本を読む人と本を読まない人にはどのような違いがあるのでしょうか。またその違いは大きなものなのでしょうか。この記事ではそれらの疑問を徹底解説します!ぜひ最後までお読みください!
本を読む人・本を読まない人とは
本を読む人・本を読まない人の割合
本を読む人・本を読まない人の割合は、文化庁が2019年に実施した「国語に関する世論調査」で明らかになりました。同調査によると本を読む人は全体の52.6パーセント、本を読まない人は全体の47.3パーセントでした。この本を読まない人の割合は世界的に見てもかなり高く、先進国30か国のなかでも最低レベルです。
日本の社会人の約半数は「本を読まない人」
上述したように、日本の社会人の約半数は「本を読まない人」です。つまり年に1冊でも本を読むと社会人の上位50パーセントにはいることができるのです。
本をたくさん読む人が一読すべき本
レバレッジ・リーディング
~内容~
なぜ「速読」より「多読」なのか?訓練不要であなたの思考が劇的に変わる。1日1冊のビジネス書を効率的・戦略的に読みこなす投資としての読書法。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 1594円 |
ジャンル | 読書術 |
出版社 | 東洋経済新報社 |
著者 | 本田 直之 |
ページ数 | 171ページ |
本を読む人と本を読まない人の決定的な差異
本を読む人と本を読まない人にはさまざまな違いがあります。
集中力
本を読む人と本を読まない人には集中力の差があります。本を読む人は集中力が高く、1時間から2時間平気で読書にのめり込みます。一方で本を読まない人は活字になれていないので、本や新聞を開いても5分から10分程度で集中力が切れ、SNSやテレビなど他のことに手を移してしまいます。
知識量
本を読む人と本を読まない人には知識量の差もあります。本はさまざまな知識を提供してくれます。本を読まない人が漫然と時間を過ごしている間に、本を読む人は本からさまざまな知識を授かります。今この間にも本を読む人と本を読まない人との知識の差は開いていっているのです。
思考力
思考力も本を読む人と本を読まない人との間で差があります。本を読むことで思考力が身につきます。ここでいう思考力とは「全体を構造化する力」と「重要な点を見つける力」のことです。この思考力は本を読む中で自然と培われていくもので、本を読めば読むほど本を読まない人との思考力の差は開いていきます。

発言
本を読む人と本を読まない人の間には発言の差もあります。本を読む人の発言は深いです。発言の裏にある膨大な知識量が、発言の深みを出しています。一方で本を読まない人の発言は浅いです。一言ひとことがパッと出てきたように感じられ、深ぼるとすぐボロがでてしまいそうな危うささえ感じられます。
年収
本を読む人と本を読まない人では年収にも差があります。日経新聞が2009年に行った調査によると、年収別に月額書籍購入費平均は、400万円未満の人で1914円、年収400万円から800万円の人で2557円、年収800万円以上の人で2910円という調査結果が出ました。このように本を読む人と本を読まない人では年収にも差が出ます。
理解力
理解力も本を読む人と本を読まない人で差があります。教育心理学研究の『複数の読書量推定指標と語彙力・文章理解力との関係』によると、読書量が理解力と相関関係にあると結論付けています。理解力が低いと話についていけなかったり、コミュニケーションが上手くいかなかったりと生活において大きな弊害があります。
顔つき・自信
本を読む人と本を読まない人とでは顔つきにも違いが表れます。本を読む人はその膨大な知識量から適度な自信を持っており、魅力的な顔つきをしている人が多いです。
本を読む人と本を読まない人が見ている世界
本を読む人と本を読まない人では同じものを見ても、見ている世界が違います。本を読む人はその膨大な知識量や優れた思考力から、見えているものや聞こえているものの背景や全体像まで感じ取ることができます。それゆえ本を読む人と本を読まない人が同じものをみても違う感じ方をし、本を読む人はメディアなどに踊らされることも少ないのです。
本を読む人になるために本を読まない人が見直すべき習慣
付き合う人
本を読んでいる人と付き合うことを意識しましょう。読んだ本の感想を述べたり、意見を交換し合ったりすることでお互いに良い刺激を与え合うことが期待できます。
時間の使い方
時間の使い方を見直しましょう。今まで本を読んでいなかった人が本を読む人になるためには新たに時間を捻出する必要があります。時間捻出のおすすめの方法は以下の通りです。
①一日のやることをA:緊急度大重要度大、B:緊急度低重要度大、C:緊急度大重要度低、D緊急度低重要度低の4つに区分する。
②Cに区分されていることをできる限り減らす。
③B(読書はこの区分)に使う時間を増やす。
お金の使い方
お金の使い方も見直しましょう。得られるものの大きさを考えると、本は1冊500円から2000円程度と非常に安価です。普段飲み会に解けていたお金で本が数冊変えてしまうほどです。今一度自分が何にお金を使っているのか、無駄なお金を使っていないか考えましょう。
本を読まない人から本を読む人になるには継続が重要
一般的に人がある事柄を習慣化するには66日かかるといわれています。この期間は今まで読書習慣がなかった方の中には苦に感じる方もいるでしょう。しかしそのなかでも続けることが大切なのです。本を継続して読み続けることで、本を読まなかった自分が持ち得ていない理解力や知識、思考力を持ち合わせていることに気が付くでしょう。
本を読む人が気をつけるべきこと
本を読むにあたって気を付けるべきこともあります。
本を読む目的を考える
本を読む人は「本を読む目的」を考えましょう。娯楽目的で本を読むのか自己研鑽目的で本を読むのかなど、目的によって読み方や読む本が変わってくるからです。自己研鑽を目的として本を読んでいるのに、本を読むことに満足してしまって何も学び取っていないようじゃ本末転倒となってしまいます。本を読む人は今一度「本を読む目的」を考えましょう。
ネットでも情報は集められる
情報収集目的で本を読んでいる人は、一度「ネットでもこの情報は集められるかも」と考えましょう。ある一部の情報のみを得たい場合はネットでも集められることが多いです。一方で体系的に情報を集めたい場合や正確かつ深い情報を集めたい場合は本で集めることをおすすめします。自分が一体何を欲しているのか考えるようにすると良いでしょう。
本を読む人・本を読まない人のまとめ
ここまで本を読む人と本を読まない人の決定的な差異から本を読む人になるために本を読まない人が見直すべき習慣や、本を読む人が気をつけるべきことまでを徹底的に紹介してきましたが、いかがでしたか。本を読む人にはさまざまなプラスの特徴があることがわかりました。ここでの内容がみなさんの読書生活を豊かにできれば幸いです。
コメント