角川春樹小説賞受賞作品のおすすめ人気比較ランキングトップ5です。各角川春樹小説賞受賞作品のあらすじや価格情報からクチコミやレビューまでを徹底的にランキング形式でご紹介!みんなが選んだおすすめの角川春樹小説賞受賞作品をあなたにお届けします。
おすすめの作品がいっぱい!角川春樹小説賞とは!?
角川春樹小説賞は公募の文学賞で、株式会社角川春樹事務所が主催しています。未発表の長編エンターテインメント小説を対象としています。またプロアマ問わず応募できるのも特徴です。
2023年最新の角川春樹小説賞受賞作品
『ブラックシープ・キーパー』
~内容~
異能力を持つ元警察官の桐也は、2年前に姉が精神を病んでいく姿に耐えられず、
自らの手で姉を撃ったトラウマに囚われていた。
そんな自己嫌悪と孤独に苛まれる日常の中で、無垢なある少女に出会う。
この日から、桐也は、生きるための小さな光を見つけていく。
映画『レオン』と『ブレードランナー』へのオマージュを込めた、
近未来の札幌を舞台に描く希望と再生の物語。
選考委員が温かく応援!
今野敏氏絶賛の第11回角川春樹小説賞受賞作。(Amazonより)
価格 | 1540円 |
ジャンル | 文芸作品 |
著者 | 柿本 みづほ |
ページ数 | 288ページ |
角川春樹小説賞受賞作品のおすすめランキング
5位:晩夏光
~内容~
香港。この地には、観光客を標的に窃盗する『スリ』、
その盗品を売りさばく『露店』、出回った盗品を探し出し、
持ち主から手数料を得る『回収』とそれぞれグループが存在し、そこには三者共存の掟があった。
ある日、回収側の人間である劉巨明が、何者かによって殺害された。
仲間であった新田悟は、巨明の妻からあるメモを渡された。
メモには巨明の文字で「任家英に気を付けろ」と謎のメッセージが残されていた。
そして新田は、香港の闇社会に渦巻く悲しみの深淵に巻き込まれていく─。(「BOOK」データベースより)
価格 | 814円 |
ジャンル | 文芸作品 |
出版社 | 角川春樹事務所 |
著者 | 池田 久輝 |
ページ数 | 308ページ |

“あっというまに読了!私にしてはめずらしい!!
次が知りたいという、どんどんのめり込んでいくストーリー。いつの間にか、まだ訪れたこともない香港の雑多な人ごみに放り投げられて、
もつれ合う人間関係をひもといていく快感を楽しんでいました。テンポもよく、セリフそれぞれのリズム感も心地よくて、本当にあっという間でした。
あまりハードボイルドは手に取ることはないのですが、書店で真っ先に目についたので購入してみて大正解でした!
“amazon.co.jpより
4位:横濱つんてんらいら
~内容~
明治15年の横浜。海産物問屋の四女・すずは車引の才蔵やアメリカ人カメラマンの
モーリスといった街の人々から慕われつつ、家業の手伝いをしていた。
ある日、友だちの喜代から想い人への手紙を託されるが、清国一が多く住む南京町でスリに遭い、
手紙を奪われてしまう。それを助けたのは商いで見知っていた劉鴻志だった。
その際に「ワンタン」をご馳走になり、食いしん坊のすずは劉に淡い恋心を抱く。
しかしその頃横浜には、水死した娘や出所不明の阿片など、不穏な気配が漂っていた。
明治初期の横浜に生きる人々をみずみずしい筆致で描いた第八回角川春樹小説賞受賞作。(「BOOK」データベースより)
価格 | 1430円 |
ジャンル | 時代小説 |
出版社 | 角川春樹事務所 |
著者 | 橘 沙羅 |
ページ数 | 304ページ |

“明治初期の横濱が舞台。海産物問屋の娘の主人公・すずを中心に、友情、淡い恋、そしてきな臭い事件が展開される。
儚さや哀しさに妖しさまでもが入り雑じった秀逸なプロローグに期待が高まったが、本編が始まるとまるっきり少女漫画の世界観で、そのギャップの大きさに面食らった。自分の感性には合わないな、と思いながら読み進めたが、すず自身が事件の渦中に引きずり込まれたあたりから、にわかに面白くなった。
事件の真相が明らかになるに至り、予想していたよりも深みを持って構成された物語であることもわかった。
明治の外国人居留地を舞台にした小説では西洋文化と西洋人が取り上げられることが多いように思うが、本書では清国文化と清国人の方に焦点を当てており、斬新に感じた。清国の民俗の描写も、細やかだった。
途中、「らいら」の意味が示されるが、「つんてんらいら」の意味は最後の最後に明らかになる。この展開は、うまい。
残念だったのは、すずと姉妹や友人たちとの会話が、現代の女子高生的であること、すずと劉綺以外の人物の彫り込みが浅いこと。さらに言えば、編集の問題ではあるが、装丁と登場人物紹介のイラストが少女漫画そのものであるが、これは如何なものか。少なくとも、人物のイラストは不要だろう。
いろいろと苦言を述べたが、次回作に期待したい作家である。
“amazon.co.jpより
3位:新小岩パラダイス
~内容~
派遣社員の長瀬正志は会社の倒産により失業。そして全財産も失い自殺しかけたところをオカマの桂木泉に助けられ、東京の下町・新小岩のゲストハウス「枝豆ハウス」で生活し始める。第3回「角川春樹小説賞」受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 1540円 |
ジャンル | 文芸作品 |
出版社 | 角川春樹事務所 |
著者 | 又井 健太 |
ページ数 | 334ページ |

“表現が多彩で随所にユーモアが散りばめてあって、最後まで面白く読めました。僕は新小岩って行ったことありませんが、駅前で缶ビールでもシュポッと開けて、汗を流しながら飲んだらいいでしょうね。他の作品も読んでみたいです。”amazon.co.jpより
2位:ブラックシープ・キーパー
~内容~
異能力を持つ元警察官の桐也は、2年前に姉が精神を病んでいく姿に耐えられず、
自らの手で姉を撃ったトラウマに囚われていた。
そんな自己嫌悪と孤独に苛まれる日常の中で、無垢なある少女に出会う。
この日から、桐也は、生きるための小さな光を見つけていく。
映画『レオン』と『ブレードランナー』へのオマージュを込めた、
近未来の札幌を舞台に描く希望と再生の物語。
選考委員が温かく応援!
今野敏氏絶賛の第11回角川春樹小説賞受賞作。(Amazonより)
価格 | 1540円 |
ジャンル | アクション小説 |
出版社 | 角川春樹事務所 |
著者 | 柿本 みづほ |
ページ数 | 288ページ |

“羊飼い、という異能者の闘いと、羊飼いの道具としての羊との交流を描くアクションドラマ。
自身のトラウマを基にした特殊能力を持つ異能者同士の戦いは、なかなか読ませますし、ジョジョが好きな方にはお勧めできます。
それなりにストーリーもしっかりしているし、泣かせるような展開もよかったです。
それぞれの能力も面白く、アクション小説しては良かったです。
“amazon.co.jpより
1位:乱世をゆけ
~内容~
甲賀の忍びあがりの土豪、滝川久助は、男の陰謀で父を失い、兄を殺め出奔。久助は名を一益と改め、諸国を放浪中に織田信長と運命的な出会いをする。一益は、射撃や忍びの腕だけでなく、武将としても力をつけ、信長の寵臣として存在を大きくしていく。天下への道を着々と進んでいく信長だったが、天正十年(一五八二)、家臣・明智光秀の突然の謀反によって斃れてしまう―。一益を頼みとする若き前田慶次郎、伝説の忍者・飛び加藤といった魅力的な脇役も登場。謎多き武将、滝川一益の波乱に満ちた生涯を描く。選考委員が大絶賛した、第九回角川春樹小説賞受賞作。待望の文庫化!!
(「BOOK」データベースより)
価格 | 770円 |
ジャンル | 時代小説 |
出版社 | 角川春樹事務所 |
著者 | 佐々木 功 |
ページ数 | 336ページ |

“キビキビとした文章がとっても心地いい! 時代小説に慣れているわけではないのに、リズム良くどんどん読めてしまいました。
会話文が中心で場面転換が早いのも、この読みやすさに繋がったんでしょうね。それにこのスピード感が、元・甲賀の忍びだったという異色の武将・滝川一益が、自らの道をぐいぐいと切り拓いていくストーリーとマッチしていて、とても男の魅力あふれる物語でした。
信長から秀吉の時代を描くドラマでよく見かけるものの、もうひとつ印象の薄かった一益。まだまだ、魅力的で未知な武将っていたんですね。一益はこれをきっかけに、注目必至でしょう。
それと個人的には、天女の姿で登場する信長の場面、好きです。ゾクッとするほどの美しさに、隙のない一益も一瞬ぐらりと心が揺れた……
元・甲賀の忍びならではの息をのむ戦闘シーンもさることながら、こういった”静”のシーンでも、その場の匂いまで伝わってきそうな臨場感。
とても「読んでよかった」と思っています。
“amazon.co.jpより
角川春樹小説賞以外のおすすめの作品賞は?
直木賞
直木賞は、大衆文学に贈られる賞で日本で有名な賞の一つと言えるでしょう。娯楽性の高い面白い本が受賞される傾向があります。娯楽性の高い小説や本当に面白い小説を読みたい方はこの賞の受賞作を手に取ってみると良いでしょう。

芥川賞
芥川賞は純文学を対象にした文学賞で、直木賞と並び日本で最も有名な賞といえるでしょう。
芸術性や文章の美しさなどが審査の対象になります。純文学が好きな方や小説に芸術性を求める方は芥川賞受賞作品を読むのをおすすめします。

江戸川乱歩賞
江戸川乱歩賞はミステリー小説や推理小説などを対象とした賞です。ミステリー好きな方や意外性を求める方におすすめです。また、受賞後のサポートがしっかりしているのもこの賞の特徴と言えるので、気に入った作品があったら、その作家さんの他の作品を取って見るのもいいでしょう。

本屋大賞
本屋さんの書店員だけが投票して選ばれる賞です。本屋さんが選ぶ作品ですので有名無名にかかわらず、本当に面白い小説が選ばれることが多いです。作品選びに失敗したくない方や作品世界に引き込まれたい方におすすめです。

星新一賞
SFなどの「理系文学」を対象にした賞です。星新一さんがショートショートの名手だったこともあり、短編やショートショートが対象になります。SF小説が好きな方はもちろんですが、短編で読みやすいので読書慣れしていない方や読書の時間があまり取れない方におすすめです。

日本SF大賞
日本SF大賞は、1980年に日本SF作家クラブが設立した文学賞です。SFジャンルの中で、プロの作家がプロの作品を選ぶ形式の賞では初めてで、小説以外にも漫画やノンフィクションなども受賞しているのが特徴です。

すばる文学賞
「すばる文学賞」とは集英社主催の純文学の公募新人文学賞で、エンターテメイト性を兼ね備えた作品が選ばれることが多いのが特徴です。芥川賞の候補にも挙がる文学賞でもあり、注目度の高い文学賞の一つと言えるでしょう。ストーリー重視の純文学を読みたい方におすすめの賞です。

山本周五郎賞
「山本周五郎賞」は三島由紀夫賞と同時に1988年に創設されました。昭和期に大衆文学や時代歴史小説で有名な山本周五郎にちなんで、目を見張るような物語性を有する小説に贈られる文学賞です。一般には「山本賞」や「山周賞」などと呼ばれています。

日本ファンタジーノベル大賞
日本ファンタジーノベル大賞は1989年に創設された、未発表の創作ファンタジー小説を対象とした、プロ・アマを問わない公募型の文学賞です。 日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品は、新潮社から刊行されるのが特徴で、受賞作の中にはアニメ化された作品もあります。

日本ホラー小説大賞
日本ホラー小説大賞とは、株式会社KADOKAWAと一般財団法人角川文化振興財団が主催していた日本の公募新人文学賞です。1994年から2018年まで続いた文学賞で、『同じ時代を生きている全ての読者と、恐怖を通して人間の闇と光を描こうとする才能豊かな書き手のために』をコンセプトとしているのが特徴です。

角川春樹小説賞のおすすめまとめ
ここまでおすすめの角川春樹小説賞受賞作品やその他の文学賞を紹介してきましたがいかがでしたか。この記事がみなさんの小説選びの一助になっていれば幸いです。みなさんの読書生活がよりよいものになることを切に願っております。
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