本を読みたいけど忙しくて本を読む時間がないという方も多いかと思います。活字に触れるのは面倒で疲れるという方もいるでしょう。そんな方におすすめしたいのが『オーディオブック』です。『オーディオブック』は隙間時間で聞くことができ、活字で読むよりも気軽に読む事ができるでしょう。
新たな読書の形として今、注目を集めている『オーディオブック』。今回は、その『オーディオブック』について紹介していきます。
オーディオブックとは!?おすすめする理由も!
オーディオブックは目や手を使わない新しい読書として話題になっています。絵本や小説、ビジネス書など様々な内容を音声で聴くという新しい本の楽しみ方と言えるでしょう。
家でも通勤電車でも車でもランニング中など隙間時間にどこにいても本に触れられるのがオーディオブックの魅力です。
オーディオブックおすすめポイント
ながら読書で効率的に時間を使える
オーディオブックの最大のメリットは「他のことをしながら本が読めること」です。本来、読書は音楽と違って同時にほかの事ができません。オーディオブックは音楽のように聞くだけなので「ながら読書」が可能です。実際本を聴きながら歩いたり家事をしたりする事ができます。聞き流すだけでも思っている以上に頭に内容が入ってくるでしょう。一日何時間も存在する「耳のスキマ時間」が読書時間に変わるのです。
目が疲れない
現代人はパソコンやスマホなど液晶画面を見つめ、目を酷使しがちです。本を読むときに近くにある文字を見続けるため目に負担がかかりますが、「聴く本」であるオーディオブックなら目を使う事なく本を読む事が出来ます。目を閉じたり、休ませながら朗読に耳を傾けることで「読書」と「目の疲労回復」を同時に行うことも可能です。
脳トレ・速読の効果がある
オーディオブックに少し慣れてくると、もっと早く再生したいと思ってきます。そんな時は1,25倍、1.5倍、2倍,3倍など再生スピードを変えられるオーディオブックが活躍するでしょう。読書の速読と同じように「速聴」をすることができるのです。速聴は脳の機能が向上したり、文字を読むスピードも速くなったりすると言われています。速聴をすることで、紙を読む本も早く読めるようになります。
持ち運びの必要がない
オーディオブックはアプリを利用するためスマホさえ持っていれば、いつでも読む事が可能です。
紙の本だとカバンの中でかさばりますし、分厚い本だと重いですが、オーディオブックはそんなことはありません。アプリの中に購入した本がすべて入っていますので、数多くの本をアプリ一つで持ち運ぶことが可能なのです。
本棚がいらない
オーディオブックは購入した本をアプリ内に保管することができます。紙の本だと本を買えば買うほど保管場所に困りますが、オーディオブックだとかさばることがなく本を保管することができます。オーディオブックが購入した本の全てがアプリ内に入りますので、どこにいても本棚を持ち歩いているのと同じ状態になります。
操作が簡単
オーディオブックは音楽を聞くときのようにアプリの再生ボタンを押すだけで読書ができる手軽さも魅力です。オーディオブックを使ったことない方は、難しい操作があると思いがちですが誰でもできる簡単な操作です。本を開くのが億劫な時でもスマホでボタン一つで簡単に再生できるうえ、音楽を聴くように気楽に人気の本を楽しめます。
手を使わずに読書ができる
両手が開いた状態で、本が読める解放感は思ったよりも快感で「身体が軽くなる感覚」を感じるでしょう。両手が解放されますので、読書と別の事ができるのも魅力です。また、紙の本とは違いリュックがカバンの物が増えないため実際に荷物も少なくなります。自宅では紙の本、通勤や出かける時はオーディオブックというような使い分けもおすすめです。
新しい本との出会いがある
紙の本だと難しそうな本でも、聞き流せるだけで読めるオーディオブックならば、そのような本でもチャレンジしてみようと思えるでしょう。目で見るよりも耳で聞く方が頭に入りやすいですし、難しい文章だと眠くなることもありますが、オーディオブックだとそのような事も少なくなります。紙の本だと手が出しにくい本でもオーディオブックだと挑戦するきっかけを与えることができるのです。
オーディオブックのおすすめできないポイント
書籍数が限られている
オーディオブックは電子書籍のアプリと比べて書籍数が限られているのがデメリットの一つです。
元々、紙の本からオーディオブックを作るので紙の本よりどうしても数が少なくなるのです。書籍数が数百冊しかないアプリもあれば、何万冊もあるアプリもあり、かなりばらつきがあります。そのためできるだけ書籍数の多いアプリを選ぶのがおすすめです。
飛ばしながら読むのに適さない
オーディオブックは一から十まで音声が流れますので、飛ばしながら読む事に向いていません。早送りすることもできますが、紙の本のように内容を目で見る事が出来ないので飛ばし読みは難しいと言えるでしょう。アプリによっては各章で区切られているアプリもあるので、そういうアプリを選ぶと紙の本ほどではないにしろ飛ばし読みが比較的やりやすいでしょう。
読む方が理解しやすい人もいる
紙の本を習慣的に読まれている方はオーディオブックに違和感を感じる人もいるでしょう。視覚で読む感覚が慣れているので、聴覚では頭に入らない方もいます。オーディオブックはいつでもどこでも聴くことができるというメリットがある反面、紙の本のような読んでいる感覚が薄くなるのかもしれません。オーディオブックには無料で聞けるアプリもありますし、最初の1冊や最初の1ヶ月など無料サービスがあるアプリもありますので、そういうサービスを使ってオーディオブックが合うかどうか試してみるといいでしょう。
オーディオブックのおすすめの選び方
プランで選ぶ
オーディオブックには聞き放題プランがあるアプリもあります。月額料金さえ払えば追加料金なしで数多くの本を聴ける点が魅力なプランです。価格も単品で買うよりもかなり安くなるので、様々なジャンルを読み多くの本を聴かれる方は聞き放題プランをおすすめします。聴き放題プランは新刊など聴き放題プランに入らない本があるのがデメリットです。新刊や自分の好きな本を選びたい方は読み放題ではなく単品で買うのをおすすめします。
ラインナップで選ぶ
オーディオブックはアプリによってラインナップにばらつきがあります。元々、オーディオブック自体が数が少ないのでラインナップが揃っているアプリを選ぶのがおすすめです。また小説に特化したアプリや声優さんが声をあてたアプリもあるので自分の好みに合ったアプリを探すのもいいでしょう。
機能で選ぶ
スピード調節機能
オーディオブックはスピード調整機能がついているのがほとんどです。速度を早くすることで読書時間も短縮できますし、速聴によって脳を活性化することもできます。逆にスピードを遅くしてゆっくり聴くことも可能です。スピード調整機能はオーディオブックの魅力の一つといえるでしょう。
バックグラウンド再生機能
バッググラウンド再生とはオーディオブックのアプリを使用中にスマホがスリープ状態になったり、他のアプリを同時に使用したりしても音声が流れる機能です。ネットサーフィンをしたりSNSをしたりしながら、読書ができます。かなり便利な機能なのでバックグラウンド再生機能のあるアプリを選ぶのをおすすめします。
お試しコンテンツの有無で選ぶ
オーディオブックには様々なお試しコンテンツのあるアプリが多くあります。無料期間や一冊無料キャンペーンなどサービスの内容は様々です。初めてオーディオブックを利用される方は無料期間を使っていくつか比較してしてみるのがおすすめです。人によっては、オーディオブックが合わないという方もいますので、初めてオーディオブックを利用される方はお試しコンテンツを利用するといいでしょう。期間限定のキャンペーン等もあるので公式サイトの情報は要チェックです
アプリの使いやすさで選ぶ
ここ最近ではオーディオブックの様々なアプリが出てきています。口コミを見ると「検索がしにくい」「アプリが改善されて使いやすくなった」など、実際の利用者の声を聴くことができるので、ダウンロード前に口コミをチェックするのがおすすめです。
オーディオブックのおすすめの利用シーン
通勤・通学中
歩いている時や電車、バス、車の中など、耳から読書できる時間はたくさんあります。紙の本だと読めない場面でもオーディオブックだとイヤホンだけつけていれば読めるというのがオーディオブックの魅力といるでしょう。通勤はほぼ毎日行いますので良い読書習慣になるでしょう。
就寝前
読書の効果の一つとして気持ちを落ち着かせる効果があります。オーディオブックはタイマーを設定できるので、朗読を聞いて落ちついた気持ちで眠りに入ることができます。睡眠前に知識を入れると記憶に残りやすいと言われています。知識系の本を睡眠前に聞けば、より記憶に残りやすいメリットもあります。
ランニング中
通常、ランニング中に読書は不可能です。その不可能を可能にするのがオーディオブックです。ランニング中に音楽を聴く方は多いですが、同じ感覚で読書を楽しむことができるでしょう。また身体を動かしながら身体も頭脳も同時に鍛えられ、計り知れない充実感が味わえます。
トレーニング中
トレーニング中でもオーディオブックを使って本を読む事は可能です。身体を鍛えながら知識も入れる事が出来ます。特におすすめなのはランニングマシンやジョギングマシンなど長時間するトレーニングに利用するのがおすすめです。読書の世界に入り込んで、時間を忘れてトレーニングする事ができるでしょう。
おすすめのオーディオブック2選
Audible(オーディブル)
利用料金
オーディブルは一冊ずつ購入していくタイプです。月額1500円で一冊分聴ける1コインがもらえます。コインがない場合は1冊3000円~3500円ほどで単品購入できます。また、最初の1冊分を無料で聞くことができるのも魅力です。
ラインナップ
オーディブルは和書のみで約1万2千冊、洋書を含めると40万冊以上揃っておりオーディオブックのアプリとしては最大規模の書籍数を有しています。ジャンルはビジネス書が特に網羅していますが、文芸書、絵本・児童書のオーディオブックまで充実しています。オーディブルはamazonが提供しているサービスなので、人気本のランキングやamazonならではのカスタマレビューを見ることができるのも魅力です。
機能
オーディブルは再生箇所でブックマークをすることができ、あとで保存したところから再生可能です。紙の読書でいうところの付箋を貼る感覚に近いでしょう。聴く速度も0,5倍から3,5倍速で10段階で調整が可能です。また、購入した作品ならば解約後もすべて聞くことができます。
audiobook.jp(オーディオブックドットジェーピー)
利用料金
audiobook.jpは、毎月750円で聴き放題対象のオーディオブックが無制限に聴けるプランが魅力的です。とにかくたくさん聴きたい方はオーディオブックドットジェービーの聞き放題プランがおすすめです。単品購入も可能で単品だと1600円~2500円程度で購入できます。また最初の30日間は無料で聴き放題プランを利用ができるプランです。
ラインナップ
audiobook.jpの書籍数は1万冊、聴き放題以外の書籍を含めると約3万冊を有しています。ジャンルも絵本からビジネス書まで様々な種類があります。「心と体を整える」や「この春、マネージャーになる方へ」といったような時期に合わせたカテゴリー分けや、「寝る前」「家事中」「通勤中」などシーンに併せておすすめ作品を紹介していたり、面白く独特なカテゴリー分けをしているのも特徴です。「メンタリストDaigoのおすすめオーディオブック」など自己啓発やモチベーション向上に役立つユニークなコンテンツもあります。
機能
audiobook.jpは作品全体を「お気に入り」として保存可能することができます。
倍速機能は0.5倍から4倍速まで変更可能です。変更幅もかなり細かく変更可能で0.1倍刻みで変更が可能です。パソコンで利用する場合は「mp3ファイル」をダウンロード可能なので、一般ファイルと同じように使え、好きなプレイヤーで聞いたり、CDに焼くこともできます
また単品作品は割引セールがあることもあります。
オーディオブックのおすすめまとめ
今回は『オーディオブック』について紹介していきました。今回の紹介でオーディオブックに興味を持って頂いたら、無料キャンペーンを使って試してみるといいでしょう。集中して読みたい時は紙の本、ながら読書する時は、オーディオブックを聴いたりと状況に応じて併用する事をおすすめします。これからも注目を集め、出版数も増えてくるであろうオーディオブック。紙の本に慣れ親しんだ方も一度手に取ってみるといいでしょう。
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