メフィスト賞受賞作品のおすすめ人気比較ランキングトップ10です。各メフィスト賞受賞作品のあらすじや価格情報からクチコミやレビューまでを徹底的にランキング形式でご紹介!みんなが選んだおすすめのメフィスト賞受賞作品をあなたにお届けします。
おすすめの作品がいっぱい!メフィスト賞とは!?
メフィスト賞とは講談社の文芸雑誌、『メフィスト』から生まれた公募文学新人賞です。対象は未発表の小説で、ジャンルはSFやミステリー、ファンタジーなど幅広いエンターテインメント小説です。
2023年最新のメフィスト賞受賞作品
『スイッチ 悪意の実験』
~内容~
夏休み、お金がなくて暇を持て余している大学生達に風変わりなアルバイトが持ちかけられた。スポンサーは売れっ子心理コンサルタント。彼は「純粋な悪」を研究課題にしており、アルバイトは実験の協力だという。集まった大学生達のスマホには、自分達とはなんの関わりもなく幸せに暮らしている家族を破滅させるスイッチのアプリがインストールされる。スイッチ押しても押さなくても1ヵ月後に100万円が手に入り、押すメリットはない。「誰も押すわけがない」皆がそう思っていた。しかし……。
(Amazonより)
価格 | 1980円 |
ジャンル | 文芸作品 |
著者 | 潮谷 験 |
ページ数 | 370ページ |
メフィスト賞受賞作品のおすすめランキング
10位:恋都の狐さん
~内容~
豆を手にすれば恋愛成就の噂がある、東大寺二月堂での節分の豆まき。奈良の女子大に通う「私」は、“20年間彼氏なし”生活からの脱却を願って、その豆まきに参加した。大混乱のなか、豆や鈴を手にするが、鈴を落としてしまう。拾ったのは、狐のお面を被った着流し姿の奇妙な青年。それが「狐さん」との生涯忘れえない、出逢いだった――。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 649円 |
ジャンル | 恋愛小説 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 北 夏輝 |
ページ数 | 320ページ |

“メフィスト賞受賞作ということで拝読。
酷評が目立ってますが、わたしは面白くて一気に読みました。
続編出てるとは知らず、これを買いたらすぐにポチッとします。
本の内容は、好き嫌いが分かれるタイプかもしれません。
あまり抑揚が激しいタイプではなく、ほのぼのした日常の中に感情の機微がうかがえる作品。
恋愛、とくに初恋の擬似体験ができるような、恋がしたくなるような、そんな乙女心くすぐる作品です。
“amazon.co.jpより
9位:コンビニなしでは生きられない
~内容~
大学生活に馴染めず中退した19歳の白秋。彼にとって唯一の居場所はバイト先のコンビニだった。そこに研修でやってきた女子高生の黒葉深咲。強盗、繰り返しレジに並ぶ客、売り場から消えた少女。店で事件が起これば、深咲は目を輝かせ、どんどん首を突っ込んでいく。彼女の暴走に翻弄されながら、謎を解く教育係の白秋。二人の究明は店の誰もが口を閉ざす過去の盗難事件へ。元店員が残した一枚のプリントが導く衝撃の真実とは?
(「BOOK」データベースより)
価格 | 990円 |
ジャンル | ミステリー小説 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 秋保 水菓 |
ページ数 | 272ページ |

“誰しもが立ち寄ったことがあるコンビニで、日常的に起こる謎(事件・事故)。
それを店員さんが解決していく物語…だったのだが、最後には衝撃の展開が…。
読み返してみると、あちこちに散りばめられた伏線だったり、
【この登場人物の言動はこういう意味だったのか!】とかがわかり二度楽しめました。
他のレビューでも書かれていますが、たしかに運任せだったり多少強引なところもありましたが、
それほど気にすることではなかったかと思います。
その分、登場人物も皆クセがあったり可愛かったりして楽しめました。
“amazon.co.jpより
8位:銀の檻を溶かして
~内容~
見たところ二十代後半の爽やかな青年・座木(通称ザギ)、茶髪のハイティーン超美形少年・秋、元気一杯な赤毛の男の子リベザル。不思議な組み合わせの三人が営む深山木薬店は探偵稼業が裏の顔。だが、もっと驚くべきことに、彼らの正体は○×△□だった!?謎解きはあくまで本格派をいく第十一回メフィスト賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 734円 |
ジャンル | ミステリー小説 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 高里 椎奈 |
ページ数 | 448ページ |

“ このシリーズは大好きです!!
この「銀の檻を溶かして」は三人の妖怪が悪魔と契約してしまった人の訪問から始まります。
その男性が困っていることと、雪の妖精の事件はつながり、最終的には…。
深山木薬店の店長深山木秋はこの難事件をといていきます。
一人ひとり個性があって、実に魅力的です!
店長深山木秋は美形で、素直じゃなくて、見た目は高校生だけど、薬の調合の技術はすばらしい!!話す内容には慣用句なども入っていて、、勉強にもなりました(笑)
店主の座木(通称ザキ)はおしとやかで種族性のせいで女を口説くような話し方になってしまう。イギリス出身イギリス出身。見た目は27、8才。
リベザルは小学生な見た目で、ポーランド出身。人見知りが激しい。
妖怪が事件を解決していくという、面白い話です!
はまること間違いなし!!ぜひ読んでみてください♪
“amazon.co.jpより
7位:人間に向いてない
~内容~
とある若者の間で流行する奇病、異形性変異症候群にかかり、一夜にしておぞましい芋虫に変貌した息子優一。それは母美晴の、悩める日々の始まりでもあった。夫の無理解。失われる正気。理解不能な子に向ける、その眼差しの中の盲点。一体この病の正体は。嫌悪感の中に感動を描いてみせた稀代のメフィスト賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 836円 |
ジャンル | 文芸作品 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 黒澤 いづみ |
ページ数 | 400ページ |

“ある日突然発症し、一夜のうちに人間を異形の姿へと変貌させる病「異形性変異症候群」。政府はこの病に罹患した者を法的に死亡したものとして扱い、人権の一切を適用外とすることを決めた。不可解な病が蔓延する日本で、異形の「虫」に変わり果てた引きこもりの息子を持つ一人の母親がいた。
タイトルと表紙にドキッとさせられ、その設定からもっとホラーな作品なのかと思ったら、家族を深く描いた作品だった。
読んでいると、家族とは何なのか、親子とは何なのかと考えさせられる。思いを伝えるのって難しい。
単なるハッピーエンドじゃないのが良い。
“amazon.co.jpより
6位:図書館の魔女
~内容~
鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!第45回メフィスト賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 748円 |
ジャンル | ファンタジー小説 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 高田 大介 |
ページ数 | 368ページ |

“まだ年若い物静かな少年キリヒトが炭焼き小屋を出て山を下りたのは都のマツリカ様・・・言葉を発することができない少女に仕えるためだった。ちょっとお行儀の悪い彼女は、手話を駆使して、鋭い知性により複雑な世界情勢を読み取りあやつる「図書館の魔女」。狭い海峡世界が戦争に向かうぎりぎりの時点で出会った二人。映画になってもきっとおもしろい~文庫化うれしいです。続編の続編、待っています!”amazon.co.jpより
5位:異セカイ系
~内容~
小説投稿サイトでトップ10にランクインしたおれは「死にたい」と思うことで、自分の書いた小説世界に入れることに気がついた。小説通り悪の黒騎士に愛する姫の母が殺され、大冒険の旅に…♪ってボケェ!!作者が姫を不幸にし主人公が救う自己満足。書き直さな!現実でも異世界でも全員が幸せになる方法を探すんや!あれ、何これ。「作者への挑戦状」って…これ、ミステリなん?
(「BOOK」データベースより)
価格 | 825円 |
ジャンル | ミステリー小説 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 名倉 編 |
ページ数 | 336ページ |

“作中ではいろいろな命題がありましたが、作者と、作者がつくりだしたキャラクターは愛し合えるのかという命題が1番ぐっときました。自分の好きなキャラクターを好きなように操るエロ同人誌とは真逆の倫理観を問うています。ファンダメンタマウスや無職やめ太郎さんがすきなひとは大ヒットするんじゃないかな。あとメタオブメタなので東浩紀好きにも刺さるだろうし、愛と自由意志の関係の記述は宮台真司ファンに刺さりそう。とっちらかっているというレビューもネットで散見されますが、逆にここまでの命題・ストーリー・メタ構造をよくこのページ数でまとめたなと惚れ惚れします。”amazon.co.jpより
4位:冷たい校舎の時は止まる
~内容~
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。第31回メフィスト賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 1045円 |
ジャンル | 文芸作品 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 辻村 深月 |
ページ数 | 608ページ |

“前半は少し冗長な感じでなかなか入れないかもしれませんが、中盤からどんどん引き込まれていきます。特にランゴリアーズ事件の詳細な解説は非現実世界にリアリティをもたらし、感情移入度をおおいに高めてくれます。
スティーブンキングファンの方も思わすニヤッとしてしまうでしょう。ミステリーとしてもバランス良く出来ていて推理も楽しめます。おすすめです。
“amazon.co.jpより
3位:Jの神話
~内容~
全寮制の名門女子高を次々と襲う怪事件。一年生が塔から墜死し、生徒会長は「胎児なき流産」で失血死をとげる。その正体を追う女探偵「黒猫」と新入生の優子に追る魔手。背後に暗躍する「ジャック」とは何者なのか?「イニシエーション・ラブ」の著者が、女性に潜む“闇”を妖しく描く衝撃のデビュー作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 792円 |
ジャンル | ミステリー小説 |
出版社 | 文藝春秋 |
著者 | 乾 くるみ |
ページ数 | 478ページ |

“遺伝子の染色体から異生物の話へと展開するところがたいへんおもしろかった。本格ミステリーでありながらSFっぽい展開で最後まで一気に読んでしまいました。作者のパターンである最後にミステリーっぽくなる話の展開は生きてました。”amazon.co.jpより
2位:すべてがFになる
~内容~
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 869円 |
ジャンル | ミステリー小説 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 森 博嗣 |
ページ数 | 524ページ |

“森博嗣さんの作品が好きで今までヴォイドシェイパシリーズ、スカイクロラシリーズを読んできました。その後にこの作品を読みましたが、森博嗣さんの得意分野?が全面に出た比類なきミステリィ作品でした。大変満足です。”amazon.co.jpより
1位:クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
~内容~
絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする。工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?第23回メフィスト賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 968円 |
ジャンル | ミステリー小説 |
出版社 | 講談社 |
著者 | 西尾 維新 |
ページ数 | 562ページ |

“もっとラノベラノベした内容を想像していたけど、文章力自体は非常に高く、散見される博学も、アイロニックな掛け合いも小気味よい。
処女作とは思えないほど、キャラクター造型がとにかく巧く、登場人物すべてを個性的魅力的かつ有機的に描く手腕にも素直に唸らされる。
主人公とヒロインの関係性も機微をうまく拾い上げながら丁寧に描かれている。
ひとつめの密室トリックの出来はさすがに言葉に窮するが、それ以後のトリックはまあ、ミステリとして無難に楽しめた。
二転三転する真相もスリリング。後半が若干くどく、圧縮できる面もあるように思うが…孤島の連続殺人という王道ミステリを下敷きとしながらも作者一流の個性の確立をしてみせたたしかな傑作。
なにより特筆すべきは二十歳の青年がこれを書いたのだ、ということ――この才気の前には作家志望者の多くはもはや泣きを入れるほかないだろう。
“amazon.co.jpより
メフィスト賞以外のおすすめの作品賞は?
直木賞
直木賞は、大衆文学に贈られる賞で日本で有名な賞の一つと言えるでしょう。娯楽性の高い面白い本が受賞される傾向があります。娯楽性の高い小説や本当に面白い小説を読みたい方はこの賞の受賞作を手に取ってみると良いでしょう。

芥川賞
芥川賞は純文学を対象にした文学賞で、直木賞と並び日本で最も有名な賞といえるでしょう。
芸術性や文章の美しさなどが審査の対象になります。純文学が好きな方や小説に芸術性を求める方は芥川賞受賞作品を読むのをおすすめします。

江戸川乱歩賞
江戸川乱歩賞はミステリー小説や推理小説などを対象とした賞です。ミステリー好きな方や意外性を求める方におすすめです。また、受賞後のサポートがしっかりしているのもこの賞の特徴と言えるので、気に入った作品があったら、その作家さんの他の作品を取って見るのもいいでしょう。

本屋大賞
本屋さんの書店員だけが投票して選ばれる賞です。本屋さんが選ぶ作品ですので有名無名にかかわらず、本当に面白い小説が選ばれることが多いです。作品選びに失敗したくない方や作品世界に引き込まれたい方におすすめです。

星新一賞
SFなどの「理系文学」を対象にした賞です。星新一さんがショートショートの名手だったこともあり、短編やショートショートが対象になります。SF小説が好きな方はもちろんですが、短編で読みやすいので読書慣れしていない方や読書の時間があまり取れない方におすすめです。

日本SF大賞
日本SF大賞は、1980年に日本SF作家クラブが設立した文学賞です。SFジャンルの中で、プロの作家がプロの作品を選ぶ形式の賞では初めてで、小説以外にも漫画やノンフィクションなども受賞しているのが特徴です。

すばる文学賞
「すばる文学賞」とは集英社主催の純文学の公募新人文学賞で、エンターテメイト性を兼ね備えた作品が選ばれることが多いのが特徴です。芥川賞の候補にも挙がる文学賞でもあり、注目度の高い文学賞の一つと言えるでしょう。ストーリー重視の純文学を読みたい方におすすめの賞です。

山本周五郎賞
「山本周五郎賞」は三島由紀夫賞と同時に1988年に創設されました。昭和期に大衆文学や時代歴史小説で有名な山本周五郎にちなんで、目を見張るような物語性を有する小説に贈られる文学賞です。一般には「山本賞」や「山周賞」などと呼ばれています。

日本ファンタジーノベル大賞
日本ファンタジーノベル大賞は1989年に創設された、未発表の創作ファンタジー小説を対象とした、プロ・アマを問わない公募型の文学賞です。 日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品は、新潮社から刊行されるのが特徴で、受賞作の中にはアニメ化された作品もあります。

日本ホラー小説大賞
日本ホラー小説大賞とは、株式会社KADOKAWAと一般財団法人角川文化振興財団が主催していた日本の公募新人文学賞です。1994年から2018年まで続いた文学賞で、『同じ時代を生きている全ての読者と、恐怖を通して人間の闇と光を描こうとする才能豊かな書き手のために』をコンセプトとしているのが特徴です。

メフィスト賞のおすすめまとめ
ここまでおすすめのメフィスト賞受賞作品やその他の文学賞を紹介してきましたがいかがでしたか。この記事がみなさんの小説選びの一助になっていれば幸いです。みなさんの読書生活がよりよいものになることを切に願っております。
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