森見登美彦さんの作品はアニメ化や漫画化などされ、数々の文学賞を受賞しており、実力があり人気が伴っている作家さんです。ユーモラスで独特な雰囲気をもつ話が多く、若い方に支持されている作家さんと言えます。今回は森見登美彦さんのおすすめ作品と作品の選び方について紹介していきます。
おすすめの小説家森見登美彦とは!?
大学生を主人公にすることの多い森見登美彦さんは、10代20代の若い方に絶大の支持を受けている作家さんです。作風はユーモアにあふれる作品が多く「シリアスなものは、怪談に浮かばず書けない」と作者本人が言っているくらいです。押井守さんや宮崎駿さんと言ったアニメ映画の監督に影響を受けており、現実の大学生を主人公にしながらもファンタジックなストーリーを好んで書いている作家さんです。
2022年最新の森見登美彦の小説
『四畳半タイムマシンブルース』
~内容~
気ままな連中が”昨日”を改変。世界の存続と、恋の行方は!?
水没したクーラーのリモコンを求めて昨日へGO! タイムトラベラーの自覚に欠ける悪友が勝手に過去を改変して世界は消滅の危機を迎える。そして、ひそかに想いを寄せる彼女がひた隠しにする秘密……。
森見登美彦の初期代表作のひとつでアニメ版にもファンが多い『四畳半神話大系』。ヨーロッパ企画の代表であり、アニメ版『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』の脚本を担当した上田誠の舞台作品『サマータイムマシン・ブルース』。互いに信頼をよせる盟友たちの代表作がひとつになった、熱いコラボレーションが実現!(Amazonより)
価格 | 1650円 |
ジャンル | 文芸作品 |
著者 | 森見登美彦 |
ページ数 | 228ページ |
森見登美彦の小説のおすすめ人気比較ランキング
14位:熱帯
~内容~
沈黙読書会で見かけた『熱帯』は、なんとも奇妙な本だった!謎の解明に勤しむ「学団」に、神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと、「部屋の中の部屋」…。東京の片隅で始まった冒険は京都を駆け抜け、満州の夜を潜り、数多の語り手の魂を乗り継いで、いざ謎の源流へ―!
(「BOOK」データベースより)
価格 | 1870円 |
ジャンル | 文芸作品 |
出版社 | 文藝春秋 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 523ページ |

“その昔、他ならないこのAmazonのサイトの中にマトグロッソというページがあって(今は別のサイトに引っ越していますが)、森見がこの『熱帯』を連載していました。最後まで読んだ読者が居ない幻の小説『熱帯』(佐山尚一)を巡っての、『熱帯』に取り憑かれた人間達の謎に満ちた追跡劇。しかしその連載は2011年に中断しました。連載を抱えすぎた森見が心身症を発症して「書けない作家」になったからです。正直な話、森見登美彦の『熱帯』も幻の本になるのではないかと私は観念して居ました。しかし森見は復活し、1−2年に一作というペースで中断した連載を着実に完結させていきました。今回、完結した『熱帯』を読むことができて森見読者の一人として至福の至りとしか言いようがありません。
本作について語るべき点は多々あって、とても語り尽くせるものではありません。脇筋の「虎」ひとつとっても、森見に絡めて語るべきことは山のようにあります。小説についての小説、あるいはメタフィクションを書こうという作家が必ずと言っていいほどに拘る『千夜一夜物語』にこの小説も拘っているという点で、物語の方向性は明らかなのですが、そこをどう森見の「語り」が捌いて見せるのかが読ませどころかなと思います。ただ、人の想像力/創造力をテーマにして、その想像/創造力に「食べられそうになる」人間がどう立ち直るのかを描いているという点で、これは森見版『果てしない物語』だなと思いました。
“amazon.co.jpより
13位:森見登美彦の京都ぐるぐる案内
~内容~
京都―小説家・森見登美彦を育んだ地であり、数々の傑作の舞台である。『太陽の塔』『きつねのはなし』『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』…。各作品の名シーンと、サカネユキ氏による叙情的な写真の競演。そして、現実と妄想が螺旋を描いて交わる、登美彦氏の古都愛溢るる随筆二篇を収録。本書をポケットに、あなたも、不思議で奥深い、この町の魅力に触れてみませんか?
(「BOOK」データベースより)
価格 | 605円 |
ジャンル | 随筆 |
出版社 | 新潮社 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 140ページ |

“それぞれの作品を思い浮かべながら写真を見て頭の中の森見ワールドを再構築しました。
とても楽しく拝見しました。
“amazon.co.jpより
12位:聖なる怠け者の冒険
~内容~
社会人2年目の小和田君は、仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら夜更かしをすることが唯一の趣味。そんな彼の前に狸のお面をかぶった「ぽんぽこ仮面」なる人物が現れて…。宵山で賑やかな京都を舞台に果てしなく長い冒険が始まる。著者による文庫版あとがき付き。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 704円 |
ジャンル | 文芸作品 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 367ページ |

“四畳半神話大系や走れメロス、宵山万華鏡を彷彿させる森見登美彦の最新作。新聞連載は随分前だったみたいだけど、全面改作しての登場。前作のペンギンハイウェイとは全く異なり、それ以前の森見ワールドに戻ってます。宵山万華鏡や、有頂天家族とのリンクがファンには嬉しいですね。森見ファンにとっては嬉しい一作ですが、彼を知らない、もしくは体質的に合わない人には苦痛かもしれませんね。
“amazon.co.jpより
11位:夜行
~内容~
十年前、同じ英会話スクールに通う僕たち六人の仲間は、連れだって鞍馬の火祭を見物にでかけ、その夜、長谷川さんは姿を消した。十年ぶりに皆で火祭に出かけることになったのは、誰ひとり彼女を忘れられなかったからだ。夜は、雨とともに更けてゆき、それぞれが旅先で出会った不思議な出来事を語り始める。尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡。僕たちは、全員が道中で岸田道生という銅版画家の描いた「夜行」という連作絵画を目にしていた。その絵は、永遠に続く夜を思わせた―。果たして、長谷川さんに再会できるだろうか。怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。直木賞&本屋大賞ダブルノミネート作品。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 672円 |
ジャンル | ファンタジー小説 |
出版社 | 小学館 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 299ページ |

“著者の10周年作品という事で話題になった本書だが、登場人物がにぎやかに話す四畳半神話とかの路線とはまた違い、静かに淡々と余白を残してテンポよく進むのが心地良かった。著者インタビューも拝見しましたが、むしろデビュー時は”こっち”の路線の方がやりたかったんですね。。 後は日常から”むこう側”に行くための著者が必要だと言う所の”お祭、宴席、夜”の光景が【舞台装置として】確かに本作にもあって、こちらにもなるほど感。 “人間として生きていくからには、多くのものに目をつぶらないといけない。言葉が我々の目をふさいでくれる。たとえばあなたが車窓に目をやれば何か見えている。しかし、あなたは気づかぬうちに【言葉】を見ているのです”
忙しく日常の通勤、通学時間、あるいは旅先に電車に揺られながら読みたい人にオススメの一冊。ただし夜に。
“amazon.co.jpより
10位:四畳半王国見聞録
~内容~
「ついに証明した!俺にはやはり恋人がいた!」。二年間の悪戦苦闘の末、数学氏はそう叫んだ。果たして、運命の女性の実在を数式で導き出せるのか(「大日本凡人會」)。水玉ブリーフの男、モザイク先輩、凹氏、マンドリン辻説法、見渡すかぎり阿呆ばっかり。そして、クリスマスイブ、鴨川で奇跡が起きる―。森見登美彦の真骨頂、京都を舞台に描く、笑いと妄想の連作短編集。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 572円 |
ジャンル | 短編集 |
出版社 | 新潮社 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 275ページ |

“「夜は短し・・」を読んで衝撃を受けて以来、森見作品にハマっている一人です。本作も抱腹絶倒で読ませて貰いました。ただし、私の様に森見作品に惚れて森見ワールドに慣れている人でなければ少しキツイかもしれませんね。本作を読むまでに「夜は短し・・」「四畳半神話大系」「走れメロス」「有頂天家族」を読んでおく事をお勧めします。読んでない場合、半分も楽しめないと思います。やっぱりあの「阿呆学生」の物語は最高ですね。京都の大学に合格してながら行かなかった事を後悔してしまうほどです。”amazon.co.jpより
9位:ペンギン・ハイウェイ
~内容~
ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした―。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 704円 |
ジャンル | SF小説 |
出版社 | 角川書店 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 387ページ |

“映画化すると知り、森見先生の作品は夜乙女と有頂天家族しか読んだことないため購入。パラレルワールドというのでしょうか。そういうのが大好きな方にはとてもオススメです。私は現実逃避したい時に森見先生の作品を読みますが今回もとても現実逃避することが出来ました。映画も見に行きましたが小説の世界が動いてるととても感動しました。
“amazon.co.jpより
8位:宵山万華鏡
~内容~
一風変わった友人と祇園祭に出かけた「俺」は“宵山法度違反”を犯し、屈強な男たちに捕らわれてしまう。次々と現れる異形の者たちが崇める「宵山様」とは?(「宵山金魚」)目が覚めると、また宵山の朝。男はこの繰り返しから抜け出せるのか?(「宵山迷路」)祇園祭宵山の一日を舞台に不思議な事件が交錯する。幻想と現実が入り乱れる森見ワールドの真骨頂、万華鏡のように多彩な連作短篇集。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 528円 |
ジャンル | 短編集 |
出版社 | 集英社 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 264ページ |

“森見さんの作品の中では「きつねのはなし」と、この「宵山万華鏡」がトップ2で好きです。ファンタジックで話と話の数珠つなぎが巧みで、読んでいる時に脳内につぎつぎ映像が浮かんできます。”amazon.co.jpより
7位:恋文の技術
~内容~
京都の大学院から、遠く離れた実験所に飛ばされた男が一人。無聊を慰めるべく、文通修業と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。文中で友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れるが、本当に想いを届けたい相手への手紙は、いつまでも書けずにいるのだった。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 682円 |
ジャンル | 恋愛小説 |
出版社 | ポプラ社 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 343ページ |

“森見節満載!!森見作品の主人公らしく冴えない、卑屈、ヘタレな学生なのですが何故か憎めない人。何故憎めないのか、何故好きなのか?森見作品全てに通じるのですが主人公が不器用であほでヘタレで失敗ばかりだけど一生懸命だからではないでしょうか?
この作品でも「恋文の技術」成るものを会得し世の中の女性を恋文だけで籠絡するという阿呆な野望をもった主人公、守田一郎文通修行と称して手紙を書きまくるが本当に想いを届けたい人には見栄を張り嘘ばかり書いたり、アホ丸出しの奇妙な手紙を書いたりでホントカッコ悪い・・・だけど一生懸命で応援したくなりました。
“amazon.co.jpより
6位:新釈 走れメロス
~内容~
芽野史郎は激怒した―大学内の暴君に反抗し、世にも破廉恥な桃色ブリーフの刑に瀕した芽野は、全力で京都を疾走していた。そう、人質となってくれた無二の親友を見捨てるために!(「走れメロス」)。最強の矜持を持った、孤高の自称天才が歩む前代未聞の運命とは?(「山月記」)。近代文学の傑作五篇が、森見登美彦によって現代京都に華麗なる転生をとげる!こじらせすぎた青年達の、阿呆らしくも気高い生き様をとくと見よ!
(「BOOK」データベースより)
価格 | 572円 |
ジャンル | 短編集 |
出版社 | KADOKAWA |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 256ページ |

“各々素晴らしく楽しく読めましたが、ラストの百物語で驚きました。百物語のテーマや雰囲気をぶれずに描いている一方で一連の作品を包み込むような展開。森見さんはやっぱり凄い!
あと森見さんの作品には本好きの雰囲気がそこはかとなく漂っていますが、この作品は特に強く感じて勝手にシンパシーを抱いたりしました。個人的には走れメロスが好き。楽しい本です。
“amazon.co.jpより
5位:きつねのはなし
~内容~
「知り合いから妙なケモノをもらってね」篭の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)。通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やがて先代より預かったという“家宝”を持った女が現われて(「水神」)。闇に蟠るもの、おまえの名は?底知れぬ謎を秘めた古都を舞台に描く、漆黒の作品集。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 649円 |
ジャンル | ホラー小説 |
出版社 | 新潮社 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 323ページ |

“森見氏の小説の常として京都ものである。しかし、氏の他の小説と違ってちょっと怖ろしい怪談ものになっている。現代にあってもそこかしこに古さの残る街には、ちょっとしたきっかけで怪しい世界に足を踏み入れてしまいそうな危うさがある。何と言ったらよいのだろう、目には映らず普段は気づかないがもののけの住む異相世界があり、何かの弾みに人が迷い込んでしまう怖さのようなもの、森見氏はこの短編集でそんな世界に読者を誘ってくれる。
この短編集においては、森見氏の他の小説(たとえば『夜は短し歩けよ乙女』)のように外連みたっぷりの文章は陰をひそめ、非常に洗練された文章である。私は森見氏の外連みを帯びた文章の大ファンであるが、こうした美しい文章にふれるとなお一層森見氏のファンになる。氏が作品のテイストによって描き分ける力量を持っていることがはっきりと判る。中川学氏のカバー装画も黄色が印象的ですばらしい。
“amazon.co.jpより
4位:太陽の塔
~内容~
私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 539円 |
ジャンル | 青春小説 |
出版社 | 新潮社 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 237ページ |

“森見登美彦さんの「四畳半神話大系」を読んで、こちらも評判がよかったので購入しました。「京都へよく行く人は頭の中ですぐ情景が浮かんできます」と書きましたが知らない人でも容易に想像出来るでしょう。それほど小さな世界の中で繰り広げられる物語なんです。サラッと読めるので一度読んでみては?”amazon.co.jpより
3位:四畳半神話大系
~内容~
私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 748円 |
ジャンル | 青春小説 |
出版社 | 角川書店 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 405ページ |

“漫画のようなストーリーと古風な文体のギャップでだいぶ笑えるし、単なるエンターテイメントにとどまらず少し考えずにはいられないメッセージも込められていると思います。複数ある選択肢、どれを選んでも、親友は運命的に親友であるし(たとえ悪友であろうと笑)成就する恋は運命的に成就する。その”糸”は”神様”ですら操れないのではないか、何てことを”神無月”の終わりに考えました。”amazon.co.jpより
2位:有頂天家族
~内容~
「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 755円 |
ジャンル | ファンタジー小説 |
出版社 | 幻冬舎 |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 423ページ |

“興味があった訳でもなく、ただセールで評価も高いので購入。結果、ちょっと読み初めて意味不明なオープニングにダメだと思い、かなり長い間放置してました。手持ちの本がなくなり嫌々(すみません)再度チャレンジ。本当に面白かったです。テンポ良く、ついついクスッと笑ってしまう。内容もですが、文体もユーモアがあって笑ってしまう。最初の意味不明な展開にダメだと思っても、しばらく我慢してみて下さい。私のように最終的には星5つと思えるかもしれません。”amazon.co.jpより
1位:夜は短し歩けよ乙女
~内容~
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 616円 |
ジャンル | 青春小説 |
出版社 | 角川グループパブリッシング |
著者 | 森見 登美彦 |
ページ数 | 320ページ |

“少し読書をしたいなと思い友達に勧められたこの本を購入。
面白くて買って二日で読み終わってしまいました。
独特な書き方で二人の登場人物の先輩と彼女の視点が交互に書かれてテンポよく読むことができました。
独特な世界観で先輩が彼女に思いを伝えようとするお話です。”amazon.co.jpより
森見登美彦の小説のおすすめの選び方
ジャンルで選ぶ
大学生もの小説
森見登美彦さんの作品は大学を舞台に、大学生を主人公にした作品を多く執筆しています。大学生ものは個性的で言動のはちゃめちゃなキャラクターが多く登場します。その個性は、誇張表現はあるものの自分たちの知り合いに現実的に居そうな登場人物ばかりです。個性的なキャラがでてくる話や、現に学生の方、学生時代を思い返したい方におすすめです。
SF小説
森見登美彦さんのはSF作品も書いています。「四畳半神話大系」は森見登美彦さんのSF作品の代表作品です。SFと言っても宇宙や近未来的な話しではなく、舞台は大学です。主人公はつかの間の大学生活をもっと充実したかったという思いから生まれるパラレルワールドが舞台となります。日常のなかにほんの少しの非現実を求めたい方におすすめです。

児童文学
森見登美彦さんの児童文学は元々、大人向けに書かれた小説を児童文学の出版社が文庫本として出版されたものになります。大人でも楽しめますが、子供にも人気があったため児童文学向けの出版社にて出版される運びとなりました。主人公も小学生の中学年が多く児童心理を掴んだ作品が多いので人気が出たと言えるでしょう。大人も子供も楽しめることができるので、親子で一緒に読む事をおすすめします。

エッセイ
森見登美彦さんは映画や本の話、おすすめ京都案内など様々な話題でエッセイを書いています。ファンの方で一番エッセイで知りたいのは、制作秘話や作品の裏話でしょう。森見登美彦さんのエッセイでは、そのような裏話も知ることができます。小説を数作品読んだ後でエッセイを読むと作品理解が深まり、小説を読む前より、より面白く読む事ができるでしょう。
メディアミックス作品を選ぶ
アニメ化
「有頂天家族」のアニメ化は話題を呼び人気を集めた作品です。「有頂天家族」のアニメを見て森見登美彦さんの作品を読み始めた方も多いくらいです。また、「夜は短し歩けよ乙女」や「ペンギンハイウェイ」では劇場版でアニメ化されました。アニメを見た後に原作を読むとイメージしやすいでしょう。アニメ自体も面白いものばかりですので、小説が苦手な方やアニメ好きな方はアニメを見た後で原作を手に取ってみるのをおすすめします。

漫画化
「夜や短し歩けよ乙女」や「有頂天家族」など森見登美彦さんの作品は多くの作品で漫画化されています。漫画は森見登美彦さんの作風や雰囲気を簡単に知ることが魅力と言えるでしょう。小説を読んだことのある方は漫画を読んで違いを楽しむ事もできますし、漫画から読むと原作を読みたくなっていきます。小説が苦手な方や森見登美彦さんの作品の雰囲気を知りたい方はまず漫画を読むのをおすすめします。

舞台化
森見登美彦さんの代表作である「有頂天家族」「夜は短し歩けよ乙女」は舞台化もしています。両作品の舞台も盛況を呼び大成功を収めました。「有頂天家族」「夜は短し歩けよ乙女」は舞台化だけでなくアニメ化や漫画化されている人気作品ですので、初めて森見登美彦さんの作品を読まれる方は、この両作品を読む事をおすすめします。

文学賞受賞作品を選ぶ
山本周五郎賞
「夜は短し歩けよ乙女」は山本周五郎賞を受賞しています。「夜は短し歩けよ乙女」は森見登美彦さんの代表作といえる作品で賞の受賞だけでなく、アニメ映画化や漫画化、舞台化も果たしている人気作品です。山本周五郎賞はストーリー性に重きを置いた作品で、森見登美彦さんのユーモアに富んだ作品を読みたい方におすすめな作品です。

日本SF大賞
森見登美彦さんは「ペンギン・ハイウェイ」日本SF大賞を受賞しています。「ペンギン・ハイウェイ」は大人向けに作られた作品ですが、小学生を主人公にしている事もあり子供の間でも人気を集めました。その人気から児童文学の文庫として再出版したほどです。賞を受賞するほど評価の高い作品でありながら、子供から大人まで楽しめ人気のある作品です。

森見登美彦の小説のおすすめまとめ
今回は森見登美彦さんのおすすめ作品と作品の選び方について紹介していました。森見登美彦さんは独特の雰囲気で若い方を中心に人気を集めている作品です。アニメ化や漫画化も多くされている作家さんで、若い方でなくても漫画やアニメ好き、ファンタジー好きな方は森見登美彦さんの作品を気に入るでしょう。今回の作品で森見登美彦さんの魅力が伝われば幸いです。
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