【2023年最新】ミステリー小説のおすすめランキング50選

日本推理作家協会賞,おすすめ ジャンル
スポンサーリンク

読書家の中でも特に人気のあるミステリー小説ミステリー小説は難解でちょっと読み始めるには手を出しにくいという人もいるかもしれません。しかし、ミステリー小説にしかない魅力や良さも多くあります。

ここではそんな数あるミステリー小説を選ぶための選び方からおすすめの作家、おすすめの作品までご紹介いたします。自分だけのお気に入りのミステリー小説を見つける参考にしてみてください。

スポンサーリンク

おすすめミステリー小説(推理小説) の魅力とは!? 

ミステリー,小説,おすすめ,魅力

ミステリー小説の魅力は、主人公の推理により謎を解決してゆく爽快さや、トリックの奥深さなどです。自分のペースで読み進めながら自分なりに謎解きをしながら楽しめる点も魅力的で、解決していく経緯を読みながら一喜一憂できるのも醍醐味です。

また、登場人物の行動や経験にも、つい感情移入をしてしまうような非日常感も味わえます。多くのミステリー小説がある中で、おすすめの選び方をご紹介いたします!

ミステリー小説(推理小説) のおすすめ人気比較ランキング

50位:我が心の底の光


~内容~
”母は死に、父は人を殺した―。五歳で伯父夫婦に引き取られた峰岸晄は、中華料理店を手伝いながら豊かさとは無縁の少年時代を過ごしていた。心に鍵をかけ、他者との接触を拒み続ける晄を待ち受けていたのは、学校での陰湿ないじめ。だが唯一、同級生の木下怜菜だけは救いの手を差し伸べようとする。数年後、社会に出た晄は、まったき孤独の中で遂にある計画を実行へと移していく。生きることに強い執着を抱きながらも、普通の人生を捨てた晄。その真っ暗な心の底に差す一筋の光とは!?衝撃のラストが心を抉る傑作長編。”「BOOK」データベースより

価格 713円
ジャンル ミステリー小説
出版社 双葉文庫
著者 貫井 徳郎
ページ数 344ページ
口コミ
口コミ

“読み終えてから改めてタイトルを見返し、涙が溢れて止まりませんでした。
読み進めながら、この暗いストーリーにおいてタイトルがどう絡んでいるのか…また、すべてに対し執着心を失っているかのように思われる晄の、生きることに対する気持ちはどういったものなのか?などと思うことがしばしばありましたが、最後の方で理解しました。その瞬間に何ともやるせなさすぎる胸が締め付けられるような思いが押し寄せ衝撃を受けました。晄を支えてくれた心の底の光の存在、そしてそのために生きてきた復讐の人生だったのかと、、
年齢ごとに描かれる晄の行動は無感動・無慈悲な心理でもって淡々と進められているように感じますが、その根幹には純粋な感情があったのだともわかり切なすぎました。
作品全体の構成や描写・トリック?(解説でも触れられています)など、素晴らしいとも思います。貫井さんの作品、昔はとても引き込まれていたのですが「新月譚」とかの頃はすみませんが全然いいと思えなかったので読まなくなっていました。今回これほどに衝撃を受けられたことが大変嬉しかったし久々に読んでみてよかったです。なので実はレビューを今まで書いたことがなかったのですが、初めて書いてみようと思ったほど揺さぶられました(笑)
余談ですが何となく途中から、晄は佐藤健さんのイメージで読んでいました。”amazon.co.jpより

49位:私が彼を殺した


~内容~
”婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。”「BOOK」データベースより

価格 902円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社文庫
著者 東野圭吾
ページ数 448ページ
口コミ
口コミ

“婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。”amazon.co.jpより

48位:謎解きはディナーのあとで


~内容~
”国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は“執事兼運転手”の影山。「お嬢様の目は節穴でございますか?」―暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに事件の謎を解き明かしていく。二〇一一年ベストセラー一位のミステリ、待望の文庫化。書き下ろしショートショート『宝生家の異常な愛情』収録。”「BOOK」データベースより

価格 702円
ジャンル ミステリー小説
出版社 小学館
著者 東川 篤哉
ページ数 348ページ
口コミ
口コミ

“自分はテレビを観てから買ったんですが、原作とテレビでは少し違っていたので全然楽しめました!!
麗子御嬢様と影山、風祭の駆け引きは最高ですね(笑)
楽しんで読める上に、そんなトリックがあったのか!と驚かされたりもします。
豆知識も少々入っていて、楽しく知識が入ってきます!!”amazon.co.jpより

47位:焦茶色のパステル


~内容~
”競馬評論家・大友隆一が東北の牧場で銃殺された。ともに撃たれたのは、牧場長とサラブレッドの母子・モンパレットとパステル。隆一の妻の香苗は競馬について無知だったが、夫の死に疑問を抱き、怪事件に巻き込まれる。裏にある恐るべき秘密とは?ミステリー界の至宝・岡嶋二人のデビュー作&江戸川乱歩賞受賞作。”「BOOK」データベースより

価格 796円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 岡嶋 二人
ページ数 448ページ
口コミ
口コミ

“岡嶋二人の本は、ずいぶん以前から何冊も読んで、「どの本もすばらしい」と感じています。今回、なぜか本書「焦茶色のパステル」を読んでいないのに気付いて読んでみたところ、主人公である2人の女性の人物像の描きこみや、ストーリー展開の巧みさに驚嘆し、「これがデビュー作か」と改めて感心しました。江戸川乱歩賞を獲得した有名作だけのことはあります。
また、他のレビュアーさんも書かれていましたが、「焦茶色のパステル」というタイトルは、オシャレでありながら、読み終わってみると深い意味が隠されており、著者がこの本の隅々にまで気を配り、最高の作品を目指したことが伝わってきます。
本書は、競走馬を育成している牧場を中心に話が展開しますが、話の展開の中で上手に馬について解説しながらストーリーが進んでいくので、競馬のことを知らない人でも全く無理なく読める本です。1982年出版の本なのに、全く古く感じない本です。多くの人に読んでいただきたい、ていねいで密度の濃いミステリーです。おすすめします。”amazon.co.jpより

46位:飢えて狼


~内容~
“ささやかだが平穏な暮らしが、その日、失われた。怪しい男たちが訪れた時刻から。三浦半島で小さなボート屋を経営していた渋谷は、海上で不審な船に襲われたうえ、店と従業員を炎の中に失う。かつて日本有数の登山家として知られた渋谷は、自らの能力のすべてを投じ、真実を掴むための孤独な闘いを開始する。牙を剥き出し襲いかかる「国家」に、個人はどう抗うことが出来るのか。”「BOOK」データベースより

価格 814円
ジャンル ミステリー小説
出版社 新潮文庫
著者 志水 辰夫
ページ数 328ページ
口コミ
口コミ

“いままでなぜ手に取らなかったのか、読みながらそう己の不知を呪うばかり。
もしあなたが硬派なハードボイルド好きならば、本書は必読です。
かなり古い作品で、世界情勢は当時とかなり変化していますが、国家という生き物
の変わらぬ行動原理が的確に捉えられており、登場人物は饒舌かつ丁寧な描写
で生き生きと描かれています。そういう意味では普遍の面白さを持った作品と
言えるでしょう。作品の雰囲気としては、船戸与一氏に近いかもしれません。
殺伐とした空気が作品に硬い印象を漂わせていますので、ラストに爽快感があれ
ばもっと楽しめたと思います。
まあ、その辺は好みですので、ハマる人はハマると思います。
amazon.co.jpより

45位:沈黙のパレード


~内容~
”突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。”「BOOK」データベースより

価格 1870円
ジャンル ミステリー小説
出版社 文藝春秋
著者 東野圭吾
ページ数 448ページ
口コミ
口コミ

“東野圭吾はとても好きな作家で、ほとんどの作品を読んでいますが最近は作品によってクオリティに随分と落差があるように感じて、発売日の購入は見送ることも多くなっていました。
本作はガリレオシリーズということで、久々に発売日に購入しました。ネタバレになるので詳細は控えますが、これぞ東野圭吾というクオリティに仕上がっていると思います。スケールの大きなストーリーなので、おそらく映画化されるのではないかなと思いますが、真夏の方程式や容疑者Xの献身のように丁寧に映像化してほしいですね。
まだまだガリレオシリーズ続きそうですので、次回作も期待しています!”amazon.co.jpより

44位:迅雷


~内容~
“「極道は身代金とるには最高の獲物やで」。大胆不敵な発想でヤクザの幹部を誘拐した三人組。彼らと、面子をかけて人質を取り返そうとするヤクザたちとの駆け引きが始まった。警察署の目の前での人質交換、地下駐車場でのカーチェイス、組事務所への奇襲攻撃…。大阪を舞台に追いつ追われつが展開する痛快小説。”「BOOK」データベースより

価格 759円
ジャンル ミステリー小説
出版社 文春文庫
著者 黒川 博行
ページ数 343ページ
口コミ
口コミ

“今回の主役はやはり世間の「外れもん」稲垣と友永。稲垣は自称「ごと師」と言っているが、当たり屋で膝を痛めて若干身体の不自由はあるが、頭は回る。
友永はステンレスのダライコの回収業者。これにケンという物言わぬ格闘家を加えて、やくざの親分を誘拐して金を取ろうという飛んでもない連中だ。だが、どの
黒川作品にも共通する、大阪を舞台にした、大阪人による大阪弁の世界。どこか、滑稽さとわきの甘さと、それが故のユーモアたっぷりの騙しあいが展開
される。スピード感と緊張感たっぷりのアクションも多くて、さすが黒川と思わせてページをめくる手が止まらない(これを米国ではPage Turnerというらしい)。
もう一つ多くの黒川作品に共通するのがコンビの地味な友情。多分、黒川はそんな「友情」なんって甘ったるい言葉は嫌いだろうから敢えて強調しないが、
稲垣と友永、ともに恵まれない少年時代を過ごした二人の30男が、表現力は拙いなりにお互いを信頼し、命を懸ける姿は読んでいてわくわくさせられる。
最後の終わり方もまたかっこいいのだ。まったく、かっこよくないこのコンビが、最後はこのような終わり方でかっこよく終わるところに黒川の美学を感じられ
る。読後すぐに、次に読む黒川作品を探すのが私の習慣になっている。
amazon.co.jpより

43位:猿丸幻視行


~内容~
”奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき―百人一首にも登場する伝説の歌人、猿丸太夫が詠んだ歌に秘められた謎。そして“いろは歌”に隠された千年の暗号とは?友人の不可解な死に遭遇した、後の民俗学の巨人・折口信夫の若き日の推理が、歴史の深い闇をあぶりだす。江戸川乱歩賞受賞の永遠の傑作。”「BOOK」データベースより

価格 858円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 井沢 元彦
ページ数 448ページ
口コミ
口コミ

“折口信夫という実在の歴史上の人物を主人公として、「いろは歌」の謎をからませたミステリー。読み終えたあと、周囲の人に「是非読んでみて」と勧めずにはいられないほどの面白さでした。史実とフィクションのさかいめがわからず、不思議な読後感を抱いたのを30年たっても思い出します。歴史を下敷きにフィクションを絡ませて、読者を不思議な世界に連れて行ってくれるぴか一のミステリーです。
この本を読んで折口信夫、猿丸太夫、柿本人麻呂、いろは歌に興味を持って周辺知識を広めるもよし、私のように単なる小説として楽しむもよし。
誰にでも面白く読めると思いますので、とにかく読んでみてください。”amazon.co.jpより

42位:ユージニア


~内容~
”「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ―。かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。いったい誰がなぜ、無差別殺人を?見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか?日本推理作家協会賞受賞の傑作ミステリー。”「BOOK」データベースより

価格 692円
ジャンル ミステリー小説
出版社 角川文庫
著者 恩田 陸
ページ数 420ページ
口コミ
口コミ

“最後まで読むと読み返したくなる、2度読み.してしまう本、だと思います。宮部みゆきの「理由」のように悲惨な事件が、
関係者の人々の一人称もしくは第三者の伝聞で語られて行きます。
バラバラの話しが最後に構築されて「事件」が見えて来る感じです。
2度目は、ダカラかと納得しながら読んでいけます。
面白いかと言われると… ? 重い雰囲気の有るお話です。殺人を扱っているので、あたまえですが…。”amazon.co.jpより

41位:告白


~内容~
”「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。”「BOOK」データベースより

価格 681円
ジャンル ミステリー小説
出版社 双葉文庫
著者 湊 かなえ
ページ数 320ページ
口コミ
口コミ

“読む人の多くを不快にさせるであろう傑作。それは本作で描かれている醜い人物の誰かの心性に恐らくあなたが似ているからだ。少なくとも私は数人の登場人物の心性に共感してしまい、それがいかに醜く場合によって人を傷付けるものであるかを赤裸々に突き付けられて気分が悪くなった。もちろん登場人物の誰にも共感出来ず、何だコレ、人間の醜さをことさらあげつらってるだけではないかと思う人もいるだろう。それでも、本作の登場人物達が決して特異な心性を持った異常な人達ではなく、どこにでもいる普通の人達である事はわかると思う。そういう普遍的な人間の醜さを一切の容赦なく描き切った本作の文学性の高さを私は評価したい。
作者のデビュー作だが、いきなりこんなバケモノを世に出してしまうと、これを超える作品が書けるのか心配になるくらいだ。デビュー作が生涯の最高傑作とならないよう頑張って欲しいものだ。”amazon.co.jpより

40位:翳りゆく夏


~内容~
”「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。週刊誌のスクープ記事をきっかけに、大手新聞社が、20年前の新生児誘拐事件の再調査を開始する。社命を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、被害者、当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね、ついに“封印されていた真実”をつきとめる。第49回江戸川乱歩賞受賞作。”「BOOK」データベースより

価格 765円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 赤井 三尋
ページ数 480ページ
口コミ
口コミ

“いい物語だった。「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」する。週刊誌にスクープされて、新聞社の窓際社員が20年前の事件の真相に迫っていく。
ところから物語は始まる。落としどころ(結末)はどこ?
過去が徐々に明かされていくが、先が読めない展開にぐいぐい引き込まれていく。
事件に仕組まれた奇抜な考え(アイデア)がいたるところに仕掛けられていて、読んでいて飽きない。それと登場人物(杉野社長はじめ)の情のある人間性、またモチベーションの高さに読んでいて胸に迫るものがあり、この雰囲気で仕事をしたいと思う。この乱歩賞は◎だ”amazon.co.jpより

39位:陽気なギャングが地球を回す


~内容~
”嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。”「BOOK」データベースより

価格 692円
ジャンル ミステリー小説
出版社 祥伝社文庫
著者 伊坂 幸太郎
ページ数 394ページ
口コミ
口コミ

“伊坂幸太郎に出会ってからまだ三カ月ですマリアビートルから始まって今作読了三冊目どれを読んでも面白いのばかり、私は年齢も伊坂幸太郎氏と同じなのが、度々出てくる懐かしいネタにほくそ笑んでしまう(゚∀゚)続いてギャングシリーズ読んで行きます。あーこんなに面白い作家に出会えて私は幸せだぁーー!!”amazon.co.jpより

38位:闇に香る嘘


~内容~
”孫への腎臓移植を望むも適さないと診断された村上和久は、兄の竜彦を頼る。しかし、移植どころか検査さえ拒絶する竜彦に疑念を抱く。目の前の男は実の兄なのか。27年前、中国残留孤児の兄が永住帰国した際、失明していた和久はその姿を視認できなかったのだ。驚愕の真相が待ち受ける江戸川乱歩賞受賞作。”「BOOK」データベースより

価格 858円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 下村 敦史
ページ数 448ページ
口コミ
口コミ

“第60回江戸川乱歩賞受賞作。最近の乱歩賞受賞作のなかでは、高レベルな作品であると思います。冒頭に殺人事件が起きるわけでもなく、盲目の主人公がもどかしく真実に迫る姿は渋好みで地味な印象もあるかと思います。
ですが、作品自体はよく資料を読み込んで書いた跡が伺われ、また、読み手にストレスを与えることなく、最後にカタルシスがあります。”amazon.co.jpより

37位:雪月花黙示録


~内容~
”ミヤコの最高学府、光舎の生徒会長選挙。それはミヤコ全体の権力者を決定する伝統と狂騒のイベント。美形剣術士で春日家の御曹司、紫風は三期目の当選を目指していた。ある日、紫風は立会演説会中に選挙活動を妨害される。それは反体制勢力、「伝道者」の宣戦布告だった。彼といとこの女子高生剣士、蘇芳は次第に巨大な力に巻き込まれていき―。アクション満載、近未来の日本を舞台に繰り広げられる、絢爛豪華な玉手箱!”「BOOK」データベースより

価格 748円
ジャンル ミステリー小説
出版社 角川文庫
著者 恩田 陸
ページ数 420ページ
口コミ
口コミ

“閉じられた空間、ミヤコ。
春日一族をはじめとする魅力的な登場人物。
気づけばどんどん引き込まれていました。
これぞまさに恩田ワールド!

そして最後の結末の置いてけぼり感も恩田さんって感じ笑
何だか回収し切れていない点がボロボロあるので星一つ減。

総じて見ると楽しめた作品ではありました。”amazon.co.jpより

36位:時生


~内容~
”不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った―。過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。”「BOOK」データベースより

価格 935円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社文庫
著者 東野圭吾
ページ数 544ページ
口コミ
口コミ

“問題なく読むことができました。
特に終盤の200ページは一気に読み進めていたと思います。

話のジャンルはSFにあたり、内容は失踪した恋人の行方を追う話です。

小説あまり読まない僕でも楽しく読めましたので
基本的に誰に勧めても問題ないと思います。

あえてお勧めできない部分をあげるとしたら
分厚いので手を出しにくいことですね。”amazon.co.jpより

35位:カタコンベ


~内容~
”水没するまでのタイムリミットは約5時間。それまでに洞窟に閉じこめられた調査隊を助け出さなければ―。「もう同じ過ちは繰り返さない」。強い決意を秘めたケイブダイバー東馬亮は、単身救助に向かう。大きな闇に包まれた洞窟には、5年前の事件の真相と、殺人犯が潜んでいた。第50回江戸川乱歩賞受賞作。”「BOOK」データベースより

価格 692円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 神山 裕右
ページ数 384ページ
口コミ
口コミ

“洞窟、潜水、2つの事件の関係者が、調査隊に加わっている。初めのうちは、前振りが切れ切れにあり、誰が主人公か分からなかった。壮大な裏の裏、二人の殺意をもった人間と、一人の生き残ったことを背負った人間。洞窟を探索することが、命がけであることは分かる。物語の著者は未経験という。構想力と助言者の力に敬服。江戸川乱歩賞。著者は愛知県出身。”amazon.co.jpより

34位:七人の証人


~内容~
”十津川警部は帰宅途中を襲われ、不覚にも誘拐された。彼が気付いたときには、彼は奇怪な無人島にいた。しかもそこには、ある町の一部分がそっくり再現されていたのだ。次々建物から現われる人間は、皆或る事件の目撃者、そしてやがて展開される狂気のシーン。犯人の狙いは何なのか。意欲充満の会心サスペンス長編。”「BOOK」データベースより

価格 616円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社文庫
著者 西村京太郎
ページ数 311ページ
口コミ
口コミ

“西村京太郎作品には欠かせない十津川警部。本書では彼は帰宅途中何者かに襲われ、気付いて
みると何処かの孤島!?しかも、そこには何故かある街の一角が造られ、そこで一年前に起きた
殺人事件の目撃者7人が集められていた!?…と、なんとも奇抜な着想。

個人的にこの本を読んでると、人間の記憶とか、ほんの些細な心理的錯覚が、どれほど重大な
間違いを引き起こすかがよくわかって変に面白い。
七人の証人それぞれの微妙な齟齬を追求してゆく緻密な設定と、新たに巻き起こる殺人劇の
意味、そして最終的に導き出される驚愕の真相と、すべて西村京太郎独自のサスペンスメイク
で一気に読ませてくれます。

お決まりの舞台設定(クローズド・サークル)に自由な着想をブチつけた異色の秀作です!!!”amazon.co.jpより

33位:追いつめる


~内容~
“志田刑事は暴力団浜内組幹部を追跡中、同僚刑事を誤射して引責退官している。妻側からもらった離婚慰謝料を資本に、志田前刑事の浜内組追及は続けられた。暴力団の“経営革命”すら行なって尻尾を出さぬ浜内組と孤独な退職刑事との凄まじい闘い!直木賞を受賞し、ハードボイルドを日本の土壌に開花させた秀作。 –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。”「BOOK」データベースより

価格 880円
ジャンル ミステリー小説
出版社 光文社文庫
著者 生島 治郎
ページ数 382ページ
口コミ
口コミ

“ハードボイルド小説の醍醐味は主人公と同じ目線で事件を追っていき、その主人公の熱い「想い」を共感することである。その意味では生島治朗は本書で高らかに「ハードボイルド宣言」を行ったのである。
はるか30年も前に書かれた本書。凄いですね。
ハメット、チャンドラー、マクドナルド中心の読者も是非読んで欲しい。本書は解説もGOODです。”amazon.co.jpより

32位:墓標なき街


~内容~
“闇に葬られた殺し屋“百舌”事件。東都ヘラルド新聞社の残間の元に、事の真相を解明する原稿の依頼が舞い込む。警視となった倉木、探偵の大杉ら、当時を知る者への取材を始める残間。組織ぐるみで隠蔽された警察の不祥事を追ううちに、思いもよらない巨大な存在が浮かび上がり―。利権という名のパンドラの箱に手が掛けられたとき、現場に再び百舌の羽根が舞い落ちる。待望のシリーズ第六弾。”「BOOK」データベースより

価格 902円
ジャンル ミステリー小説
出版社 集英社文庫
著者 逢坂 剛
ページ数 515ページ
口コミ
口コミ

“主な登場人物は、前作まで出てきていた人ばかり。前作より随分間があったので、正直、え?誰だったっけ?という人や、過去の事件は曖昧なままで読み始めた状態でしたが、シリーズを読んでいない人にも、記憶が曖昧な人にも分かりやすく丁寧に過去の事件を上手く説明してあるので、これはこれで楽しく読めました。
政治がらみの話がメーンなので、ちょっと難しく感じることもありましたが、そこはベテランの文章力で丁寧に読めば、すんなりと入ってきます。
また、なんといってもこのシリーズは、主要メンバーがあっさりと死んでしまうところが気の抜けないところ。主人公だから何があっても絶対大丈夫! という安心感がなく、毎回ハラハラさせてくれますね。そして主要メンバーが次々と新しくなっていくのも魅力的。今回は、大杉の娘までもが加わり、いつまでも同じところに留まらず、当然みんな歳をとり、状況もかわり…という人間模様もシリーズの楽しみのひとつだと思います。
amazon.co.jpより

31位:果つる底なき


~内容~
”「これは貸しだからな」。謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。死因はアレルギー性ショック。彼の妻・曜子は、かつて伊木の恋人だった…。坂本のため、曜子のため、そして何かを失いかけている自分のため、伊木はただ一人、銀行の暗闇に立ち向かう!第四四回江戸川乱歩賞受賞作。”「BOOK」データベースより

価格 814円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 池井戸 潤
ページ数 408ページ
口コミ
口コミ

“江戸川乱歩賞受賞作品。本書の読みどころは銀行の内幕情報小説としての面白さ、
銀行の職制、人間関係、銀行と企業の取引関係、銀行と銀行員のすべてがわかり
やすく描かれてます。そして主人公が事件の真相解明にあたって銀行員としての
立場より人間としての生き方を優先させ困難な状況を乗り切った姿には感動を覚
え、中身の濃い銀行ミステリーとして読み応えのある作品です。”amazon.co.jpより

30位:天使のナイフ


~内容~
”生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、檜山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。”「BOOK」データベースより

価格 880円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 薬丸 岳
ページ数 448ページ
口コミ
口コミ

“まさか!まさか!の連続で寝る間を惜しんで一気読みでした。
少年法に対しては以前から疑問を抱く部分があったのですが、それを紐解いて、幾重にも織り込んであり、加害者・被害者のみならず、その周りの視点も丁寧に描写されてました。あの時ああしてれば… の後悔は、色んな人に色んな形で表れてる。でも、そこから、また更にどう行動するかは自分で決められる。
薬丸岳さんの作品は、一週間前に初めて読み、今回で3冊目です。そのくらい引き込まれました。友罪、Aではない君と、と今回の作品で、少年事件への考えを幾多の方向へ広げられ、本当に読んで良かったです。”amazon.co.jpより

29位:孤島の鬼


~内容~
”密室状態での恋人の死に始まり、その調査を依頼した素人探偵まで、衆人環視のもとで殺された蓑浦は、彼に不思議な友情を捧げる親友諸戸とともに、事件の真相を追って南紀の孤島へ向かうことになった。だが、そこで2人を待っていたのは、言語に絶する地獄図の世界であった…!『パノラマ島奇談』や『陰獣』と並ぶ、江戸川乱歩の長編代表作。”「BOOK」データベースより

価格 726円
ジャンル ミステリー小説
出版社 東京創元社
著者 江戸川 乱歩
ページ数 400ページ
口コミ
口コミ

“暑い暑い夏の日が舞台のこの物語、内容も陰鬱、そんな小説を事もあろうに、このアツーイアツーイ夏の、さらに暑苦しーい夜に読んでしまったので臨場感倍増、陰鬱さも倍加しました。
これから読書の秋なんで、この本読んで見ようかと思っているそこのアナタ!悪いけど出来れば他の本にしてくだされ。
この小説は涼しくなってから読んだんでは、おそらく楽しさ(苦しさ)は半分になるでしょう。
amazon.co.jpより

28位:写楽殺人事件


~内容~
”謎の絵師といわれた東洲斎写楽は、一体何者だったか。後世の美術史家はこの謎に没頭する。大学助手の津田も、ふとしたことからヒントを得て写楽の実体に肉迫する。そして或る結論にたどりつくのだが、現実の世界では彼の周辺に連続殺人が起きていて―。浮世絵への見識を豊富に盛りこんだ、第29回江戸川乱歩賞受賞の本格推理作。”「BOOK」データベースより

価格 1649円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 高橋克彦
ページ数 368ページ
口コミ
口コミ

“とにかく読んでいると「写楽」について、「ふ〜ん、そうだったのか」と思わず納得してしまう説得力がある。これが3部作のNo.1だから、特にそう思うかもしれないが、次の2作、3作を読んでいても「なるほど」と思ってしまう。しかし、どこまでが実際の史実に基づいたものなのか、高橋克彦氏による創作ねつ造(ごめんなさい)なのか全くわからない。これがエンタテイメントなのだろう。だまされたならだまされたでよいではないか。
写楽はね、北斎はね、広重はね、とおもわず受け売りしたくなるようなストーリーに上乗せして、小説中の研究者の身辺に殺人事件が起きるという二重の推理構造に、堪能しました。他の評にも書きましたが、もっと早くに読んでいればよかった。そうすれば高橋氏の他の作品(「だましゑ歌麿」や「おこう紅絵暦」、「春朗合わせ鏡」など)がもっと味わい深い作品になったろうと悔やんでいます。まあ良いか、また読み直そう。”amazon.co.jpより

27位:希望の糸


~内容~
”死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない。”「BOOK」データベースより

価格 1870円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 東野圭吾
ページ数 354ページ
口コミ
口コミ

“普通の書下ろし小説だと思い読みましたが、まさかの内容でびっくり、祈りの幕が下りるときで加賀の過去を描き
そして今回はいとこの松宮の過去を描いていて、東野圭吾の加賀恭一郎シリーズを読んでいるひとには
たまらない内容でした。大満足です。”amazon.co.jpより

26位:猫は知っていた


~内容~
”秘密の抜穴と謎の電話、そして暗闇に突き出た毒塗りナイフと一匹のネコ……。引越し早々に起きた連続殺人事件に、推理小説ファンの兄と私は積極的に巻き込まれた――素人探偵兄妹の鮮やかな推理をリズミカルな筆致でさらりと描き、日本のクリスティと称されてデビューした著者による、今日の推理小説ブームの端緒となった江戸川乱歩賞受賞作。”Amazonより

価格 770円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 仁木 悦子
ページ数 250ページ
口コミ
口コミ

“兄妹で殺人事件の謎を推理していくお話。作者は自分の世界を弁えていて、背伸びしない見事な作風に仕上げていることに、私は惹かれました。また、暗くなりがちなことを、明るく描いて行ける才能も感じました。一人でも多くの人に読んで頂きたいです。先入観を持たないで読んでください、良い作品なのが解りますから。”amazon.co.jpより

25位:すべてがFになる


~内容~
”孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。”「BOOK」データベースより

価格 806円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 森 博嗣
ページ数 524ページ
口コミ
口コミ

“この作品が刊行されたのは1996年、今から数えて実に21年も前のこと。1996年といえば、やっとインターネットが一般に普及し始めたばかり。そんな時代に、2017年にも通用するほどのネットワーク社会やプログラムの知識を載せた作品を書くという事に驚きを隠せません。
そして、三重の密室で展開される不可思議な事件。読み終えた時に感じたのは、真賀田四季という途方もない才能を持つ人物(キャラクター)に魅せられてしまった、という事でした。 人間という精神、感情を超越したかのような存在はどうなってしまったのか…。”amazon.co.jpより

24位:ホワイトアウト


~内容~
”日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループに占拠された。職員、ふもとの住民を人質に、要求は50億円。残された時間は24時間!荒れ狂う吹雪をついて、ひとりの男が敢然と立ち上がる。同僚と、かつて自分の過失で亡くした友の婚約者を救うために―。圧倒的な描写力、緊迫感あふれるストーリー展開で話題をさらった、アクション・サスペンスの最高峰。吉川英治文学新人賞受賞。”「BOOK」データベースより

価格 990円
ジャンル ミステリー小説
出版社 新潮文庫
著者 真保 裕一
ページ数 637ページ
口コミ
口コミ

“丁寧な取材をして、練りに練って書いているのでしょう。
描写からダムの風景が想像できます。
ぐいぐいと引っ張る冒険的なサスペンス。
文庫本で620ページほどありますが、途中でやめられません。
思わず涙腺が緩む場面もありました。
個人的には「笠原」をもっと活かしたストーリーだとより完璧に近かったと思います。あと、地図やダムの構造図などが1〜2ページあれば、もっと良かったのですが。
amazon.co.jpより

23位:『アリス・ミラー城』殺人事件


~内容~
”鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む―『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって?全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは…。古典名作に挑むミステリ。”「BOOK」データベースより

価格 946円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 北山 猛邦
ページ数 480ページ
口コミ
口コミ

“何の作品にも言えることだが、作品の知名度が上がると有象無象が群がって来る。
トリックの切れ味が鋭すぎると、理解が追い付かない読者層が難癖をつけるのはお決まりのパターン。意味が判らないというのはもはや読解力の問題なので論外とするにしても、最低限のステップを踏んでいることを前提とした内容で、結果的にそのターゲット向けに書かれている。
読者の中で一旦”折り返す”からこそ成立する作品。それが理解できなければどこに作者のアイデアの煌めきがあるのかわからず、最後まで読んで結末自体は理解できても、ポカーンである。しかもただワントリックの作品ではないので、この頃の他の名作群同様、そこだけ切り取っても作品になるようなネタがいくつも提示され解決編は腹が張ち切れんばかりにお腹一杯にしてくれる。
「建物」シリーズは数あれど、その中でも屈指の傑作と言って良いはず。こないだ青山剛昌 の仕事場がテレビに映っていたが、デスク真後ろのすぐ手の届く位置の本棚にこの本が収められているのを見てニヤリ。”amazon.co.jpより

22位:THE WRONG GOODBYE―ロング・グッドバイ


~内容~
“神奈川県警の刑事・二村永爾は、殺人事件の重要参考人ビリー・ルウの失踪と関わった嫌疑で捜査一課から外されてしまう。事件直後、ビリーが操縦していたジェット機が台湾の玉山の上空で姿を消したことを知らされる。一方、横須賀署の先輩刑事から国際的な女流ヴァイオリニストの養母である平岡玲子の捜索を私的に頼まれる。玲子のマンションで二村は壁に拳銃弾を発見、彼女が事件に巻き込まれたことを知るが…。三島賞受賞第一作となる傑作ハードボイルド。”「BOOK」データベースより

価格 859円
ジャンル ミステリー小説
出版社 角川文庫
著者 矢作俊彦
ページ数 592ページ
口コミ
口コミ

”彼の作品はストーリーが面白いというより、街の風景がリアルで、生きたヨコハマを楽しむことができる。

昔、友人に連れられて、沖縄で米兵達だけが集まるバーへ連れて行ってもらったことがある。
その店のにおいが漂うような本である。

特に超人的な何かを持つわけでもない普通の刑事が、油の混じった匂いのする潮風に吹かれながら、真相に近づいていく。”amazon.co.jpより

21位:ダレン・シャン1 奇怪なサーカス


~内容~
”友人の命を救うために、バンパイアになってしまうダレン少年の物語。数奇な運命をたどっていく主人公の冒険や不思議な世界が、予想もできぬ展開で繰りひろげられていく英国のミステリー小説です。 –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。”「BOOK」データベースより

価格 726円
ジャンル ミステリー小説
出版社 小学館ファンタジー文庫
著者 ダレン・シャン
ページ数 336ページ
口コミ
口コミ

“ダレン・シャンの世界のヴァンパイアは通常考えられている十字架やにんにくには反応せず、日の光に当たっても直ちに死ぬわけではないし、血を残らず飲み干して人間を殺したりもしないし、被害者が新たなヴァンパイアになるわけでもありません。独自の掟に従って誇り高く生きています。主人公のダレンが好奇心を抑えきれずにしたことから、思いがけずバンパイアの世界に引きずり込まれてしまいます。奇怪なサーカスの出演者の描写その他で、こわがリの小さいお子さんには一部不向きな表現もありますが、親子で楽しめる話です。”amazon.co.jpより

20位:天使の傷痕


~内容~
”武蔵野の雑木林で殺人事件が発生。瀕死の被害者は「テン」と呟いて息を引き取った。意味不明の「テン」とは何を指すのか。デート中、事件に遭遇した田島は、新聞記者らしい関心から周辺を洗う。どうやら「テン」は天使のことらしいと気づくも、その先には予想もしない暗闇が広がっていた。第11回江戸川乱歩賞受賞作。”「BOOK」データベースより

価格 726円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 西村 京太郎
ページ数 368ページ
口コミ
口コミ

“昨年、相模原の障害者施設で起きた事件の報道姿勢につながるモノを感じた。
(先日、yahooのニュースで公開された「匿名報道をめぐる葛藤」という内容のニュース記事から)
>この事件では、警察の判断で被害者の匿名が決まり、発表されたのは、年齢と性別だけだった。匿名に至ったのは、遺族から警察へ、匿名報道への強い要望があったからだという。息子が施設にいた家族会の大月和真会長は、当時を「ご遺族の中から、その当日に出てきた話なんですけれども、自分たちの生活を守りたいという一心のことではなかったのかなというように思います」と振り返った。
このコメントを読んだ時に、ふと頭に浮かんだのが、「天使の傷痕」。
一家が地域(もっとはっきり言うと「ムラ社会」)での平穏な生活を守るために、(それこそ戸籍ごと)隠さざるを得なかった障害を持つ子供の存在、そして隠すという行動によって引き起こされた事件。この小説が書かれたのは半世紀近く前なのに、未だに解消されないこの風潮。なんだかやるせない。”amazon.co.jpより

19位:脳男


~内容~
”連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが…。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。”「BOOK」データベースより

価格 649円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 首藤 瓜於
ページ数 384ページ
口コミ
口コミ

“思わず陳腐な見出しをつけてしまいましたが、それ位疾走感のある内容になっています。
著者の名前もさることながら、登場人物の名前も珍しいものが多く、読み始め当初は少々手こずりました。しかし、読み進めていくうちに、次の展開が待ちきれなくなり、一気に読むことが出来ました。
映画化もされていますが、本の中で完成された主人公のイメージを崩すことに抵抗があり、まだ見ていません。文体も読みやすく、スッキリした読後感をお好みの方にオススメです。”amazon.co.jpより

18位:片想い


~内容~
”十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、彼女をかくまうが…。十年という歳月は、かつての仲間たちを、そして自分を、変えてしまったのだろうか。過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間たちを描いた、傑作長篇ミステリー。”「BOOK」データベースより

価格 990円
ジャンル ミステリー小説
出版社 文春文庫
著者 東野圭吾
ページ数 624ページ
口コミ
口コミ

“アマゾンのレビューでとても高評価が多かったのと、ドラマ化するということで
とりあえず原作を見てみようと思い、購入しました。
結構なボリュームですが、今現代でも問題となるLGBTにつながる
男女感、性的な問題を問題に組み込んでいる巧みな構成にやはり東野先生!
と思わせてくれました。期待は裏切りませんよ!!”amazon.co.jpより

17位:池袋ウエストゲートパーク


~内容~
”池袋西口公園(おれたちはカッコつけるときはいつも「ウエストゲートパーク」と呼んでいた)の本当の顔は週末の真夜中。噴水のまわりの円形広場はナンパコロシアムになる。ベンチに女たちが座り、男たちはぐるぐると円を描きながら順番に声をかけていく――。
ミステリーの「いま」を読みたければ、池袋を読め。刺す少年、消える少女、潰しあうギャング団……命がけのストリートを軽やかに疾走する若者たちの現在を、クールに鮮烈に描く大人気シリーズ、第一作!
青春小説の爽快さとクライムノヴェルの危険さ。クセになリます。”「BOOK」データベースより

価格 748円
ジャンル ミステリー小説
出版社 文春文庫
著者 石田 衣良
ページ数 367ページ
口コミ
口コミ

“弱者の反撃!! このシリーズの根底にあるのはこのテーマではないだろうか?
強者は弱者を虐げ、その弱者はより弱者を食い物にする。 それに対する小気味よい反撃。
キャラクターも魅力的で、毎回楽しませてくれる。
著者としてはその中に社会問題に対する提起を織り込みたいのかもしれないが、読者にそれを考えさせるには設定がローカルすぎるんじゃ無いかと思う。
似たようなテーマでアンドリュー・ヴァクスのバークシリーズがあるが、私は本作の方が軽さと救いがある分好みだ。”amazon.co.jpより

16位:高層の死角


~内容~
”東京の巨大ホテルの社長が堅牢な密室で刺殺された。捜査線上に浮かんだのは、事件の夜に刑事の平賀とベッドをともにしていた美しき社長秘書。状況証拠は秘書と事件の関係を示していたが、間もなく彼女も福岡で死体となって見つかった。なぜ彼女は社長殺しを計画し、東京から遠く離れた福岡で殺されたのか。愛した女性の真実を求め、平賀の執念の捜査が始まる―。鮮やかなアリバイ崩しが光る、江戸川乱歩賞受賞の傑作。文庫書き下ろし短編収録!”「BOOK」データベースより

価格 660円
ジャンル ミステリー小説
出版社 KADOKAWA/角川書店
著者 森村 誠一
ページ数 334ページ
口コミ
口コミ

“いやー、ここまで本格的な推理を追求した小説は他にないでしょう。
著者がホテル業界に詳しかった経緯もありますが、それにしても一つ一つの推理の巧みさが見事であり、読者を唸らせます。流石に江戸川乱歩賞を受賞しただけのことはあります。人間ドラマとしての読み応えもあります。特に平賀刑事の執念の追跡は、殺された者への愛と刑事としての使命感が伝わっていて、読んでいながら一緒に捜査をしているように感じます。
密室というトリックや時間的な制約があるアリバイ崩しに挑んだ本格推理ものです。是非、皆さんにも読んでいただきたい作品です。”amazon.co.jpより

15位:麒麟の翼


~内容~
”「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。”「BOOK」データベースより

価格 814円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社文庫
著者 東野圭吾
ページ数 384ページ
口コミ
口コミ

“分厚い本なので ゆっくり読むつもりでしたが、続きがどう展開するのかと気になり、どんどん読み進んでいました。
まだ読んでいない作者の本を読むつもりです。”amazon.co.jpより

14位:アルキメデスは手を汚さない


~内容~
”「アルキメデス」という不可解な言葉だけを残して、女子高生・美雪は絶命。さらにクラスメートが教室で毒殺未遂に倒れ、行方不明者も出て、学内は騒然!大人たちも巻き込んだミステリアスな事件の真相は?’70年代の学園を舞台に、若者の友情と反抗を描く伝説の青春ミステリー。江戸川乱歩賞受賞作。”「BOOK」データベースより

価格 649円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社
著者 小峰 元
ページ数 392ページ
口コミ
口コミ

“昔、単行本を買った記憶がある。本屋でぜんぜん違うイメージの装丁で並んでいて、「へエー」って思って買ってみた。もうすっかり忘れていたと思っていたが、読んでいくうちに思い出してしまった。人間の記憶っていうものは不思議です。僕が大学4年の時に江戸川乱歩賞をもらった作品で、僕には全然時代の違和感がなく読めました(当然と言えば当然)。確か次の年にテレビでドラマ化された記憶が残っている。時代の変化の影響を一番受けるのは中学・高校時代だろうから今の若い方が読めば違和感があるのは当然といえば当然。しかもあの時期は今より嵐の真っ只中をくくりぬけた後だったもんね。”amazon.co.jpより

13位:ゴールデンスランバー


~内容~
”衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。”「BOOK」データベースより

価格 1100円
ジャンル ミステリー小説
出版社 新潮社
著者 伊坂 幸太郎
ページ数 690ページ
口コミ
口コミ

“個人的には伊坂幸太郎の最高傑作。徐々に解き明かされていく伏線の消化が気持ち良い。
これ以後の作品は伊坂節が強くなりすぎる感じもあるので、伊坂幸太郎を初めて読む人はこの作品あたりかた始めると良いのではないかと思う。”amazon.co.jpより

12位:テロリストのパラソル


~内容~
”ある土曜の朝、アル中のバーテン・島村は、新宿の公園で一日の最初のウイスキーを口にしていた。その時、公園に爆音が響き渡り、爆弾テロ事件が発生。死傷者五十人以上。島村は現場から逃げ出すが、指紋の付いたウイスキー瓶を残してしまう。テロの犠牲者の中には、二十二年も音信不通の大学時代の友人が含まれていた。島村は容疑者として追われながらも、事件の真相に迫ろうとする―。小説史上に燦然と輝く、唯一の乱歩賞&直木賞ダブル受賞作。”「BOOK」データベースより

価格 749円
ジャンル ミステリー小説
出版社 角川書店
著者 藤原 伊織
ページ数 381ページ
口コミ
口コミ

“アル中の私が、偶然巡りあった作品。どなたかが思い出の作品といった形の書評で紹介されていたので、Amazonで速攻で購入。到着後、これまた速攻で読みました。私は、ノンフィクションは滅多に読みませんが、アル中の日常がよく書けていることもあって、思い切り物語に入り込んで読了。いろいろな要素が絡み合って、最後に収束していくところは、ミステリーの常ですが、本作品は特にお見事でした。読んで損はない作品。上々です!”amazon.co.jpより

11位:三月は深き紅の淵を


~内容~
”鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、十年以上探しても見つからない稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話。たった一人にたった一晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。”「BOOK」データベースより

価格 734円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社文庫
著者 恩田 陸
ページ数 448ページ
口コミ
口コミ

“作者未詳、発行部数も限られている。
持ち主はたった一人に、たった一晩だけ貸すことが許された幻の稀覯本「三月は深き紅の淵を」そんな謎めいた1冊の本を巡る4つの物語。
一つひとつの話だけでも十分楽しめる出来だが、
4本まとめて読むとまたそれぞれの良さがわかる。
この作品には、作者の物語というものへの
愛がたっぷり詰まっている。
もっと面白い物語を読みたい、といつも思っている
活字中毒者たちの心を、恩田陸はよく知っている。
これを読んだら、次は「麦の海に沈む果実」
を読むことをオススメします。
amazon.co.jpより

10位:屍人荘の殺人


~内容~
”神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の幕開けだった!奇想と謎解きの驚異の融合。衝撃のデビュー作!”「BOOK」データベースより

価格 814円
ジャンル ミステリー小説
出版社 東京創元社
著者 今村 昌弘
ページ数 381ページ
口コミ
口コミ

“ミステリー好きには説明不要のクローズドサークル物。久々に凄く良かった。読み始めは、ちょっと取っ付きにくい感じだったけど、剣崎比留子が登場するや否や、キャラやストーリーにハマりまくりました。映画されるので観に行きたのですが、オヤジなのでちょっと無理かな。DVD出るまで待ちます。💦
追伸 Audible(オーディオブック配信サービス)と交互に読んだんですが、剣崎比留子役の声がキャラに合ってて良かったです。”amazon.co.jpより

9位:宿命


~内容~
”高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。”「BOOK」データベースより

価格 384円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社文庫
著者 東野圭吾
ページ数 378ページ
口コミ
口コミ

“今作品も東野圭吾さんらしい演出・構成で巧くまとまっており、大変読みやすくスイスイ読めました。
ただ、東野圭吾作品にしては珍しく?登場人物が多くて、前半は一族の家系図を作って
それを見ながら読みました。

出来るだけ古い作品から東野作品を読んでいますが、最後が後味の悪い終り方の作品が多々あるなか、こちらはスッキリ読み終えた感があります。
ラストに勇作と晃彦の関係が解き明かされます。二人が産まれてから現在に至るまでの双方がある共通な「宿命」を抱えながらお互い違った道を歩んできたのだと分かります。そして行き着く最後の「宿命」は同じ所に辿り着いたような気がします。
晃彦に何においても勝てなかった勇作、ラストの一行にジーンときました。温かい気持ちでエンディングを迎える事が出来ました。
大変良い作品でした。”amazon.co.jpより

8位:黒と茶の幻想


~内容~
”太古の森をいだく島へ―学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。「美しい謎」に満ちた切ない物語。”「BOOK」データベースより

価格 748円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社文庫
著者 恩田 陸
ページ数 400ページ
口コミ
口コミ

“「非日常」と「美しい謎」。まさにこれこそ恩田ワールドにぴったりのテーマじゃありませんか。学生時代の友人たちが、旅行に出かける。そこは俗世とはかけ離れた、太古の森を抱く島。謎にはぴったりの舞台が用意されている。

蒔生、彰彦、節子、利枝子の4人。ここに、これまた謎めいた存在の”梶原憂理”がどのようにからんでくるのか。上下巻、4部構成で、それぞれタイトルには登場人物の名がついている。タイトルとなっている人物の目を通して、物語が進んでいく。

誰が殺したとか、堂殺したとか、派手なトリックが出てくるわけではなく、かといって、ほんわかした、いわゆる”日常の謎”でもない物語。それぞれが無意識に、この旅で何かを解決しようとしている。それがなんなのか、旅に出た当初はわかっていないのだけれど、繰り返されるたわいもない会話のうちからおぼろげに見えて来る。

いつか行こうと思っているものの、なかなかいく機会に恵まれない。時間とかお金とか仕事の制約で。それが、ひょんなことから実現する瞬間というのは、それがその場所へ「行くべき時」が来たということなんだ、この4人はそれがわかっている。そこで何かが起こるということも。

謎というのは必ずしも解けばいいというものではなく、謎は謎のままのほうが美しい場合もある。それがわかっていながら、答えを探さずにはいられない。それによって苦しむかもしれないと、心の底ではわかっていながら、知らずにはいられない。人間ていうのは、不思議なものです。その答えを見つけることによって、この4人は、これからどんな人生を歩んでいくんだろう。

この物語の設定が、ひなびた温泉旅館なんかだったら、中年にさしかかろうという男女4人の、ただ過去を懐かしむような陳腐な物語になってしまうかもしれないところ、Y島という特殊な舞台だからこそ、雰囲気も盛り上がる。

一部に『麦の海に沈む果実』の風景が出てきて懐かしくなった。恩田作品を愛読している人にはおなじみでしょうが、どの作品も、随所に”おなじみ”のものが出てくるのです。それも、恩田作品の楽しみですよね。

早く下巻も読みたいです。憂理はどうなったんだろう?”amazon.co.jpより

7位:流星の絆


~内容~
”何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。”「BOOK」データベースより

価格 1012円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社文庫
著者 東野圭吾
ページ数 480ページ
口コミ
口コミ

“読んでいる途中で、9年前にテレビドラマ化されていた
ことを知り、気になって配役を調べてしまった。
結局ずっと、その俳優さんたちの顔を浮かべながら
読んでいました。
でも、イメージがピッタリでしたので、
かえって面白く読めた気がします。
最後の意外な結末が、さすがという感じでした。
ドラマの方も、機会があったら見てみたいです。
amazon.co.jpより

6位:十角館の殺人


~内容~
”十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!’87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。”「BOOK」データベースより

価格 946円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社文庫
著者 綾辻 行人
ページ数 512ページ
口コミ
口コミ

“最後まで真犯人が誰なのか分からないストーリー展開は鮮やかで、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」などの作品が好きな人にはお勧めの一冊である。”amazon.co.jpより

5位:秘密


~内容~
”妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。”「BOOK」データベースより

価格 803円
ジャンル ミステリー小説
出版社 文春文庫
著者 東野圭吾
ページ数 452ページ
口コミ
口コミ

“まずタイトルが非常に優れています。
読みながら「秘密」というタイトルがすぽんすぽんとパズルのピースのようにはまっていくのを感じ、何度も関心させられました。
そしてその文章力、構成力、キャラクター造形の深さ。
目から入った文章が脳内で文章として処理されることなく、そのまま映像化されるイメージです(あくまでイメージ)。
プロの小説はそもそもそういうものだと思うのですが、このレベルの文章にはそうそうお目にかかれません。
読み終えて改めて眺めてみても特別うまい文章という感じはしないのですが、
シンプルな文章とストーリー、キャラクター構成がそうさせているのでしょうか。
主人公に感情移入しすぎるあまり、そして自分がこの主人公程潔く諦めることができない性格のため、
読後の後味の悪さは今まで読んだ作品の中でもトップクラス。自分が既婚者でなく本当に良かった。
既婚者の男性には良くも悪くも実生活に影響を与える作品だと思います。
とてつもなくすごいものを見たという感想とともに、二度と読みたくないと思ってしまう程のめり込んだ作品でした。
以上、五度目の読了を終えて。”amazon.co.jpより

4位:白夜行


~内容~
”1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。”「BOOK」データベースより

価格 1100円
ジャンル ミステリー小説
出版社 集英社文庫
著者 東野圭吾
ページ数 864ページ
口コミ
口コミ

“各章ごとに様々な舞台で色々な境遇の人々が登場する約19年間にも及ぶ壮大なストーリー。
そして、それらは複雑に結びつき影響し合っている。
その中で、不穏に浮かび上がる数々の決定的証拠の無い犯罪。
読者にも敢えて読み進むにつれて疑念から確信を持たせる構成だが、最後まで全ての始まりとなった最初の殺人の犯人の動機と背景は見事謎に包まれている。
850ページを超える内容だが、その中身は一切冗長な無駄はなく、章や節で舞台やシーンが切り替わっても、前後の伏線や関連性を匂わすプロットが散りばめられているので抵抗なく読み進められる。それがページをめくる手を止まらなくさせる。
そして、衝撃の結末。ラストにたどり着けば、あの時読んだ伏線が生きていたのかと、良い意味でミステリーのセオリーをきちんと踏襲されているのがわかる傑作。
緻密な人間模様とミステリーを味わいたい人にはオススメの一冊。”amazon.co.jpより

3位:ルパンの消息


~内容~
”十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで二十四時間、事件は解明できるのか。”「BOOK」データベースより

価格 776円
ジャンル ミステリー小説
出版社 光文社文庫
著者 横山 秀夫
ページ数 441ページ
口コミ
口コミ

“この作品は横山氏の処女作で、長編小説。若い学生3人を主人公にしており、非常に面白かった!ネタバレしてはいけないので詳細は記載しないが、私はこの作品と出会って著者を知ったのです。そして、ほんのわずかで彼の作品の全てを読破しました。私は短篇小説が苦手です。それを覆してくださった有難い作家です。この一冊に出会わなかったら、横山作品を片っ端から読み漁らなかったでしょう。それぐらい、展開も早いし面白い。短篇と言ったら横山作品を推薦しますが、処女作でこのレベルがかけてたんだと思うと、いやはや、驚くべき筆力。ただ、やはり随分昔の作品で、当然、横山さんだって若いから、初々しいほろ苦い青春のような一片を感じさせてくれますが、今の作風ともかなり違う。私はぜひ、おススメしたいです。”amazon.co.jpより

2位:13階段


~内容~
”犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。二人は、無実の男の命を救うことができるのか。江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。”「BOOK」データベースより

価格 770円
ジャンル ミステリー小説
出版社 講談社文庫
著者 高野 和明
ページ数 400ページ
口コミ
口コミ

“読書ずきなのですが、なかなか時間がなく最初がまどろっこしい出だしだったり、長々しい文章が多いと途中飽きたりして、興味が失せしおりを挟んだままの本が多い中、これは最初から引き込まれるものがあり、次はどうなるのたらろうかとか、犯人をこの人かもいやこの人だと、登場人皆が怪しいのも見処、忙しい合間、次はどうなるのか犯人はいったい誰なのかを知りたく、2日間で読みきってしまう程の面白さでした。
久々感慨深い小説に巡り会え感激です。この筆者の書いた本を全部読みたくなりました。”amazon.co.jpより

1位:容疑者Xの献身


~内容~
”天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。”「BOOK」データベースより

価格 770円
ジャンル ミステリー小説
出版社 文春文庫
著者 東野圭吾
ページ数 394ページ
口コミ
口コミ

“東野圭吾の本は何冊も読みましたが、特にこの作品は、ガリレオ湯川が主役ではなく、容疑者Xがまさに主役!!映画の堤真一のラストの名演技にも大泣きさせられましたが、やはり原作を越える映像はありません!本をお勧めします。”amazon.co.jpより

ミステリー小説(推理小説) のおすすめの選び方

作家で選ぶ

ミステリー,小説,おすすめ,作家で選ぶ

宮部みゆき 

本屋に行くと必ず目につく場所に1冊は置いてある宮部さんの作品。過去に、本屋大賞や直木賞などの有名な賞も数々受賞している有名な作家です。「火車」など映画やドラマ化された作品も多くあります。

ジャンルはサスペンスからミステリー、エッセイ、さらには絵本など幅広いので、「どれを読んでもハズレ無し!」と多くの人が「宮部ワールド」と呼ばれる世界観にどっぷりとハマるようです。その中でも一番多いミステリー作品は、江戸時代から現代を舞台にしたものまで幅広い時代のミステリーを手掛けています。

綾辻行人 

新本格ミステリー作家として知られる綾辻さんですが、実はミステリーだけではなく、ホラー小説や幻想小説などさまざまなジャンルの作品を発行しています。

ですがやはり、「館シリーズ」が一番有名でミステリーが一番です。2018年には第22回日本ミステリー文学大賞を受賞しています。映像化だけではなく、中には漫画やアニメ化された作品もあります。叙述トリックの名手でもあり、ラストの「どんでん返し」を得意とする作家さんなんです。

東野圭吾 

ミステリーやサスペンス、ユーモア小説など、多くのジャンルの作品を発表している東野圭吾さん。

その作品の魅力は、ずばりテンポ良く読みやすい文章と、人間の内面を描いた作風です。また、理系出身で科学的な根拠に基づいた本格ミステリーはもちろん、、社会問題や家族愛、スポーツに笑いなどとミステリーを掛け合わせることで読者やファンを飽きさせない引き出しの多さも魅力です。

ミステリー作品では、緻密なトリックや張り巡らされた伏線が人気で、ガリレオシリーズや、マスカレードシリーズなどのシリーズ作品も多く輩出しています。メディアミックスがされている作品も多くあるので、はじめての方はその作品から読むこともおすすめです。

【2023年最新】東野圭吾の小説のおすすめ人気ランキング30選
【最新版】東野圭吾の小説のおすすめ人気比較ランキングトップ30です。各東野圭吾の小説のあらすじや価格情報からクチコミやレビューまでを徹底的にランキング形式でご紹介!みんなが選んだおすすめの東野圭吾の小説をあなたにお届けします。

赤川次郎 

赤川次郎さんの描く作品はミステリーだけにとどまらず、恋愛もの、ホラーもの、青春ものと多彩のジャンルがあります。特徴としては、ミステリー作品の中でも家族や人との関わりなどの人間関係を、性格まで細く描写して、笑いも混ぜ込んだ内容で展開するような作品が多い点です。

中学時代に「シャーロック・ホームズ」と出会い、その頃から小説の世界に魅了され、執筆活動をはじめたと言われるほど、子供の頃から空想好きだったことも有名です。1976年に作家赤川次郎のデビュー作品「幽霊列車」が新人賞を受賞し、さらに「三毛猫ホームズ」も注目作品となりました。そこで本格的に小説家として歩みだしました。

シリーズ化されたものも多くあり、「セーラー服と機関銃」など映像化された作品も多くあります。

江戸川乱歩 

日本の探偵小説の父と呼ばれている江戸川乱歩さんは「人間椅子」・「芋虫」などの作品が有名な推理小説作家です。

怪奇・幻想・グロテスク要素がふんだんに散りばめられた作風でありながら、エンターテインメント性も高く読みやすいものから、エロティック・残虐趣味の要素をもつ作品や、本格推理小説など大人が楽しめる作品もたくさんあります。

そのため、テーマも分かりやすくストーリーの完成度が高いことからも広い世代から評価を受けています。

村上春樹 

有名な日本人作家と聞かれて真っ先に脳裏に浮かぶのが村上春樹さん。

注目の賞の受賞候補には必ず入っており、新刊が発表されると間違いなくベストセラー作品となるほどの人気ぶりです。若い頃から読んできた海外文学に影響を受け、少し難解で難しい表現が出てくることも多いですが、難しい割にはテンポが良くいつの間にか世界に入り込んでしまいます。

特徴的な言葉遣い、お洒落なお酒に音楽、不思議な登場人物、幻想的で曖昧な世界観など魅力にあふれる作品が多く、日本国内問わず海外でも高く評価されています。

【2023年最新】村上春樹の小説のおすすめ人気ランキング25選
【最新版】村上春樹の小説のおすすめ人気比較ランキングトップ25です。各村上春樹の小説のあらすじや価格情報からクチコミやレビューまでを徹底的にランキング形式でご紹介!みんなが選んだおすすめの村上春樹の小説をあなたにお届けします。

恩田陸 

ミステリーやSFから、ファンタジー、青春小説、芸術小説など幅広いジャンルの小説を執筆し、直木賞他文学賞をいくつも受賞している人気作家です。自分の実体験をもとに、また目で見たものから作り出していると言われている作品の数々はノスタルジアへ読者を誘う描写がとても優れているという点が特徴的です。

そんな繊細な描写で人間の怖さなどの恐怖を表現するミステリー小説には虜になる人続出です。

【2023年最新】恩田陸の小説のおすすめ人気ランキング30選
【最新版】恩田陸の小説のおすすめ人気比較ランキングトップ30です。各恩田陸の小説のあらすじや価格情報からクチコミやレビューまでを徹底的にランキング形式でご紹介!みんなが選んだおすすめの恩田陸の小説をあなたにお届けします。

海外作家 

海外ミステリーは長編でおまけに異文化で難しそう、と手が出しがたい人も多いかもしれませんが、読み進めると夢中になってしまうような作品も多いです。

日本の作家の想像を超えたダイナミックな世界観や想像を超えるどんでん返しの展開のものなど多岐に渡ります。毎年続々と新刊も発売されているので、ぜひ、お気に入りの作品を見つけてみてください。

映像化されたものを選ぶ 

ミステリー,小説,おすすめ,映像化された作品を選ぶ

映像化された作品を見て小説で作品を読んだという人も多いように、一度映像化された作品を鑑賞したうえで作品を読むことで理解しやすいというメリットもあります。

映像と小説で登場人物の年齢やキャラクター設定が変わってしまうということも中にはありますが、原作と映像の両方を鑑賞してこそ作品の面白さを100%堪能できる魅力もあります。

「映像化不可能!」と言われた作品も今では多く映像化されていて、人気だからこそ映像化されたものも多いのでチェックしてみてください。

【2023年最新】映画化した小説のおすすめ人気ランキング10選
【最新版】映画化した小説のおすすめ人気比較ランキングトップ10です。各映画化した小説のあらすじや価格情報からクチコミやレビューまでを徹底的にランキング形式でご紹介!みんなが選んだおすすめの映画化した小説をあなたにお届けします。

口コミで選ぶ 

多くの小説ファンからの率直な感想や気持ちが反映された口コミを参考にする方法もあります。

素直な意見が反映されているので、良い点悪い点も参考にできるため、普段の自分の視点からは選ばない内容を選ぶことができます。

星評価などで口コミを反映しているものも多く、口コミの多い方が読んでいる人が多い傾向にあるので注目です。

シリーズものを選ぶ 

有名な推理小説の作家には、シリーズものを出すことで人気に火を付けることになっている作品も多いでしょう。

シリーズとして登場している主人公のキャラクターも人気の理由となっており、個性的でユニークなキャラクターにハマってしまい「また会いたい」と思われる点も継続して読まれるポイントです。

1冊目にハマると一気にファンになる良さと、登場人物を覚える手間が省けて長く楽しめる魅力もあります。読み続けていくうちに、自分のなかで思い出深い物語として、残っていく魅力があります。

衝撃度で選ぶ 

ミステリー,小説,おすすめ,衝撃度で選ぶ

本当の意味が分かると、もう一度読みたくなる作品。予想を上回るようなラストの展開に、衝撃を受けて二度と忘れられなくなってしまうような作品も多くあります。

エンターテインメントとしての要素も含み、思わず「だまされた!やられた!」と思えるような作品との出会いを望んでいる人にぴったりなのがミステリー作品です。作者の巧みなテクニックで読んでる途中で、ハッと気づかされて、あなたの世界の見方を360度変えてしまうものもあるかもしれませんよ。

ミステリー小説(推理小説) のおすすめまとめ 

ミステリー小説を一つとってみても、国内外さまざまな作者がいて、衝撃度や結末も多種多様なものがあるので、その刺激にはまり込み、好きになる人も多くいます。

私も、自分で予測する推理の面白さや犯人捜しの複雑さについ夢中になり気づいたら時間を忘れて読みふけってしまっていることもよくあります。本文を通して、日常では味わえない刺激と面白さを体験できるミステリー小説の魅力に共感いただける人が増えると嬉しいです。作者やジャンルも、紹介した方々以外にも多くいるのでぜひチェックしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました