知識を見つけたいと読書習慣をつけたいと思っても、いざ読み始めてみると眠くなったり、途中で飽きて続かなかったりといった悩みを持つ方も多いかと思います。今回は読書嫌いの原因と読書の苦手な方が読書を好きになるような克服方法を紹介していきます。読書は教養が身に付くだけでなく、語彙力が高まり、文章力の向上、脳の活性化も期待できます。読書には人生も豊かにしてくれるメリットもあります。今回の紹介で読書嫌い克服の一助になればと思います。
読書が苦手・嫌いな理由
活字に慣れていない
活字が苦手だから読書をしないという人も多いです。漫画なら大丈夫でも文字がびっしり埋まった本は、読み始めると眠くなるという人もいるようです。実用書やビジネス世の中には、漫画や図解を交えながら描かれている本もあります。まずはそのような読みやすい本で活字に慣れていくのをおすすめします。
自分のレベルに合っていない本を読もうとしている
読書をしようと思ったっときに、難易度の高い本ばかりを選んでいるかもしれません。読んでもなかなか理解できない難しい本を選ぶと、挫折する原因となり、読書が面白くないと感じてします原因となります。読書に慣れない方は、読みやすく自分の興味のある本を意識的に選ぶことをおすすめします。
集中力が乏しい
読書をしていても集中力が続かなければすぐに飽きてしまいます。読書に慣れていないと集中力が途切れるのも早くなるので、少しづつでもいいので読書を習慣づけていくと次第に集中力も長続きするでしょう。また、図書館など集中できる環境で読書するのもおすすめです。
読む速度が遅い
本を読まない方が本を読むと、読む速度が遅いと悩んでしまう人がいます。本を読む習慣がある人と本を読まない人の読書スピードはどうしても差が出てしまいます。最初は読む時間は短くてもよいので、できるだけ毎日読む習慣をつけると良いでしょう。読書を続けていく事で、読む速度も少しずつ早くなっていきます。
読書を強制された経験がある
学生時代の読書感想文が読書嫌いの原因になってしまう事もあります。興味のない本や難易度の高い文学作品を読まされて読書が嫌いになるケースです。読書は様々な効果やメリットがありますが、娯楽ですので自分の興味のある本、面白いと思える本を手に取って意識を変えるといいでしょう。
読書が苦手・嫌いな人の特徴
睡眠不足
読書に慣れてくると新たな問題が出てくる場合があります。「眠気」です。読書をしている時の読書は得てして難しい内容の本を読んだり、自分の興味のない本を読んでいる事がほとんどです。
本を読んで眠気が止まらないという方は、読みやすい本や興味のある本、自分の好きな作家さんの本を読むのをおすすめします。
本を買って満足する
普段、本を読まない人が本を買うことが非日常的な出来事です。久しぶりに本を買ったりするとものすごい満足感に満たされます。本を買った満足感に満たされて、本を読まずに終わってしまいます。そして、また、本を買ってしまいます。本を買うだけで満足してしまう人は一冊ずつ購入し、完読するまで本を買わないようにするといいでしょう。
本の選び方がわからない
普段、読書をしない方は、書店に行くと様々な本が並び、どの本を選んでいいのか分からない事が多いでしょう。悩みに悩んだあげく結局は本を買わない事もあると思います。最強の本を一冊と意気込むよりも、自分の興味があり読みやすい本を選ぶことをおすすめします。また、ベストセラーやサイトなどで調べた面白いと言われる本を手に取って見るのも良いでしょう。
読書の苦手や嫌いを克服する方法12選
レベルに合った本を読む
読書に苦手意識のある方は、読書のハードルを下げるとよいでしょう。最初は漫画や雑誌でもいいので、本を気楽に読む事をおすすめします。漫画でも文字を読む事に変わりはないです。雑誌でも興味のない分野だと読みづらいので、興味のある分野の雑誌を手に取ると良いでしょう。
興味関心のある分野の本を読む
読書は必ずしも小説やビジネス書でなくても良いのです。本にはさまざまなジャンルがあるので、本に慣れるまでは自分の興味があるジャンルの本を中心に読んで見ることをおすすめします。たとえばファッションに興味があるならファッション関連の本、スポーツ好きの方ならスポーツ関連の本というように、興味がある本を読む事で好きなことについての知識を深めるとともに、読書にだんだん慣れていくでしょう。
読書を習慣づける
忙しくて本が読めないという方もいるかと思います。そういう方は、本を読む時間を決めて読書を習慣化するといいでしょう。たとえば、朝起きた時に15分や寝る前に15分といったように時間を決めて本をよむと習慣化しやすくなります。また、電車やバスの通勤時間を使って本を読んだり、仕事の休憩時間に本を読んだりすきま時間に本を読むのもいいでしょう。すきま時間に本を読む際は、場所を選ばない電子書籍をうまく使う事をおすすめします。
おもしろい本を探す
これまで読書を楽しく思えなかった方は面白い本に出会えなかったからかもしれません。
多くの人が面白いと感じた口コミの評価が高い本やベストセラーを読んで見るのもおすすめです。読書に集中できなかったり、挫折したりしてしまうのは、その本に興味が持てないからではないでしょうか。また、まとめサイトなどで面白い本を調べてみてもいいでしょう。面白い本がみつかったら同じ作家を続けて読んで見ると、いつの間にか本が好きになっているかもしれません。

読書に集中しやすい環境をつくる
家で読書をしようと思っても、テレビやスマホが気になって集中できない方もいるでしょう。読書に集中できない方は、本を集中して読める環境に行ってみてはいかがでしょうか。
図書館は特におすすめです。図書館は私語厳禁ですし、周りもみな本を読んでいるので読書に集中できるでしょう。図書館以外にも公園やカフェなど自分の集中しやすい場所を探して出かけてみると、自宅よりも集中できる場所が見つかるかもしれません。
電子書籍で本を読む
紙の書籍ではなく、電子書籍を選ぶという方法もあります。電子書籍はテレビや雑誌で紹介された本を読みたくなった時、ダウンロードすればすぐ読めるのが魅力の一つです。紙の書籍よりも使い慣れたスマートフォンの方が読みやすいという方もいますし、文字の大きさも調整できるので人によっては、電子書籍の方が読みやすいという方もいるでしょう。
電子書籍は端末があればダウンロードした本の中から読みたいものを選べます。外出先でも読みたい本が読めるのえ便利です。
オーディオブックで本を読む
どうしても文字を読むのが苦手な方は、オーディオブックを活用することをおすすめします。耳から入ってくるので、文字で読むよりも頭に入りやすいでしょう。また、何かをしながら聞くこともできるので、書籍で読むよりも集中力が続きやすいといえます。最近はアプリを活用して聞くことができるので、イヤホンさえあれば場所を選ばずに、いつでも聞けることも魅力です。
映像化された作品の原作を読む
読書は苦手でも映画やドラマを見るのは好きという方も多いでしょう。お気に入りの映画やドラマがある方は、その作品の原作やノベライズを読む事をおすすめします。すでに映像化されたストーリーを見ていることでテンポよく読めますし、映像を一度見ているので文章も頭に入りやすくなります。原作を読む事で、ドラマや映画とは違った小説の魅力を気づくこともあるので読書が楽しくなるでしょう。

読んでいて退屈したら読むのをやめる
読書を読む事が慣れていない方はどうしても集中力が切れてしまいます。集中力が切れて無理して読むと退屈になり読書が面白くなくなってしまいます。読んでいて退屈になると読むのをやめるのをおすすめします。最初は5分10分しかもたなかった集中力が読書を重ねていくたびに集中力が伸びていき、読書が少しずつ楽しくなっていくでしょう。
本を丸暗記する必要はない
本を読んだ時に内容をすべて覚えるのは難しいと言えるでしょう。小説はあらすじを覚えていなくても面白いと思えれば読んだ価値があったと言えますし、ビジネス書などは、勉強になったと思えることが少しでもあれば、その本は読む価値があったと言えるでしょう。本の内容を完璧に理解するには7回繰り返し読む必要があると言われています。もし、内容をしっかり理解したい本に出会えたなら繰り返し読む事をおすすめします。
付箋を活用する
覚えて置きたいことが書いてあったのに、読み終わったら忘れてしまったということはないでしょうか?読み返しても、どこに書いてあったかなかなか見つからないということを防ぐために、気になる部分には付箋を貼っておきましょう。また、蛍光ペンを使って印をつけるのも効果的です。一回読んだ後、付箋を貼った場所や蛍光ペンで印をつけた所を、もう一度読み返すと、さらに理解が深まります。気に入った場所や心に響いた言葉は何度も読み返してみるといいでしょう。
読書の効果・メリットを把握する
読書には脳の活性化につながったり、ストレス解消になっったり、読解力がついたり、様々な効果が期待できます。読書をすると長寿の効果がでるという実験結果も出ています。仕事関係の本を読めばビジネスの場で知識を活かせます。小説は本を通して非日常体験ができ、他者への共感力も上がるでしょう。読書の効果、メリットを意識するうえで読書すると挫折する事なく続けることができるできます。読書に慣れていくと効果、メリット関係なしに読書自体が楽しくなっているでしょう。

読書の苦手克服方法のまとめ
読書には様々なメリットがあります。読書に苦手意識を持っている方も多いでしょうが、今回、紹介した方法で読書の苦手意識が払拭できれば幸いです。最初は、集中できず読む速度も遅いかと思いますが、習慣化することで徐々に改善していきます。読み続けることで、自身の運命の本と出合えれば読書好きになっているでしょう。
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