうとも殺伐とした雰囲気を醸し出すことは避けられない。しかも殺人事件に関与した登場人物たちは、皆破滅へと向かう。最後に『その先の道に消える』とは意味深長なタイトルである。緊縛師を殺し、指紋をなくして殺害隠蔽を図った女性のその先の「人生」を虚しく暗示する。
前作『R帝国』と比べると、スケールが小さく、小粒になった印象は拭えない。しかし、登場人物の内面描写は一層の深まりを見せる。作者の性倒錯に関する研究成果の賜物と理解したい。次作も楽しみだ。
amazon.co.jpより

16位:王国


~内容~

組織によって選ばれた「社会的要人」の弱みを人工的に作ること、それがユリカの仕事だった。ある日、彼女は見知らぬ男から忠告を受ける。「あの男に関わらない方がいい…何というか、化物なんだ」男の名は木崎。不意に鳴り響く部屋の電話、受話器の中から語りかける男の声―圧倒的に美しく輝く「黒」がユリカを照らした時、彼女の逃亡劇は始まった。世界中で翻訳&絶賛されたベストセラー『掏摸』の兄妹篇が待望の文庫化!

(「BOOK」データベースより)

価格 517円
ジャンル 文芸作品
出版社 河出書房新社
著者 中村 文則
ページ数 192ページ
口コミ
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“掏摸が面白かったので、是非と思い読んでみたがやはり面白い。どこかで掏摸とつながるのかな?と期待していたが、登場人物が一人かぶるだけだった。まぁそれもよし。掏摸同様、なんとも言えない不安感というか恐怖感というか、あの雰囲気は引き寄せられる。どくとくな世界観は面白く、やたら長ったらしくなくコンパクトなのもスバラシイ。
amazon.co.jpより

15位:A


~内容~

「一度の過ちもせずに、君は人生を終えられると思う?」女の後をつける男、罪の快楽、苦しみを交換する人々、妖怪の村に迷い込んだ男、首つりロープのたれる部屋で飛び跳ねる三つのボール、無情な決断を迫られる軍人、小説のために、身近な女性の死を完全に忘れ原稿を書き上げてしまった作家―。いま世界中で翻訳される作家の、多彩な魅力が溢れ出す13の「生」の物語。

(「BOOK」データベースより)

価格 605円
ジャンル 文芸作品
出版社 河出書房新社
著者 中村 文則
ページ数 269ページ
口コミ
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“短編小説が苦手でしたが、大好きな中村文則さんの作品はやはり裏切らない面白さがあり、私の心の温度にピッタリ寄り添ってくれました。憂鬱の絶頂を、この本を読んでいる時と思い出しているだけは感じませんでした。私も、神経症、肋間神経痛なりながら読んでました。小説は自由に書いていいのだと教えてくれた一冊です。
amazon.co.jpより

14位:世界の果て


~内容~

部屋に戻ると、見知らぬ犬が死んでいた―。「僕」は大きな犬の死体を自転車のカゴに詰め込み、犬を捨てる場所を求めて夜の街をさまよい歩く(「世界の果て」)。奇妙な状況におかれた、どこか「まともでない」人たち。彼らは自分自身の歪みと、どのように付き合っていくのか。ほの暗いユーモアも交えた、著者初の短篇集。

(「BOOK」データベースより)

価格 682円
ジャンル 短編集
出版社 文藝春秋
著者 中村 文則
ページ数 232ページ
口コミ
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“不気味だけど。(不気味は褒め言葉)暖かさや優しさも深く感じます。とても。なんの偽りもない本来の人間らしさを感じ。深いところで共感できました。 題名にもなっている 世界の果て が一番やはり気持ちを駆り立てられました。いやぁ。 前半は胸が痛くなったり気分が悪くなったりと(いぃ意味で)たくさんの感覚を味わえました。感受性が、高いかたは前半は苦しいかもしれませんね。 ん。 納得。良かったです。 世界観もすごく。好き。感想は ご馳走さまでした。 と 似たような感覚。 いいと思います。
amazon.co.jpより

13位:あなたが消えた夜に


~内容~

連続通り魔殺人事件の容疑者“コートの男”を追う所轄の刑事・中島と捜査一課の女刑事・小橋。しかし、事件はさらなる悲劇の序章に過ぎなかった。“コートの男”とは何者か。誰が、何のために事件を起こすのか。男女の運命が絡まり合い、やがて事件は思わぬ方向へと加速していく。闇と光が交錯する中、物語の果てにあるものとは。

(Amazonより)

価格 825円
ジャンル ミステリー小説
出版社 毎日新聞出版
著者 中村 文則
ページ数 504ページ
口コミ
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“文則さんの作品なので、基本的に暗い雰囲気の流れており捻くれた作品です。(そこが好きなのですが)最初の辺りで連続的に起きる事件は複雑で、頭の整理をして読まないと関係性が分かりにくいですが、後半での回収はしっかりしていて美しいのでよく構想が練られたストーリーであると感じました。後半に行けば行くほど面白いので、1日の読書時間は徐々に増えたほどです。彼の作品を全て読んだわけではないですが、個人的に1番楽しめた作品でした。というか、ここ数年で読んだ書物の中で最も個人的にドンピシャでした。
amazon.co.jpより

12位:私の消滅


~内容~

「先生に、私の全てを知ってもらいたいのです。私の内面に入れますか」心療内科を訪れた美しい女性、ゆかり。男は彼女の記憶に奇妙に欠けた部分があることに気付き、その原因を追い始める―。傷つき、損なわれたものを元に戻したいと思うことは冒涜なのか。Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した傑作長編小説。

(「BOOK」データベースより)

価格 616円
ジャンル ミステリー小説
出版社 文藝春秋
著者 中村 文則
ページ数 175ページ
口コミ
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“文庫化されたので地元の書店で買いました。おもしろいです。そして、なかなか暗いです。内容は、170ページほどの中編で、精神科医の『私』がかつての恋人を自殺へ追いやった人間に復讐するというものです。作中では、『私』による、80年代末の異常犯罪者として知られる宮崎勤の精神分析が行われたり、ソビエトの行った洗脳実験、電気ショックや催眠療法で消去したはずの記憶の回帰などが語られる。
自分は、中村さんの小説をずっと集めていたのですが、途中から作風が変化したというか、かなり作品の雰囲気が変わったなと感じ『あなたが消えた夜に』からはもう新作を読んでいませんでした。(『銃』や『遮光』、『掏摸』のような、カミュやドストエフスキーを思い出す暗く冷たい作風が好きだったので)けど、この本を地元の書店の新刊コーナーで手に取ったとき、少しびっくりしました。文章の作りが最近の口語的な柔らかなものから、初期に近い冷たさのあるものに戻っていたからです。内容のほうも、本格的に長編メインに移行するより前のかなり暗い感じになっていて、ベストセラー作家になる前のものに戻っています。
特に、前半に何度か挟まれる小塚亮大という男の自分の子供時代を回想した手記の部分は、ほぼ昔の中村さんでした。自分は読んでいて、しんどいな、と思いながらもファンとして嬉しかったです。(もっとも『銃』『遮光』『土の中の子供』あるいは『掏摸』というより、全体的には『何もかも憂鬱な夜に』と『去年の冬、きみと別れ』を足して割ったような雰囲気になっています。吉見という老精神科医は『悪と仮面のルール』の父親に似ています。そこに『教団X』以降のマインドコントロール、人間の意識そのものへの問が掛け合わされているといった感じです)
ところで、この『私の消滅』を読んで思ったのですが、もしかしたら中村さんは雑誌掲載の中編と、新聞や雑誌連載の長編とで雰囲気を意図的に変えているのかもしれませんね。(『私の消滅』は文學界掲載、『教壇X』は雑誌連載で『あなたが消えた夜に』は毎日新聞連載)個人的には、これからは雑誌掲載の中篇は必ずチェックしようと思いました。一言でいうと、初期の中村作品が好きだった人におすすめです。またあの暗い中村文則が読めますよ。(あと中村さんではないのですが、同じように暗くて深刻で救いようのないミステリータッチの作品として松村涼哉さんの『ただ、それだけでよかったんです』という小説があるので、中村さんが好きな人はチェックしてみてください)
amazon.co.jpより

11位:最後の命


~内容~

最後に会ってから七年。ある事件がきっかけで疎遠になっていた幼馴染みの冴木。彼から「お前に会っておきたい」と唐突に連絡が入った。しかしその直後、私の部屋で一人の女が死んでいるのが発見される。疑われる私。部屋から検出される指紋。それは「指名手配中の容疑者」である。冴木のものだと告げられ―。

(「BOOK」データベースより)

価格 506円
ジャンル 文芸作品
出版社 講談社
著者 中村 文則
ページ数 232ページ
口コミ
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“読中・読後、作品の深さに何度も打ちのめされた。この作者の作品はまだ3作品程度しか読んでいないが、いつも打ちのめされる。本作品では、性的異常者の生き難さを取り上げている。登場人物が少ないこともあって、各人の心の闇が深く描かれていることから、非常に読み応えがあった。
私は通常文庫本は読後に直ぐ処分してしまうが、中村文則さんの作品は、一度読みではその良さ(素晴らしさ)を半分程度しか知ることが出来ず、再読、再々読でさらに感銘する深い作品であるため、本作品も必ず改めて感動する(感嘆する)文章に出合う予感がする。私にとって今年(2018年)初に読む小説に相応しい素晴らしい作品だった。
amazon.co.jpより

10位:R帝国


~内容~

近未来の島国・R帝国。人々は人工知能搭載型携帯電話・HP(ヒューマン・フォン)の画面を常に見ながら生活している。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。だが何かがおかしい。国家を支配する絶対的な存在“党”と、謎の組織「L」。この国の運命の先にあるのは、幸福か絶望か。やがて物語は世界の「真実」にたどり着く。

(「BOOK」データベースより)

価格 792円
ジャンル ミステリー小説
出版社 中央公論新社
著者 中村 文則
ページ数 381ページ
口コミ
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“偶然の一致だろうが,まるで今,2020年の現実の出来事を描いたような…。とすると…。「過去に流行ったウイルスの変種が遠いT大陸で猛威を振るい,初めは数百人だった死者が,数千人にまで増えていた。 特効薬はないが,免疫力を劇的に向上させるある薬が有効とされていた。だがその投薬を中心に治療しても,致死率は七十%を超えた。身体中に覚えのない傷跡が出る奇病。
変種となる前のウイルスは,致死率九十五%だったが感染力は低かった。だが今回の変種は,以前は体液からの感染のみだったはずが,近づけば空気感染を起こした。つまり致死率は低くなったが,感染力が激変した変種。その国際NGOの活躍で,何とか近隣への感染を防いでいた。国際保健機構は機能してなかった。」
amazon.co.jpより

9位:去年の冬、きみと別れ


~内容~

ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けていた。調べを進めるほど、事件の異様さにのみ込まれていく「僕」。そもそも、彼はなぜ事件を起こしたのか?それは本当に殺人だったのか?何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、真相は迷宮入りするかに思われた。だが―。日本と世界を震撼させた著者が紡ぐ、戦慄のミステリー!

(「BOOK」データベースより)

価格 1300円
ジャンル ミステリー小説
出版社 幻冬舎
著者 中村 文則
ページ数 192ページ
口コミ
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“映画の公開とは関係なく、作者がEテレの番組に出演していたのを見て興味を持ち、たまたま最近の作品から選んだのがこの作品でした。レビューで厳しい評価をされてる方が多いようですが、私にはミステリーとしての意外性も大きくて面白かったし、作品としての重みも感じて、読み応えのある作品でした。
拘置所を訪ねた「僕」と被告人に手紙を送った人物が別人であることなど、丁寧に読み進めないと他のレビュアーの人が書いてるように、何が何だかわからなくなる可能性はあるかもしれません。私はミステリーは読み慣れていない方ですが、そんなに速く読み飛ばす方でないのが幸いしたのか、この作品がそんなに分かりにくい内容とは感じませんでした。
これは話の展開に意外性がないという意味ではなく、読み進めれば理解するのに苦労することはなかったという意味です。自分の芸術的な写真を残すために女性が焼け死ぬのを撮影し続けた写真家と、事件の被害者に対するストーカーレベルの過剰な愛情から被告を陥れようとする人間と、どちらの狂気が上回るのだろうかと考えてしまいました。
amazon.co.jpより

8位:悪意の手記


~内容~

至に至る病に冒されたものの、奇跡的に一命を取り留めた男。生きる意味を見出せず全ての生を憎悪し、その悪意に飲み込まれ、ついに親友を殺害してしまう。だが人殺しでありながらもそれを苦悩しない人間の屑として生きることを決意する―。人はなぜ人を殺してはいけないのか。罪を犯した人間に再生は許されるのか。若き芥川賞・大江健三郎賞受賞作家が究極のテーマに向き合った問題作。

(「BOOK」データベースより)

価格 473円
ジャンル 文芸作品
出版社 新潮社
著者 中村 文則
ページ数 190ページ
口コミ
口コミ

“中村文則「悪意の手記」を読了。重いテーマをしっかりと描こうとする意図がしっかりしている良作。人を殺すことはなぜいけないのか、そしてその罪は贖罪されるのか、罪を犯した人間は赦されるのか、赦されないのか、どのようにしたらよいのか。生きるとはどういうことなのか。このテーマに真摯に向かった作者の姿勢がうかがえる。テーマがテーマだけに、読者に重くのしかかってくる。その重さを噛締めながら、物語の世界に読者は入っていく。物語の最後に作者は再生の一歩を記している。それがこの物語の救いになっている。”amazon.co.jpより

7位:遮光


~内容~

恋人の美紀の事故死を周囲に隠しながら、彼女は今でも生きていると、その幸福を語り続ける男。彼の手元には、黒いビニールに包まれた謎の瓶があった―。それは純愛か、狂気か。喪失感と行き場のない怒りに覆われた青春を、悲しみに抵抗する「虚言癖」の青年のうちに描き、圧倒的な衝撃と賞賛を集めた野間文芸新人賞受賞作。若き芥川賞・大江健三郎賞受賞作家の初期決定的代表作。

(「BOOK」データベースより)

価格 506円
ジャンル 文芸作品
出版社 新潮社
著者 中村 文則
ページ数 155ページ
口コミ
口コミ

“すさまじい小説だった。『遮光』を中心に、初期の中村氏には本当に、逃げや甘えがない。何が何でも、選んだ主題を書ききろうという作者の捨て身の覚悟が、過剰で、ある意味突き抜けた感もある作品のムードと直列して読み手に伝わってくる。主人公は一般的な目で見て決して明るい人間ではなく、嘘ばかり吐いているが、その嘘には、自分なりの理論で、現実を押さえ込み、屈服させようとする、力強い心向きがある。他人と馴れ合って、するするとうまく世の中を渡っていく人間の話など、読んでいてもまったくつまらない。彼の奇行や嘘は「逃げ」ではなく、生きるための「戦略」だと思った。たまらなく哀切なストーリーだが、読者におもねった処理が一片もないこの作品に、私は強く打たれた。今、毎日が辛い人に薦めたい。主人公の、世界への異常な戦闘的態度に、活力がもらえるようなところもあると思う。”amazon.co.jpより

6位:土の中の子供


~内容~

27歳のタクシードライバーをいまも脅かすのは、親に捨てられ、孤児として日常的に虐待された日々の記憶。理不尽に引きこまれる被虐体験に、生との健全な距離を見失った「私」は、自身の半生を呪い持てあましながらも、暴力に乱された精神の暗部にかすかな生の核心をさぐる。人間の業と希望を正面から追求し、賞賛を集めた新世代の芥川賞受賞作。著者初の短篇「蜘蛛の声」を併録。

(「BOOK」データベースより)

価格 473円
ジャンル 文芸作品
出版社 新潮社
著者 中村 文則
ページ数 160ページ
口コミ
口コミ

“「土の中の子供」(中村文則)読了。ここで語られている主人公の魂の叫びを私は共有することができなかった。私にとってそれは想像力の埒外にあってまるでパウル・クレーの絵の中の魚のように強烈な寓話性の中にしか存在し得ない「何か」である。(自分でも何を言っているのか判らないが。)(笑)
むしろ私は併録の「蜘蛛の声」に共振してしまった。自分を取り囲む日常から抜け出して身を潜めているときの安らかな感覚が妙にリアルに肌に馴染むんだな。大丈夫か?俺。
とは言いつつも、私の貧弱な想像力はさておき、表題作の「土の中の子供」が持つ力強さは否定できないのである。
amazon.co.jpより

5位:教団X


~内容~

突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。二人のカリスマの間で蠢く、悦楽と革命への誘惑。四人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者の最長にして最高傑作。

(「BOOK」データベースより)

価格 880円
ジャンル ミステリー小説
出版社 集英社
著者 中村 文則
ページ数 608ページ
口コミ
口コミ

“ラジオで鈴木敏夫氏が高評価を付けているのを聞いて素直に購入。そのボリュームになかなか読み始められずにいましたが、まとまった時間がとれたので読み始めました。内容については皆さんが書いておられる通り。評価が分かれるのは当然だと思います。(ある程度の知識が無いと理解が困難かも知れません。評価の分かれ目は案外その辺りかも知れません。)現代社会、物理、宗教、人間の本性、歴史、暴力…まあ、これだけ異質なものを一つにまとめるとは!凄い!素晴らしい!
でも、それで星5では無いのです…中村文則氏の作品はいくつか読みましたが、毎回評価に迷うのです。私の考える「小説というものの終わり方」になっていないからだと思います。作者に一生懸命ついて行ったのに、最後に手を離されて、見知らぬ土地にポツンと取り残される感じ?ジグソーパズルの最後の数ピースを読者にゆだねられた感じでしょうか?今回もそうです。結局、どうなんだろう?私はどう判断すれば良いのだろう?最後の最後、それが判らないのです。
でも、新書版で600ページを一気に読んでしまったのです。都合で第1部と第2部の間が少し空いてしまったので、正しくは二息ですが…でも、時間があれば、絶対に一気に読んでいました。そんな小説なかなかありません。それだけで星5なのです。
amazon.co.jpより

4位:何もかも憂鬱な夜に


~内容~

施設で育った刑務官の「僕」は、夫婦を刺殺した二十歳の未決囚・山井を担当している。一週間後に迫る控訴期限が切れれば死刑が確定するが、山井はまだ語らない何かを隠している―。どこか自分に似た山井と接する中で、「僕」が抱える、自殺した友人の記憶、大切な恩師とのやりとり、自分の中の混沌が描き出される。芥川賞作家が重大犯罪と死刑制度、生と死、そして希望と真摯に向き合った長編小説。

(「BOOK」データベースより)

価格 616円
ジャンル 文芸作品
出版社 集英社
著者 中村 文則
ページ数 200ページ
口コミ
口コミ

“ちょっと自己愛的な日本文学(太宰とか)を愛する人にはたまらない作品だろうし、嫌いな人も多いだろう。僕は大好きな作品になった。改めて思ったこと。人として生きながらえるためには本(純文学)は大事だ。人として正気を保ってゆくためにも大事なものだ。そして自分の心の中にで時々不意に顔を擡げる絶望や欲動や破壊衝動が化物的な自分だけのものではなかったのだと知り安堵した。”amazon.co.jpより

3位:銃


~内容~

雨が降りしきる河原で大学生の西川が出会った動かなくなっていた男、その傍らに落ちていた黒い物体。圧倒的な美しさと存在感を持つ「銃」に魅せられた彼はやがて、「私はいつか拳銃を撃つ」という確信を持つようになるのだが…。TVで流れる事件のニュース、突然の刑事の訪問―次第に追いつめられて行く中、西川が下した決断とは?新潮新人賞を受賞した衝撃のデビュー作。単行本未収録小説「火」を併録。

(「BOOK」データベースより)

価格 594円
ジャンル 文芸作品
出版社 河出書房新社
著者 中村 文則
ページ数 216ページ
口コミ
口コミ

“中村文則という存在はどうしてか読まずには過ごせないという気がずっとしていたので、最近デビュー作を購入。ぞっとするような内容だった。『世界の果て』は退屈ですぐ読むのをやめたのだが、この本は一日で全て読み切った。主人公が正常と言えずあまりにも自分とはかけ離れた人種だったので興味を持って読んだ。はっきり言って読んでいる時の気分は最悪だった。恐らくその感覚は正常な人間であれば当然と思う。犯罪的悪事をする時あるいは企てる時のあの不愉快なスリルはごく限られた人間にしか耐えられまい。
著者は意図して反平均的人間を描こうとしたようだが、それは大成功したと思う。善良なあるいは偽善的人間よりも悪人の方が強大だということを本書で痛感させられた。ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公をもっと不遇な環境に置けばあるいは『銃』の主人公と似るかも知れない。不愉快な小説である。しかし傑作には違いない。おのれの中の乱暴で凶悪で猟奇的な、平たく言えば「悪」の部分が、あるきっかけか、あるアイテムにより引きずり出され、それが自分で制御出来ないくらい大きくなる過程は一度味わってみるといいと思う。『火』の女の愉悦は、おのれの内に強大な悪を感じたゆえのものだったろう。一部の人には冷や汗をかかせる危険な小説である。
amazon.co.jpより

2位:掏摸


~内容~

お前は、運命を信じるか?東京を仕事場にする天才スリ師。彼のターゲットはわかりやすい裕福者たち。ある日、彼は「最悪」の男と再会する。男の名は木崎―かつて一度だけ、仕事を共にしたことのある、闇社会に生きる男。木崎はある仕事を依頼してきた。「これから三つの仕事をこなせ。失敗すれば、お前を殺す。もし逃げれば…最近、お前が親しくしている子供を殺す」その瞬間、木崎は彼にとって、絶対的な運命の支配者となった。悪の快感に溺れた芥川賞作家が、圧倒的な緊迫感とディティールで描く、著者最高傑作にして驚愕の話題作。

(「BOOK」データベースより)

価格 1430円
ジャンル ミステリー小説
出版社 河出書房新社
著者 中村 文則
ページ数 175ページ
口コミ
口コミ

“著者の作品を読んだのは本作が初めて。主人公は天才的なスリ師。第2章、電車で痴漢を発見した彼はこう思う。「このような男には、二種類あ」り、それは「性的に変質の傾向のある普通の人間と、変質に自身が飲み込まれ、現実と変質の境界が曖昧になり、それが全てとなるほどに浸食された人間。」無意識のうちにスリを行ってしまうこともある主人公は後者の範疇に入るのだろうか。
作品の中で何度か「塔」の記憶やイメージが語られる。常にそこに立ち、主人公を見つめる美しい存在。だが、希望であったかもしれないその存在は、肯定も否定もせず聳える手の届かない絶対的存在であり、スリにのめり込んでいくうちに「塔」が見えることはなくなった。“変質に自身が飲み込まれ”、意識的/無意識的にスリを繰り返す主人公は、世間に背を向けながらそれでも誰かと繋がりを感じていたいと思っている。昔の仲間や女を思い出したり、母親に万引きをさせられる子供に目をかけたり。
過去の行きがかりから主人公は裏社会で暗躍する男から仕事を依頼される。いや、抗うすべもなく仕事の成功を強要される。主人公を支配する絶対的な立場である男は思い通り人を動かすことに快楽を感じる。悪の衣を纏った「塔」のような存在。
失敗は死を意味する。男の描いた絵図面通りに動いて成功させても待っているのは死かもしれないが、運命に抗うことだけが生き残る道であるかのように困難な―天才的スリ師しかできないー仕事に挑む。
文中に「微か」という言葉が比較的多く出てくる。少しの誤差から運命が開けることもあるとでも言っているようだ。最後の場面で主人公は絶望的な状況からポケットに入っていたコインを投げる。コインが誰かにあたれば自分に気づく。あたるか/あたらないかは少しの差。どちらになるかは読者の想像に委ねられている。生き続けようとしている男の姿に共感を覚えた私の想像は前者である。
amazon.co.jpより

1位:悪と仮面のルール


~内容~

邪の家系を断ちきり、少女を守るために。少年は父の殺害を決意する。大人になった彼は、顔を変え、他人の身分を手に入れて、再び動き出す。すべては彼女の幸せだけを願って。同じ頃街ではテロ組織による連続殺人事件が発生していた。そして彼の前に過去の事件を追う刑事が現れる。本質的な悪、その連鎖とは。

(「BOOK」データベースより)

価格 726円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 中村 文則
ページ数 400ページ
口コミ
口コミ

“疑いなく著者の最高傑作。ずっと読み続けてきたファンの一人として、ここまでいってくれたか、と僭越ながらも感慨深い。タイトルがちょっと野暮ったいような気がするが、本書のポイント(特に「ルール」というのが重要だろう)を要約しているといえばしているので、まあいいと思う。例の如くスーパーマイペースかつ無意識過剰な主人公が、ひとりの女性を護るためにあれこれと行動するなか、テロリズムや闇の組織と渡り合うことになる、という物語が最後までスリリングで面白いと同時に、主人公をサポートする探偵、たまたま絡むこととなった刑事、主人公の影のような存在の青年テロリスト、と、脇を固める登場人物たちが非常に魅力的である。こうしたスピンオフを期待したくなる脇役は、これまでの中村作品にはあまり出てこなかった気がする。そして、前作に登場した木崎を遥かに凌駕するヒール(たち)の悪悪とした存在感と不気味な議論が刺激的であり、と同時に、主人公がその悪に取り込まれるのを防圧してくれる「愛」、あるいは「愛」の記憶の描き方がまた素晴らしい。終盤に向かって、本書ではかつての中村作品にはほとんど皆無であった「救済」のかたちが表現されているが、これは真に優れた小説の読書からしか得られない感動をもたらしてくれることは確実である。文学が好きでよかった、と久々に思った。”amazon.co.jpより

中村文則の小説のおすすめの選び方

ジャンルで選ぶ

SF小説 

中村文則さんのSF小説は宇宙的な空想科学的な作風ではなく近未来が舞台のSF作品が多く見受けられます。近未来の世界で行われる暴力や快楽、侵略や戦争、情報操作など人間や社会の闇を描いており近未来小説を舞台にしたノワール小説と言っていいでしょう。近未来が舞台ですがテーマは現在社会に警報を鳴らす作品が多いです。社会の裏側に興味のある方や中村文則さんが近未来に何を不安に思っているか知りたい方はSF作品を読むのがおすすめです。

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ファンタジー小説 

中村文則さんのファンタジーは剣と魔法の夢のある空想世界というよりもダークファンタジーに近いことが特徴です。非日常的な世界観ですが、そこに内包するテーマや主張は普遍的なものが多く、暗く陰惨な話が多いと言えるでしょう。暗めの作品が多いので鬱展開が好きな方はおすすめです。

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ノワール小説 

ノワール小説とは人間の闇を描いた作品の事を言います。裏切り暴力、社会の闇が広がる世界観と言っていいでしょう。中村文則さんの小説はノワール小説である事が多いです。中村文則さんはドストエフスキーに影響を受けており長い言い回しや回想シーンを多用しています。陰惨な話の中に作者の主張が内包されているのです。

ミステリー小説 

中村文則さんのミステリー小説は純文学的な要素を含んだ作品が多いのが魅力です。事件そのものが重要ではなく、その事件に内包されている主張やテーマを同時に書いています。一歩引いた文体が特徴で、そうすることでスリルと臨場感を表すのも特徴です。ほかのミステリー小説とは雰囲気が少し違うのでミステリー好きの方で新しいものを読みたいと思っている方は、中村文則さんがおすすめです。また、ミステリー小説に芸術性を求めている方や純文学に刺激がほしいと思っている方も楽しめる作品と言えるでしょう。

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メディアミックス作品を選ぶ

映画化された作品 

難しい複雑な文体が苦手な方や小説を読むのを途中で挫折した事が多い方は、映画化された作品の映画を見て原作を読むのをおすすめします。映画作品を先に見て、原作を読めば登場人物やエピソードのイメージがつきやすく普段よりもスラスラ読めるでしょう。また、映画化された作品はすでに人気がある作品と言え、多くの人が読んでいる作品ですので他の作品より読みやすいと言えるでしょう。

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舞台化された作品 

中村文則さんの舞台化された作品で有名なものと言えば「掏模〈スリ〉」が挙げられます。大江健三郎賞を受賞した作品で「悪とは何か」「罪とは何か」を描いた作品です。舞台では松澤孝彦さんが脚本演出したことで注目を集めました。

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作品の雰囲気で選ぶ

中村文則,おすすめ,暗い

明るい雰囲気 

中村文則さんの作品で底抜けに明るく清々しい作品はほとんどないと言っていいでしょう。しかしながら、陰惨で鬱展開が広げられながらもラストで希望の光がさしかかる作品もあります。レビューを見てラストに感動が待っているとわかれば、オチに向かって心待ちにしながら読む事ができるでしょう。

暗い雰囲気 

中村文則さんの作品は重苦しく陰鬱な雰囲気を漂わせる作品が多いです。純文学のような芸術性が強く、人間の心の闇を描いた作風となります。そのような作風だからこそ、中村文則さんが訴えたいテーマや世界観を正確に伝える事ができるといえます。鬱展開や暗い話が好きな方は中村文則さんの作品を読むと読む手が止まらなくなります。

文学賞受賞作品を選ぶ

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芥川賞 

中村文則さんは日本で最も有名な賞の一つである「土の中の子供」で芥川賞を受賞しています。純文学の対象である芥川賞を受賞したことは中村文則さん作品の芸術性が文学界にも認められたと言えるでしょう。「土の中の子供」は人間の闇と光を追及した作品で中村文則さんの代表作とも言えます。

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本屋大賞 

本屋大賞は本屋書店員が投票で選ぶ賞であり、本に対して目利きのある本屋さんが選ぶ賞ということもあり面白い作品を見つけるのに一番参考になる賞といえるでしょう。中村文則さんの作品は大賞に受賞されている作品はないものの多くの小説がランクインしています。毎日、本にふれている書店員さんが選んでいる賞なので、本屋大賞にランクインされた作品を選ぶと面白い作品に出会えるでしょう。

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小説の長さで選ぶ

長編小説 

長編小説は時間があるときにじっくりと読むのがいいでしょう。鬱展開が好きな方、暗めの話しが好きな方は中村文則さんの長編小説がおすすめです。人間の心の闇など人間の思考をテーマに書いています。読書でじっくりと思索をしたいと言う方にも中村文則さんの小説はおすすめできる作品です。

短編小説 

中村文則さんの作品はノワール小説のような陰惨で暗めの作品が多いのです。好き嫌いが分かれる作家さんでもあります。ですので、中村文則さんの作品を初めて読まれる方は短編小説を読むのをおすすめします。短編小説は1冊で様々な作品を読めるので、気に入った作品があればその作品と似た長編を読めばよいでしょう。

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中村文則の小説のおすすめまとめ 

中村文則,おすすめ,まとめ

今回は中村文則さんのおすすめ作品と作品の選び方について紹介していきました。中村文則さんはノワール小説を得意としており鬱展開や暗い話が好きな方はたまらない作品と言えるでしょう。今回の紹介で中村文則さんの魅力が伝われば幸いです。

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