坊っちゃん文学賞受賞作品のおすすめ人気比較ランキングトップ数字です。各坊っちゃん文学賞受賞作品のあらすじや価格情報からクチコミやレビューまでを徹底的にランキング形式でご紹介!みんなが選んだおすすめの坊っちゃん文学賞受賞作品をあなたにお届けします。
おすすめの作品がいっぱい!坊っちゃん文学賞とは!?
坊っちゃん文学賞とは青春文学の登竜門として有名な、愛媛県松山市によって運営されている文学賞です。公募型の文学賞で、1989年から隔年で募集しています。
坊っちゃん文学賞受賞作品のおすすめランキング
5位:名もない花なんてものはない
~内容~
期末テストが終わった七月七日、駐輪場にとめていた自転車のスポークにアゲハの幼虫が挟まっていた。高校二年生の千花は、隣のクラスの山崎の力を借りて、幼虫を救出する。これをきっかけに山崎に惹かれていく千花。作品は、千花と友だちのナオ、小夜子、そして山崎との交流を描いていく。そして、文化祭が近づいたある日、千花は山崎から、小夜子が気になっていると告げられ、ショックのあまり学校を休んでしまう。ひと夏の女子高生の心の動きを描いた作品。「第14回坊っちゃん文学賞」大賞受賞。選考会では以下のように評された。「作者は自分の高校生の頃の間隔を思い出しながら、この作品を書いています。自転車のスポークにアゲハの幼虫が挟まっていた、という出だしのシーンはとてもみずみずしいものです。心の地層の様子が手に取るように見えます」「女子高生たちの友情物語。時代を超えて共感できる。女の子たちの繊細な感受性が描かれていた」
(「BOOK」データベースより)
価格 | 425円 |
ジャンル | 青春小説 |
出版社 | マガジンハウス |
著者 | 卯月 イツカ |
ページ数 | 53ページ |

“第14回坊ちゃん文学賞受賞作品。爽やか、とは言えないかもしれないけど、一人の女子高生から見た高校生の日常をよく捉えているなと思いました。描写やお話の展開も上手く、学生だった頃の自分も物語のなかの世界に存在しているような気持ちにさせてくれました。感銘を受けたものから身近な人や過去の人の顔を連想していく心理描写も淡い恋心もとても好みです。著者の他の作品も読んでみたい、読ませてほしいと思わせてくれる作品でした。”amazon.co.jpより
4位:ゆくとし くるとし
~内容~
年末、久しぶりに帰省すると、そこには母と、オカマがいた。そんな予想を覆す我が家の風景に違和感を覚えながらも、閉じこもりがちな感情が、明るくたくましいオカマのお姉さんと、母のいつもと変わらぬ愛で、少しずつ開いていく・・・。第9回坊ちゃん文学賞大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 510円 |
ジャンル | 青春小説 |
出版社 | マガジンハウス |
著者 | 大沼 紀子 |
ページ数 | 204ページ |

“「ゆくとしくるとし」は本当に年末年始の数日間を描いた小品。取り立てて大きな事件が起こることもなく、時間はおだやかに過ぎていく。ヒロインの母と居候をしているミカさんの人物造形が際立っていてぐいぐい読ませる。笑い声のディテールも良い感じ。私もミカさんに元気をもらって気持ちよく年を越せそうだ。書き下ろし「僕らのパレード」の方が個人的にはグッと来た。感受性豊かなイノセントが全編みなぎっていて(それが嫌味にならないバランスが絶妙)、その湯気のようなものに乗っかると大変心地よい。ページから目をそらしてふと気がつくと春の陽だまりの中にいたような。いろんなゴチャゴチャが結末に向かってふんわりと収束の気配を見せる展開も、心のビタミン剤のようにやさしく染み渡っていく。最後に本の装丁について一言。読者を限定してしまうようなものになってはいないだろうか。ちょっと残念。”amazon.co.jpより
3位:映写機カタカタ
~内容~
あの人の笑顔が見たい。だから映画を作るんだ。文句あるか!8ミリ映画の自主製作現場に飛び込んだ無鉄砲な『ぼく』と『彼女』のラヴ・ストーリー。松山市主催第5回『坊っちゃん文学賞』大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 1100円 |
ジャンル | 恋愛小説 |
出版社 | マガジンハウス |
著者 | 吉増 茂雄 |
ページ数 | 182ページ |

“大学の映画研究会のお話です。誰もが体験した、青春の甘酸っぱい思い出を蘇らせてくれる。そんな楽しい小説です。何度読んでも、胸がキューンする内容。「この本を手に取ったことが、あなたにとってのちいさなイイコトでありますように」という、著者の控えめで温かいあとがきに人柄を感じました。浮き世に紛れて、お疲れ気味の友達にプレゼントしたい、そんな一冊です。”amazon.co.jpより
2位:はさんではさんで
~内容~
もう。もう限界。でもまだちょっといける。体を痛めつけるのは、「私」の生きるための処世術。女子大生タロウが胸に閉じ込めた切なくて抗しがたいプラトニックな恋。青春小説の登竜門、第十回坊っちゃん文学賞大賞受賞の注目作。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 425円 |
ジャンル | 青春小説 |
出版社 | マガジンハウス |
著者 | 甘木 つゆこ |
ページ数 | 68ページ |

“表紙の主人公の女の子が可愛い。でもこれ、作中だと能面女設定なのに裏表紙で普通に笑ってる。いきなりの矛盾。描いた人の名前が、どこにも無いんだけどイラストは誰だ?まさか、作者が兼任?
まあ好みの絵だから、挿絵があっても良かったね。脚を出して”はさんで”って、瞬時にそういうコトかと思っちゃったよ。読み進める内、性犯罪がテーマになってるので更に予感を深めたが、実際はそんなコトまるで関係ないオハナシ。
書き下ろしの「コンビニエンス・ヒーロー」のが完成度は高かった。ヒロインが他の男の愛人だなんてね。男はあまり書かない話でしょ。何となくハッキリしない結末はいかにもこのテの小説っぽい。
総評として、かなりの良作。タイトルセンスもいい。無名すぎて検索してもマトモにヒットしないのが空しい(ナイスなタイトルも、検索では仇になってるか?)
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“amazon.co.jpより
1位:卵の緒
~内容~
僕は捨て子だ。その証拠に母さんは僕にへその緒を見せてくれない。代わりに卵の殻を見せて、僕を卵で産んだなんて言う。それでも、母さんは誰よりも僕を愛してくれる。「親子」の強く確かな絆を描く表題作。家庭の事情から、二人きりで暮らすことになった異母姉弟。初めて会う二人はぎくしゃくしていたが、やがて心を触れ合わせていく(「7’s blood」)。優しい気持ちになれる感動の作品集。
(「BOOK」データベースより)
価格 | 539円 |
ジャンル | 文芸作品 |
出版社 | 新潮社 |
著者 | 瀬尾 まいこ |
ページ数 | 216ページ |

“2作品が収録された文庫本で読んだ。
名画座で2本建てを見終わったときの脱力感、、に似てるような、そうでもないような。
1本目の「卵の緒」は読んでいても気持ちがよくて、最後まで楽しいトーンが続く作品である。2本目の「7’s blood」は主人公が高校生ということもあり、1本目よりはちょっとだけほろ苦い。
お母さん・・・どちらも、ほんとうの主人公はお母さんだと思った。1本目のお母さんも、2本目のお母さんも、子供への愛情に満ちあふれていて、ほれぼれした。
未来とか将来とかが、お母さんの愛と直接繋がっているわけじゃないけれど、愛した記憶、愛された記憶は、どっかでものを言う。それを、瀬尾まいこは「確かな繋がり」と書いた。第7回坊ちゃん文学賞を受賞した作品、心に残る作品です。
“amazon.co.jpより
坊っちゃん文学賞以外のおすすめの作品賞は?
直木賞
直木賞は、大衆文学に贈られる賞で日本で有名な賞の一つと言えるでしょう。娯楽性の高い面白い本が受賞される傾向があります。娯楽性の高い小説や本当に面白い小説を読みたい方はこの賞の受賞作を手に取ってみると良いでしょう。

芥川賞
芥川賞は純文学を対象にした文学賞で、直木賞と並び日本で最も有名な賞といえるでしょう。
芸術性や文章の美しさなどが審査の対象になります。純文学が好きな方や小説に芸術性を求める方は芥川賞受賞作品を読むのをおすすめします。

江戸川乱歩賞
江戸川乱歩賞はミステリー小説や推理小説などを対象とした賞です。ミステリー好きな方や意外性を求める方におすすめです。また、受賞後のサポートがしっかりしているのもこの賞の特徴と言えるので、気に入った作品があったら、その作家さんの他の作品を取って見るのもいいでしょう。

本屋大賞
本屋さんの書店員だけが投票して選ばれる賞です。本屋さんが選ぶ作品ですので有名無名にかかわらず、本当に面白い小説が選ばれることが多いです。作品選びに失敗したくない方や作品世界に引き込まれたい方におすすめです。

星新一賞
SFなどの「理系文学」を対象にした賞です。星新一さんがショートショートの名手だったこともあり、短編やショートショートが対象になります。SF小説が好きな方はもちろんですが、短編で読みやすいので読書慣れしていない方や読書の時間があまり取れない方におすすめです。

日本SF大賞
日本SF大賞は、1980年に日本SF作家クラブが設立した文学賞です。SFジャンルの中で、プロの作家がプロの作品を選ぶ形式の賞では初めてで、小説以外にも漫画やノンフィクションなども受賞しているのが特徴です。

すばる文学賞
「すばる文学賞」とは集英社主催の純文学の公募新人文学賞で、エンターテメイト性を兼ね備えた作品が選ばれることが多いのが特徴です。芥川賞の候補にも挙がる文学賞でもあり、注目度の高い文学賞の一つと言えるでしょう。ストーリー重視の純文学を読みたい方におすすめの賞です。

山本周五郎賞
「山本周五郎賞」は三島由紀夫賞と同時に1988年に創設されました。昭和期に大衆文学や時代歴史小説で有名な山本周五郎にちなんで、目を見張るような物語性を有する小説に贈られる文学賞です。一般には「山本賞」や「山周賞」などと呼ばれています。

日本ファンタジーノベル大賞
日本ファンタジーノベル大賞は1989年に創設された、未発表の創作ファンタジー小説を対象とした、プロ・アマを問わない公募型の文学賞です。 日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品は、新潮社から刊行されるのが特徴で、受賞作の中にはアニメ化された作品もあります。

日本ホラー小説大賞
日本ホラー小説大賞とは、株式会社KADOKAWAと一般財団法人角川文化振興財団が主催していた日本の公募新人文学賞です。1994年から2018年まで続いた文学賞で、『同じ時代を生きている全ての読者と、恐怖を通して人間の闇と光を描こうとする才能豊かな書き手のために』をコンセプトとしているのが特徴です。

坊っちゃん文学賞のおすすめまとめ
ここまでおすすめの坊っちゃん文学賞受賞作品やその他の文学賞を紹介してきましたがいかがでしたか。この記事がみなさんの小説選びの一助になっていれば幸いです。みなさんの読書生活がよりよいものになることを切に願っております。
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